元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#53:ルドルフ・シェンカー(Rudolf Schenker)

2010年06月29日 | 魂のギタリスト聖典
ハードロック/ヘヴィメタル界でドイツとは有能なバンド量産国と
して知られています。

「ハロウィン」が爆発的な人気後は現メロパワ/メロスピ系は
「ジャーマン・メタル」と総称されていました。「ハロウィン」
系列で「ガンマ・レイ」「ブラインド・ガーディアン」人気も
2バス系人気の後押しをしました。

「ジーノ」「フェア・ウォーニング」「アット・ヴァンス」
「ランニング・ワイルド」「ピンク・クリーム69」
「デストラクション」「レイジ」「ヘヴンズ・ゲイト」
「エドガイ」「アイアン・セイヴァー」「ラムシュタイン」などなど
ドイツのバンドは息を飲むほど素晴らしいバンドが多いです。

そのドイツのハードロック/ヘヴィメタルが、世界の音楽シーンへと
切り込むキッカケになったのは「スコーピオンズ」と「アクセプト」
です。

その「スコーピオンズ」のリーダーで、リズムギタリストが「ルドルフ・
シェンカー」です。スーパーギタリスト「マイケル・シェンカー」の兄
との枕詞をつけた方がわかり易いかもしれません。

「スコーピオンズ」のリードギターは、「マイケル・シェンカー」
「ウリ・ジョン・ロート」「マティアス・ヤプス」と、テクニカル・
ギタリストと語られる事が多いけど、それに比べバッキングに徹する
「ルドルフ・シェンカー」は地味なイメージです。

でも、「ルドルフ・シェンカー」の作った曲と、あのバッキングがあり
「スコーピオンズ」です。

僕は、高校時代に「スコーピオンズ」のCDを買い、あまりピンと来な
かったので、その後、聴こうともしませんでした。

しかし、COZYさんという音楽愛好家に出会い「スコーピオンズ」を
聴かせて頂き改心しました。特に「モーメント・オブ・グローリー」は
衝撃的な作品でした。ダイナミックで進化した「スコーピオンズ」サウンドに
ぶっ飛びました。

ギタリストとしての姿勢や、性格も「シェンカー兄弟」は違うようですね。

#52:ジェームズ・ヘッドフィールド&カーク・ハメット

2009年12月02日 | 魂のギタリスト聖典
「ヘヴィメタル」って何?って聞かれたら、とりあえず
「メタリカ」の「ブラック・アルバム」を聞かせれば
納得して貰えるでしょう。



ザクザクしたひたすらダウンピッキングのギターリフの刻み、
速弾きギター、速い曲、重い曲、野太い歌声など、「メタリカ」
以降のヘヴィメタルに多大な影響を与え、スラッシュ・メタル
というジャンル化しました。

ヘヴィメタルが一部のマニア音楽である世界から、メジャーシー
ンへと押し上げました。グラミー賞を2回獲得した事により、
「メタリカ」の地位を不動のものにしました。

同時期のLAメタルが、女性ファンを多く獲得したのに対し、
「メタリカ」の硬派な男臭さは男性を魅了しました。

「ジェイムズ・ヘッド・フィールド」のギターは、徹底した
ダウンストロークで、驚異的な速さでリフを刻み、ヘヴィメタル
ハードコアのギタリストからも度々ぜっさんされました。

「カーク・ハメット」のギターは、シンプル&ストレートで、
余計な事をやりすぎない「メタリカ」に合ったギターです。
ワウを多用するのも「カーク・ハメット」スタイルです。

#51:ランディ・ローズ(Randy Rhoads)

2009年12月02日 | 魂のギタリスト聖典
ランディ・ローズは、15歳でギター講師に成り、数年後
「クワイエット・ライオット」でデビューしました。しかも、
日本のみのデビューでした。でも、アマチュアでも本国アメリカ
での「クワイエット・ライオット」人気は高く、ライブは満席で
「クワイエット・ライオット」のアメリカデビューを目指しながら
ギター講師とギタリスト2足のわらじで活動していました。

「オジー・オズボーン」はソロ活動の為、ギタリストを探していて
「ランディ・ローズ」は乗り気じゃなかったが、オーディションを
受けると、ルックス、オーラなどで、殆どギターを弾かないうちに
加入が決定した。

