元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#38:ティモ・トルキ(Timo Tolkki )

2008年11月27日 | 魂のギタリスト聖典
「イングヴェイ・マルムスティーン」からも「俺の真似だ」と、
バッシングされ、メタル雑誌からも「イングヴェイ」フォロアーのレッテルを
貼られたネオクラシック・ヘヴィ・メタル・バンド「ストラトヴァリウス」
のギタリストが「ティモ・トルキ」です。

後のシンフォニックメタルやメロディックパワーメタル等のヘヴィメタル界
の流れは「ロイヤルハント」「シンフォニーX]と並び「ストラトヴァリウス」
が作りました。

「ストラトヴァリウス」は、ヨーロッパでは絶大な人気を誇り、日本でも
一時代を築きました。

半年前ぐらいヘヴィメタルマニアのクイズ番組をやっていましたが、年間
1000枚ぐらいのヘヴィメタルCDを買っている、ヘヴィメタルを知り
尽くした男が、一番好きなバンドとし「ストラトヴァリウス」を挙げていま
した。

10年前ぐらい、福岡在住で熱いヘヴィメタルサイトを運営されていた、
豹柄ミニスカのファンキーな女性が最も熱を上げていたバンドも「ストラ
トヴァリウス」で、彼女から色々「ストラトヴァリウス」の事を教えて
頂き、僕も「ストラトヴァリウス」ファンに成りました。

確かに「リッチー・ブラックモア」が火種をおこし、「イングヴェイ・
マルムスティーン」によりブームをよんだ、ネオクラシック路線ですが、
ジャーナリスト達が言うほど「イングヴェイ」色は強くないと思います。

「ティモ・トルキ」は、「イングヴェイ・マルムスティーン」の影響を
否定していますが、恐らく多大な影響は受けていたとは思います。でも、
「イングヴェイ・マルムスティーン」や「インペリテリ」とかと比較す
ると、やや控え目にも思えます。ハーモニックマイナースケールの
速弾きやスイープは「イングヴェイ・マルムスティーン」に似ています
が、無駄に長々とテクニックを前面に押し出さず、華麗で洗練されてい
ます。

「ティモ・トルキ」は、幼少期に父親が自殺をしトラウマを背負って、
メンバーの激しい入れ替えで精神的なダメージを相当受け、精神病院
でのリハビリを行いました。

躁鬱が激しく、ヘヴィメタル雑誌BURRN!と大喧嘩したり、メンバー
には何も言わないまま解散を公言したりと、言動にも支離滅裂さがあり、
ついに最近「ストラトヴァリウス」を脱退しました。

#37:梶山章(AKIRA KAJIYAMA)

2008年08月22日 | 魂のギタリスト聖典
「日本の「リッチー・ブラックモア」こと「梶山章」を
紹介いたします。

「リッチー・ブラックモア」は紆余曲折で、怒りと、狂気
に満ちた「ディープ・パープル」「レインボー」という
ハードロック戦乱を抜け、歌姫「キャンディス・ナイト」
と安住の地「ブラックモアズ・ナイト」に到達し早11年、
「リッチー・ブラックモア」はハードロックに返り咲く
気配がありません。

僕は「ブラックモアズ・ナイト」の大ファンですし、
「ブラックモアズ・ナイト」を探求する為、ケルト、トラッド、
ルネッサンスミュージック、バロックを聴き漁り、ヨーロッパ
の古典音楽や民族音楽のCDを150枚近く収集しました。

「リッチー・ブラックモア」がやりたい音楽を規制なく自然に
やり、しかも精力的に活動している事はファンとして喜ばしい限り
です。

でも、多くの「リッチー・ブラックモア」ファンは、失望し、
一刻も早くハードロックに復帰する事を熱望しています。

かく言う僕も、「BURRN!」(ハードロック/ヘヴィメタル
専門誌)で、「レインボー再結成か?」「黄金期レインボー復活の予感」
「水面下で第3期ディープ・パープル再結成の交渉中」とか言う、編集者
の願望交じりの記事に踊らされ興奮しました。