ランディ・ローズは講師時代に、生徒に色々教える為に、練習に励み
特にクラシックギターを熱心に勉強し、エレキギターに転用した。
そのクラシカル・スタイルこそが、ランディ・ローズのトレードマーク
になりました。「リッチー・ブラックモア」「マイケル・シェンカー」
「ウルリッヒー・ロート」(ウリ・ジョン・ロート)よりも、より
クラシカルなロック世界を創出しました。

若干25歳で他界したものの、その意思は多くのギタリストにより
引き継がれ、「ランディ・ローズ」の偉業は永年語りつがれる事
でしょう。

#50:スティーヴ・ハウ(Steve Howe )

2009年12月02日 | 魂のギタリスト聖典
僕のプログレッシブ・ロック入り口は「イエス」でした。




中学1年生の頃、「EL&P]「エッグ」「キング・クリムゾン」
「ジェネシス」「グル・グル」「ピンク・フロイド」「カンサス」
「フランク・ザッパ」とかプログレッシブ・ロックの主要バンドを
聴き漁ったものの、あまりピンとこなく最初から気に入ったのは
「ジェスロ・タル」と「イエス」ぐらいでした。

僕が、当時聴いていたAMのRKBラジオ「足達ヒデヤのHiHiHi」
のメインパーソナリティ、足達ヒデヤが、熱狂的なプログレ・マニア
で足達自身も「タケノウチ・カルテット」というバンドをやっておられ
ました。その、足達ヒデヤに、僕はインスパイアされまくり、足達が
好きな物を、僕も好きに成りたいと思い、足達オススメの小説家
「松本清張」「清水義則」を僕が熱狂的に好きなのも、そういった理由
です。

で、プログレを好きに成りたかったものの、未熟な当時の僕には前衛的や
実験的な音楽が理解できませんでした。

近年、ネオクラシック・ヘヴィ・メタルから派生した、シンフォニク・
メタルが流行っていますが、「イエス」は1970年にはシンフィニック
とロックの融合を極めていました。アルバム「海洋地形学の物語」の
幻想世界の金字塔を打ち立てました。

「スティーヴ・ハウ」は、従来のロック演奏に捉われない、多彩な奏法で
ロックギター界の奏法テクニックを飛躍的に広げました。トラッド、
クラシック、フラメンコ、カントリーの奏法がロック界に普及したのは
「スティーヴ・ハウ」の功績です。

そして、「イエス」「キング・クリムゾン」「UK]「EL&P」
の融合型スーパーバンド「エイジア」により、全米No.1、
全英No.1を獲得しました。

#49:トーマス・ブルグ(Thomas Blug)

2009年11月26日 | 魂のギタリスト聖典



上手いギタリストは沢山いますが、心に響き、深い感動へと導いて
くれるギタリストと言うと、そう多くないです。

当店に何度から来店して頂いたパールさんがお薦めという事で、
「トーマス・ブルグ」のCDを頂きました。

「トーマス・ブルグ」は、僕が「エリック・ジョンソン」の音源に
出会って以来の感動を与えてくれました。

テクニカルな演奏から、情感たっぷりなエモーショナルな演奏まで
聴かせてくれて、演奏もさることながら、楽曲クオリティが高く、
音楽性の幅の広さも魅力的です。

日本でマイナーなのが不思議でならないです。

「トーマス・ブルグ」は、昨日も「ヒュースアンドゲトナー」のゲストで
福岡にてライブをされ、福岡が誇るギタリスト「タクロー」さんと競演
されています。

ドイツ人である事や、ストラトキャスター奏者である以外は、あまりにも
情報が少なすぎますが、音楽界屈指の名ギタリストである事は間違いない
です。

#48:ニール・ショーン(Neal Schon)

2009年10月15日 | 魂のギタリスト聖典
「ニール・ショーン」は「ジャーニー」のギタリストです。

「ニール・ショーン」はギターを初めて5年後の15歳で
「カルロス・サンタナ」から見出され、16歳で「サンタナ」
のリズムギターに抜擢され、一躍有名ギタリストの仲間入り
をしました。

産業ロック一番の成功バンド「ジャーニー」を結成し、同時進行
で「ショーン&ハマー」「HSAS」などに参加し、「ジャーニー」解散後
も「バッド・イングリッシュ 」ソロ、「ハードライン」「ポール・ロジャー
ス」「マイケル・ボルトン」他、数々のセッションギタリストとして多忙な
活動をしていました。

1996年、「ジャーニー」復活後、メンバーを何度も入れ替えしながらも、
いまだ高い人気を誇っています。

「ニール・ショーン」は、出るとこ、引く所を弁えていて、主張しすぎず、
ダイナミックさやテクニカルさを控えながら、歌心溢れる感情こもった
メロディアスなラインをエモーショナルに奏でます。そういった安定した
確かなプレーゆえ、数多くのセッション依頼が絶えません。

歌ものの楽曲に同化した演奏ゆえ、ロックファンのみならず、AOR界でも
高い評価を得続けています。

「ニール・ショーン」の、洗練されたヨーロピアンサウンドと、アメリカン
な泥臭きブルージーさを兼ね備えた二面性に魅力を感じます。

#47:ヤニ・リマタイネン( jani liimatainen )

2009年10月09日 | 魂のギタリスト聖典
90年代、日本ではネオ・クラシック・ヘヴィメタルの人気が
根強くあり、世界中のネオクラシック系バンドは日本を最大
マーケットにしていました。

しかし、ヘヴィメタル界の主流は、「パンテラ」「ニルバーナ」から
派生したモダン・ヘヴィネス勢力が占め、「イングヴェイ」フォロアー
との批判も多いネオ・クラシックは一時的は存在感が薄れていきました。

90年代初頭に、超絶ギターブームは、一旦勢いを無くしたものの、
、「シンフォニーX]「ストラトヴァリウス」「ロイヤルハント」
「アングラ」「ラビリンス」などニューカマーや、ベテラン
「ヴィニー・ムーア」「イングヴェイ・マルムスティーン」
「インペリテリ」の活躍や、「ハロウィン」「ガンマレイ」
「ブラインド・ガーディアン」などジャーマン系により、
モダンヘヴィネスとの共存でシーンを支えました。

しかし、シーンは新しいサウンドを求める傾向にあり、90年代末には
80年代からのネオクラシックは、早くも廃れた、過去の音楽との
傾向に成りつつありました。

その救世主になったのが「ソナタ・アークティカ」です。

「ソナタ・アークティカ」のギタリストが「ヤニ・リマタイネン」です。

衰退傾向にあったネオ・クラシックが「ソナタ・アークティカ」により
再度沸きました。

「ヤニ・リマタイネン」は、「イングヴェイ・マルムスティーン」に衝撃
を受け、「ストラトヴァリウス」「ロイヤルハント」「ドリームシアター」
を練習する日々で、19歳にしてシーンの代表格に成りました。

「ストラトヴァリウス」「ソナタ・アークティカ」「ドラゴン・フォース」
らにより、ネオクラシックヘヴィメタルは、メロディック・スピードメタル
やシンフォニックメタルとし、ヘヴィメタル界の新時代の幕開けになりまし
た。

「ブラック・メタル」や「メロディック・デスメタル」も、メロディック
スピードメタル、パワーメタル、シンフォニクメタルと、互いに刺激し合い
共存共栄をしました。

90年代中期から、ハードロック/ヘヴィメタル氷河期と言われものの、
雪解けをし、若い層の関心を再度集める音楽に成りました。

「ヤニ・リマタイネン」のギターテクニックは、勿論、一級品ですが、
ギターのテクニックをうんぬん言うより、彼が作り出す楽曲や
後の時代を築いた功績の偉大さを評価すべきです。

#46:ポール・コゾフ(Paul Kossoff )

2009年10月09日 | 魂のギタリスト聖典
流行、廃りと関係ない普遍的なオーソドックスなスタイルの
ロックはいつ聴いても良いものです。

アグレッシブなものや、スピードチューンや、超絶技巧、前衛的
など強烈な刺激的サウンドも好きだけど、時には音数少ない、
シンプルなものを体が欲します。

そんな時に、聞きたくなるのが「フリー」です。

その、「フリー」のギタリストが「ポール・コゾフ」で、
泣きまくるギターに定評あります。

「ピーター・グリーン」「ジミ・ヘンドリックス」「ジェフ・ベック」
「エリック・クラプトン」を必死で完コピし、「フリー」でデビュー間も
なく、同業者ギタリスト達からの高評価を受け、2ndアルバムから
セールス的な成功も掴んだ。

ライブで顔をしかめて、必死に内面をギターに投影しているかのような、
表情も含め評価された。

無駄を削ぎ落とし、脚色なしの裸のサウンドを追求した姿勢に脱帽です。




#45:アレキシ・ライホ(alexi laiho)

2009年10月07日 | 魂のギタリスト聖典
近年、フィンランドのギタリストは熱い!!
「ストラトヴァリウス」の「ティモ・トルキ」以降、
「ナイト・ウィッシュ」の「エンプ・ヴオリネン」や、
「ソナタ・アークティカ」の「ヤニ・リマタイネン」
「ローディー」の「エイメン」など、ヘヴィメタル界の
代表格に成っています。