確かに「ブラックモアズ・ナイト」は素晴らしいバンドですし、今後も
楽曲を製作し続けて欲しいです。でも、僕達「リッチー・ブラックモア」
ファンは、黒装束にストラトキャスターで、機材を破壊しまくる狂気に
満ち、緊張感で張り詰めたメンバーの火花散る演奏バトルと、エネルギッ
シュで驚異的な演奏で「リッチー・ブラックモア」のファンになりました。

「ブラックモアズ・ナイト」での「リッチー・ブラックモア」は
メルヘンチックなコスプレで、アコースティックギターを笑顔で弾き、
ダンスまで踊り、アットホームな空気で包まれた会場と、真逆に思えて
も仕方ないです。更にファンサービスで「ディープ・パープル」や
「レインボー」を「キャンディス・ナイト」が歌う事に、多くの
「リッチー・ブラックモア」ファンが心苦しい思いをしているようです。

「ジョー・リン・ターナー」や「ロニー・ジェームズ・ディオ」は
前向きに「レインボー」再結成を望んでいますが、「キャンディス・ナイト」
の母親が、それらの話を全てもみ消しているようです。

「リッチー・ブラックモア」のハードロックを聴きたい衝動はファンの
間で日に日に高まりました。そんな頃、「リッチー・ブラックモア」崇拝者
である「スチュアート・スミス」というスタジオ・ミュージシャンが、
「グレン・ヒューズ」や「ジョー・リン・ターナー」を迎え、
「リッチー・ブラックモア」色100%のソロアルバムを製作しました。
演奏も楽曲も、紛れもない「リッチー・ブラックモア」そのものでした。
代替品や、「リッチー・ブラックモア」フォロアーとの汚名を浴びせられ
ても、本物がハードロックをやらない以上「スチュアート・スミス」で
僕達は興奮しました。「リッチー・ブラックモア」ファンは
「スチュアート・スミス」の2ndを期待していましたが、製作される
事はありませんでした。「スチュアート・スミス」は莫大な報酬を
安定して稼げる「イーグルス」のサポートメンバーになり、創作活動は
封印しました。

そこで、彷徨える「リッチー・ブラックモア」ファンが注目したのが
「ジョー・リン・ターナー」でギターをやっていた「梶山章」でした。

「梶山章」がライブで弾く「レインボー」ナンバーは、口コミで評判
になり、ついには「レインボー」トリビュートバンド「虹伝説」を
「森山之雄」(元アンセム)と結成しました。従来のトリビュートや
カバーのレベルでは無く、原曲のクオリティに匹敵する「レインボー」
ファンに涙ものの名作を製作しました。

「梶山章」は「htp」にも起用され、僕も福岡公演で体感しました。
以前「高崎晃」の演奏を至近距離で見て以来のインパクトでした。
「ジョー・リン・ターナー」「グレン・ヒューズ」というハードロック
界の超大物と「梶山章」は引けをとらない存在感やオーラでした。

今は「梶山章&下山武徳」という、ジャパメタ界の衝撃プロジェクト
をしています。「梶山章」は「森山之雄」(元アンセム)
「人見元基」(元バウ・ワウ)「ジョー・リン・ターナー」(元レインボー、
元ディープ・パープル)と、凄まじいボーカリスト達と活動し、
ジャパメタのトップを爆走する「下山武徳」(元サーベルタイガー、
元ダブルディーラー)とタッグを組みました。

「梶山章&下山武徳」は、まだ聴いていませんが、「リッチー・ブラックモア」
と「ロニー・ジェームズ・ディオ」の競演が聴けない以上、この作品で
十分疑似体験出来るかもしれません。代替品と言うと失礼ですが、
「リッチー・ブラックモア」の技術、精神を吸収しまくった
「梶山章」は「世界一リッチー・ブラックモアに近い男」と言っても
過言じゃありません。