ゴシックメタル、シンフォニックメタル、ネオクラシック
ヘヴィメタル、メロディックデスメタル、メタルコア、
トラディショナル・メロディック・デスメタル、
メランコリックメタル、メロディック・パワーメタル、
の有能なバンドを続々生み出しています。

近年、「アングラ」「イン・フレームス」「ソウル・フライ」と
ブラジルのヘヴィメタルも熱いけど、ブラジル国内での
「ストラトヴァリウス」の大ヒット無くして、今のブラジル
ヘヴィメタルの流れは無かったと思います。

ノルウェーの極悪さを売りにしたブラックメタル系と比べると、
フィンランドのバンドは哀愁、美旋律系のバンドが多い気がします。

90年代後期フィンランドから「チルドレン・オブ・ボドム」が
出た事で、ヘヴィメタルシーンは一気にメロディアス・ヘヴィメタル
が染めつくしました。

今までデスメタルに否定的で、デスメタルをゴミ扱いしたジャーナリスト
や、評論家や、リスナーは、ようやく分かるデスメタルという事で興味を
示しました。

その革命的「チルドレン・オブ・ボドム」のギター兼ボーカリストが、
「アレキシ・ライホ」です。

クラシカルないわゆるクサメタル系北欧バンドは、80年代~90年代
日本では人気があったものの、ネオクラシックにも陰りが見えかけた頃
強烈な重さ、激しさとシンフォニックな旋律を取り入れた「チルドレン・
オブ・ボドム」は、日本人のハートも鷲づかみにしました。

80年代の超絶技巧派ギタリスト愛好家も、ニヤリとするような速弾き
の嵐的な心地よさに惹かれました。

90年代のヘヴィメタル氷河期から、新時代ヘヴィメタルに変貌した頃、
グランジ、オルタナティブ、ラップ、ヒップホップ、メロコア、ハード
コアを融合したヘヴィメタルが主流になり「俺達が愛したヘヴィメタル
はこんなんじゃ無い」と多くの人々がヘヴィメタルを離れました。
ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」編集長・社長も製作者と読者の
世代・趣向ギャップに苦しみ退任しました。

でも、ようやく、かつての70年代、80年代ヘヴィメタル好きにも
分かる、現代のヘヴィメタルが続々登場しました。

要するに、正統派、王道、直球の美学に若いバンドも目覚め、古典音楽
から継承されるドラマチックな展開の感動と、スリリングな緊張感張り
詰める興奮を「チルドレン・オブ・ボドム」は具現化してくれました。

僕たち世代(現31歳)もですし、僕達より上の世代には、頑なに、
自分が学生時代に夢中だったハードロック/ヘヴィメタルこそ最高で
黄金期であり現代は衰退しきって聴けたものじゃないと思い込んでいる
人も少なく無いですが、過去同様に現代にも理解しがたいヘヴィメタル
はいるものの、現代風に過去の財産を進化・発展させているバンドも
少なからずいます。

#44:リッチー・サンボラ(Richie Sambora)

2009年10月07日 | 魂のギタリスト聖典
言わずと知れたモンスターバンド「ボン・ジョヴィ」のギタリストです。

女優「ヘザー・ロックリア」(元トミー・リーの妻)との結婚でも話題
になりましたが、2007年に離婚しました。近年は、アルコール中毒、
飲酒運転で逮捕、「チャーリー・シーン」の奥さん「デニス・リチャーズ」
との浮気、リハビリ施設入所などのゴシップネタが絶えませんが、そんな
事はさておき、ミュージシャンとしては最高のナイスガイです。

ビートルズ、ブルース・スプリングスティーン、ローリング・ストーンズ、
レッド・ツェッペリン、フリー、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、
ジミ・ヘンドリックス、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、
ディープ・パープルなどから影響を受けた。

音楽好き一家であった事から、幼少期からピアノやアコーディオンを弾き、
学校のブラスバンドではサックスやトランペットもやっていました。

ギターを始めて僅かな期間で上達し、高校時代にはプロのスタジオミュー
ジシャンの仕事も始めました。ロック、ポップス、ジャズ、ブルース、
カントリー、クラシックなど依頼の音は何でも出来たオールマイティ
ギタリストでした。

大学は音楽を専攻し、専門的に学びながら、スタジオワークで様々な
ジャンルにも触れていました。次第に、自分のバンドをやりたい欲が
出て、クラブバンドをいくつか渡り歩き、対バンしていた「ボン・ジョヴィ」
に衝撃を受け、そのまま加入しました。

「ボン・ジョヴィ」のデビュー曲「ランナウェイ」は、「リッチー・サンボラ」
は参加していない・・・。

「リッチー・サンボラ」はスーパーギタリストではないが、超絶技巧を持ち
ながらも、やらない。あくまで歌モノの一部としての存在で、サポートバンド
ギタリスト的なスタンスで主張しすぎない所が魅力でもあります。長年培った
スタジオミュージシャン時代の経験が影響していると思います。

でも、さり気無く見せる、ボックスドインのペンタトニックプレーや、
泣きのフレーズや、歯切れのいいカッティングなどセンスの光るプレーが
魅力的です。

しかも、「ジョン・ボンジョヴィ」の枯れた渋い声に対し、「リッチー・
サンボラ」の伸びやかで、深い、ソウルフルな歌声があっての「ボン・
ジョヴィ」です。「リッチー・サンボラ」がソロ作品2作だけってのが
惜しいです。

機材も、曲も、演奏も、オーソドックスであるという王道を貫く姿勢が
カッコイイです。ルックスもクールです。


#43:エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Adrian Vandenberg)

2009年07月14日 | 魂のギタリスト聖典
エイドリアーーーーン!!エイドリアーーーーン!!

映画「ロッキー」の絶叫以外に、「エイドリアン」と言うと、
皆さんご存知の「エイドリアン・ヴァンデンバーグ」ですね?

え?知らない?

では、多彩な貴公子「エイドリアン・ヴァンデンバーグ」に
ついてお話しますね。

「マウンテン」の「レスリー・ウェスト」の熱狂的信者であった
「エイドリアン・ヴァンデンバーグ」が、アマチュア・バンドを
やりながらスタジオ・ミュージシャンでプロキャリアも積みました。

「シン・リジー」オーディション、「ホワイトスネイク」オーディション
に相次いで落選し、「ヴァンデンバーグ」を結成しました。

オランダのバンドとしては珍しく、日本やアメリカでも大ヒットし、
念願の「ホワイトスネイク」からも加入依頼があり、「ヴァンデンバーグ」
を解散しました。

しかし、加入時、「ジョン・サイクス」のギタープレーを、MTV用の
ビデオクリップで演奏するフリをする屈辱や、「エイドリアン・
ヴァンデンバーグ」が丹精こめて作った「ホワイトスネイク」の曲を
「スティーヴ・ヴァイ」が勝手にアレンジしまくったりで、酷い扱われ
用でした。ようやく「ホワイトスネイク」作品で「エイドリアン・
ヴァンデンバーグ」が本領発揮出来ると思った頃、「デイヴッド・カバー
デール」が「ジミー・ペイジ」に誘われ、「ホワイトスネイク」が解散し
ました。

「エイドリアン・ヴァンデンバーグ」は「マデッィク・エデン」を結成
し、「マデッィ・エデン」を活動基盤にしようと思った矢先、またもや
「ホワイトスネイク」から加入要請があり、あっさり「マデエィク・エデン」
解散。

そして、「ホワイトスネイク」で、とことん渋く円熟味溢れるギタープレー
で、それまでの「エイドリアン・ヴァンデンバーグ」の速弾き、テクニカル
イメージを払拭し、新たなファン層を拡大しました。

#42:ザック・ワイルド(Zakk Wylde)

2009年07月14日 | 魂のギタリスト聖典
最近、「オジー・スボーン」から「ザック・ワイルド」脱退の
ニュースが流れてきました。変化を求めた「オジー・オズボーン」
の一方的な雑誌でのインタビューから飛び火したスクープですが、
まだ事実上どうなるのかは分かりません。

今、再び「ザック・ワイルド」とは、どのようなギターヒーロー
なのか書いてみたいと思います。

「ザック・ワイルド」は、ニュージャージ州生まれで、8歳で
ギターを始めるが、すぐに飽きてしまい止めた。でも、14歳
からリーロイ・ライトの元で本格的にギターレッスンを受けた。
そのころ「ブラック・サバス」に熱狂していて、「ブラック・サバス」
「アル・ディ・メオラ」「ジョン・マクラフリン」を完コピし、
ジャズやクラシックの音楽理論を学んだ時期もあるようです。