#36:マイケル・シェンカー(Michael Schenker)

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
ハードロック界で「神」「ゴッド」と言われる人は数あれど
元祖「神」のキャッチコピーがついたのはミスターフライングV
「マイケル・シェンカー」です。

「ランディ・ローズ」「エディ・ヴァン・ヘイレン」「ゲイリー・
ムーア」に並ぶ80年代の代表格のギタリストです。

「マイケル・シェンカー」は完璧主義者ゆえ、精神的に何度もまいり
髪をズタズタに切り裂いたり、アルコールやドラッグに溺れたりし、失踪を
何度も繰り返しました。UFO時代も、MSG時代もメンバー間の
トラブルは絶えず、強烈個性の「フィル・モグ」「グラハム・ボネット」
「コージー・パウエル」とは激しい喧嘩別れをしました。

ライブの演奏放棄は世界各国で繰り返しているようで、日本でも近年
2回演奏途中でギターを投げ捨て、公演中止にしたようです。

未だに気難しさは変わらぬようです。

精神病院に、入院や、カウンセリングで度々活動休止状態になりながらも、
魂の篭ったギターは他のギタリストを圧倒する説得力があります。

精神をすり減らしながら生み出す、叙情的メロディや、印象的なリフは
この先も語り告がれる事と思います。

僕は96年のMSGライブや、MSG&ウリ・ジョン・ロート&ジャック・
ブルースぐらいしか映像で見た事がありませんが、鬼気迫るような演奏
は強烈でした。

「マイケル・シェンカー」は、ネックを強引に歪めたり、クライベイビー
を中間で鳴らしたり、ぐらいしか主な個性的演奏は知りませんが、
あのカリスマ性と、生み出した名曲の数々は、堂々たるスーパーギタリスト
の風格を感じます。

#35:トニー・マカパイン(Tony MacAlpine) 

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
最近の「スティーヴ・ヴァイ」バンドで、「スティーヴ・ヴァイ」
と引けをとらない超絶ギターを披露している黒人キーボード兼
ギターが誰か気になっている人もいるかもしれませんが、彼こそ
90年代前半まで「イングヴェイ・マルムスティーン」
「ヴィニー・ムーア」と肩を並べる速弾きギタリストでした。

専門的な音楽の英才教育を受け、プロ並のバイオリンとピアノ奏者
でもあるが、80年代の速弾きブームに乗り脚光を浴びました。

「イングヴェイ・マルムスティーン」よりも音使いが丁寧で、
クラシカル音楽の理論を応用した複雑かつ流麗なハーモニーや、
スイープやライトハンドの技術の高さは他の追随を許しません。

技術や、作曲能力が高く、「トニー・アルドリッチ」や
「ジョージ・リンチ」や「ジェフ・ワトソン」らとアルバムを
製作したり、近年は「マーク・ボールズ」や「デレク・シェリニアン」
など元「イングヴェイ」の残党と活動して「イングヴェイ」フォロアー
色は未だに消えません。

「イングヴェイ・マルムスティーン」より上手いし、凄いのは事実
ですが、何度も繰り返し聴いていると飽きました。
何枚か持っていますが、いずれも完璧で、全く隙がないです。
それゆえ、暴れん坊で、強引な「イングヴェイ・マルムスティーン」
のような人間味を感じれませんでした。「イングヴェイ・マルムスティ
ーン」はエゴ丸出しの作風ですが、そんなのも含めて愛らしい魅力
があります。

「トニー・マカパイン」の長所であり、ソロで継続的に成功しなかっ
た原因はクオリティが高すぎ、驚異的に凄すぎた所にあると思います。

それにしても、近年の「スティーヴ・ヴァイ」バンドは凄いな~。
「トニー・マカパイン」も「ビリー・シーン」もいるなんてスーパー
バンドですね。「G3」より凄いんじゃないかな~。

#34:ジョン・フォガティ(John Fogerty)