「ビリー・ボギンズ」や「フランク・マリノ」の音楽に出会い、
ブルースに感化され、同時に「スティーヴ・モーズ」や「エリック・
ジョンソン」の多彩なオールマイティプレーにもインスパイアされ
ました。

「ザック・ワイルド」のブルースやカントリーベースの演奏スタイルは
リーロイ・ライトのレッスン時代に培ったようです。

「ザック・ワイルド」は、セッションバンド時代は「ランディ・ローズ」
に憧れていました。運よく「オジー・オズボーン」のドラマー「ランディ・
カスティロ」と知り合い、「オジー・オズボーン」オーディションを受け、
即合格しました。

時代がギター戦国時代に陰りが見えかけた頃で、クラシカル&速弾きが
全盛期の煌びやかさを失いかけていた時だけに、新人で大物の風格ある
図太いサウンドと「ピッキング・ハーモニックス」、金髪で甘いマスク、
ワイルドな男の色気など一気に人気急上昇しました。サザンロックスタイル
とペンタトニックスケールというスタンダードなオールドスタイルでありな
がらヘヴィにプレーし、「オジー・オズボーン」でも数々の名曲を作曲し
「オジー」「ザック」と持ちつ、持たれつの良関係ながら、今回、2度目の
解雇になってしまいました。

余談ですが「ザック・ワイルド」は「サッポロ・ビール」「黒ラベル」の
愛飲家です。ライブ中もビールをガブガブ飲んでいます。
ちなみに、「イングヴェイ・マルムスティーン」は、
「アサヒビール」の「スーパードライ」の愛飲家です。




#41:グレン・ティプトン&K.K.ダウニング

2009年06月30日 | 魂のギタリスト聖典
言わずと知れた「ジューダス・プリースト」の
ツインリードギター最強コンビです。

「ジューダス・プリースト」は、ファッションも
パフォーマンス面でも、ヘヴィメタル定義を示した
ヘヴィメタル教科書バンドです。

でも、やはり、サウンド、ソングライティング、
テクニックの魅力は計り知れないです。
パワー&ストレートで、理屈抜きのカッコ良さです。

2人とも、ギターヒーローとし名を馳せる野望は無く、
「ジューダス・プリースト」としてのバンドサウンド
としての役割を担い、「ジューダス・プリースト」の
中で自分のスタイルを表現しています。

ダイナミックなリフの数々は、ライブで観客がノリ
まくるのを想定してるかのような躍動感です。

メンバー各人が、一音一音を大切にしているのが分かり、
とことん正統派で、ピュアメタルの王道を突き進み、
ヘヴィメタルのエキサイティングさとインパクトを
直球で伝える、熱きサウンドこそ「メタル・ゴッド」
です。

#40:ジョン・サイクス(John James Sykes)

2009年05月24日 | 魂のギタリスト聖典
「レスポールの貴公子」という呼び名がつくほど、「ジョン・サイクス」
は、黒のレスポールカスタムが似合っています。

ハードゲイジ&ハムバッカーの図太いサウンドは男臭さと、情熱的な
エモーショナルさがあります。

オーソドックススタイルを継承し続けていて、流行や、新技法に
左右されず、自分の音楽からブレない一貫性が職人気質で魅力的です。

「シン・リジー」「ホワイトスネイク」など大物バンドに加入時も、
そのバンドの歴史上最高峰の実績を上げた立役者です。「ジョン・サイクス」
は演奏家として以上に、ソングライターとしての才能がズバ抜けています。

また、自身のバンド「ブルー・マーダー」や「サイクス」では、ボーカリスト
としての高い能力も披露しました。しかし、大物バンドで上げた頃のような
大手柄には成らず、多少は売れたバンドとし聴き流されました。
「ブルー・マーダー」も「サイクス」も、もっと評価されるべきバンドでし
たが、ギター戦国時代~ハードロック氷河期と、スタンダードなハードロック
が求められていなかった時代の風当たりも強かったと思います。


#39:チアゴ・デラ・ヴェガ(Tiago Della Vega)

2009年03月03日 | 魂のギタリスト聖典
「クリス・インペリテリ」の記録を塗り替え、現ギネスブック
に「世界最速ギタリスト」と紹介されているのが、
「チアゴ・デラ・ヴェガ」です。

1秒間に38回のオルタイネイトピッキングという驚異的な
速弾きをしています。

ただ速いだけでは無く、「クリス・インペリテリ」同様に
テクニックの幅も広く、エモーショナルな演奏も得意らしいです。

「バーニング・イン・ヘル」というバンドで活躍中です。