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
今回紹介する「ジョン・フォガティ」は、スーパーギタリストや
テクニシャンギタリストではないけど、リードギターを弾きなが
ら歌うミュージシャンでは、ズバ抜けた歌唱力の持ち主です。

ギターと歌の共に超一流の人は多く「エリック・クラプトン」
「フレディ・キング」「エリック・ジョンソン」「ポール・
ギルバート」「リッチー・コッツェン」「ゲイリー・ムーア」
とか愛聴していますが、「ジョン・フォガティ」の聴く者を
メロメロに魅了し、パワフルで、哀愁的で、心の奥底まで
訴えかける凄さは群を抜いています。

「ジョン・フォガティ」は、「クリーデンス・クリアウォーター・
リヴァイヴァル」のボーカル兼リードギター兼ピアノです。

僕が「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」通称
「CCR」を初めて聴いたのは、ソウルメイトO君のカーステレオ
でした。中学1年で僕にハードロックを教えたO君は、
ハードロック/ヘヴィメタルから足を洗い、オールデイズを
愛聴していました。20代前半だった僕は、刺激の無いオールデイズ
サウンドにいささか退屈さを感じ「もっとマシな音楽はないのかよ?」
と言い、O君が「コレならオマエも気に入るぜ」と、カーステレレオ
のCDを入れ替えました。

「ふ~ん、古臭いサザンロックかよ・・。ま・・悪くないな・・・
いや、結構・・好きかも・・。こういうのは好きだな・・。
・・・なんじゃこりゃ、滅茶苦茶いいじゃん。・・・衝撃的に素晴ら
しいぞ。う、鳥肌たってきた・・。素晴らしすぎて背筋がゾクゾク
する・・。こんな興奮は何年ぶりだろう・・・。」と、押さえ切れない
興奮で、全身が高揚してきました。

僕の中の音楽メーターで、60点を越える音楽と出会うと「聴いて良かった」
レベルですが、時としてメーターを振り切る音楽と出会うと、意識モウロウ、
ヒザガクガク、汗タラタラ、背筋ゾクゾクで、幽体離脱寸前のような
トリップ・トランス症状に陥ります。僕の範囲内の「素晴らしい」を
遥かに超える物と出会えた事に、感動、興奮で取り乱してしまいます。

今でこそ冷静に「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」を
聴けますが、以前は好きさ要素だらけで毎回、興奮していました。
小学時代の初恋に近い感覚かもしれません。

だから、「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」はBGMに
成りませんでした。音楽に全神経を傾けるので、他の事に気が回らなく成り
ました。

あれほどの衝撃は過去を回想しても「B’z」「ディープ・パープル」
「ジーノ」ぐらいのものです。

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」は、何もかもカッコ
よく、勿論ギターもカッコイイです。技巧派ではないものの、ブルースや
カントリーを上手くロックスタイルに導入し、泥臭いアメリカンな雰囲気
を醸し出しています。

僕は「オールマン・ブラザーズ・バンド」や「イーグルス」も好きですが
「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」が断然好きです。

#33:アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)

2008年08月15日 | 魂のギタリスト聖典
ギター関連の専門誌を読むと、数々のギタリストが
インタビュー等で「アラン・ホールズワース」への敬意を
語っています。これほど圧倒的な尊敬を集めている
ギタリストは「ジミ・ヘンドリックス」と「アラン・ホールズ
ワース」ぐらいです。

「アラン・ホールズワース」は幼少期からジャズ溢れる家庭環境
で育ち、トランペット、サックス、ピアノ、バイオリン等の楽譜を
ギターで弾いていました。ギターの常識や前例を超越しているがゆ
え、多くのギタリストには解読不能な演奏を自然にやってのけました。

「アラン・ホールズワース」は、他人が考案した演奏法、作曲法が
嫌いで、既存のスケールを無視し、自らスケールを創作しました。


不可解なギター「シンタックス」を弾きこなせるのは「アラン・ホール
ズワース」のみ。と、言われています。

「アラン・ホールズワース」はピッキングのアタック音が嫌いで、
ピッキングや優しく、滑らかです。大のピッキング音嫌いゆえ、
レコーディングでピッキングした瞬間の音は全て消したほどです。
ボリューム奏法を多様するのも、ピッキング音嫌いゆえらしいです。

ハードロックには、石ピックや、コインや、金属製ピックなど、
アタック音もカッコよさみたいな風潮があるので、「アラン・ホール
ズワース」のキーボードみたいなサウンドには少し寂しさがあります。

ザル蕎麦をすすらず、あむ、あむと、無音で食べている感じで、粋さ
や、旨そうってのが削がれた気分です。

だから、ハードロック好きの人とかが「エディ・ヴァン・ヘイレン」
ルーツで聴いても、良さが分からないかもしれません。

プログレッシブロック、フュージョンをある程度聴きこんで柔軟な
耳にしておく必要があると思います。

従来のエレキギターサウンドの愛好家にはオススメできませんが、
エレキギターの新境地や、エレキギターの極限状態を体感したい
方には大推薦します。

ジャンルや、好みを、取っ払い、世界最高技巧派ギタリストと
成ると「アラン・ホールズワース」なのかもしれません。

#32:高崎晃(AKIRA TAKASAKI)

2008年08月14日 | 魂のギタリスト聖典
日本人はアメリカやヨーロッパのギタリストに勝てないのか?
とういジレンマから日本人を解き放ち、日本最高峰のギタリスト
で、ヘヴィメタル界の主要ギタリストに君臨した唯一の人物が
「高崎晃」です。

国内の人気ギターヒーローと言うと「布袋寅泰」「松本孝弘」
「hide」「野村義男」・・・etcとか名を連ねますが、
「誰が日本一凄い?」と漠然とした質問だと、偉業実績、経歴、
テクニック、カリスマ性などで「高崎晃」に成ると思います。
(僕はメタル寄りのリスナーだからかもしれませんが)

日本ヘヴィメタル界の帝王「高崎晃」は元アイドルでした。

アイドルバンド「レイジー」は、デビュー時レコード会社の戦略で
路線変更を強いられ、和製「ベイ・シティ・ローラーズ」とし、
振り付け、フリルコスチューム、ポップソングで、10代の女性を
中心に注目を浴びました。

しかし、「高崎晃」を筆頭にメンバーのフラストレーションが
高まり「レイジー」を解散し、「レイジー」時代のメンバー
「樋口宗孝」をリーダーにし「ラウドネス」が結成されました。

ヘヴィメタル好きは、洋楽派が圧倒的に多いけど「「ラウドネス」は
別・・・」と、他のジャパメタ系と区別し、ジャパメタ系でも
「ラウドネス」だけは聴くってファンが多いです。
大人世代が「アニメは見ないけど、ジブリは別・・・」って感覚と
似てるのかもしれません。

「ラウドネス」ファンに袋叩きにされるかもしれませんが、
僕は「高崎晃」の作曲能力については、ズバ抜けたものを感じません。
印象的なリフは数多くあるものの、他と比較し、「ラウドネス」が
特に優れているとは思いません。でも、他と比べ劣ってもいなく
ある意味凄いです。

「ラウドネス」以前もジャパメタはあったものの、アメリカやヨーロッパ
のヘヴィメタルとは比較に成らない「ヘヴィメタル・テイスト・歌謡曲」
でしか無かったです。日本に本物の「ヘヴィ・メタル」を持ってきた
のは「高崎晃」です。しかも「高崎晃」は、アメリカ、ヨーロッパにまで
勢力を伸ばし、本場と張り合い、後の日本人ロッカー達に勇気と夢と
希望を与えました。

アメリカやヨーロッパに対し、劣等感を感じていた、日本のヘヴィメタル
界に「日本人にもやれる」というのを証明したのが「高崎晃」です。

「高中正義」「Char」「渡辺香津美」「押尾コータロー」とか
上手いギタリストは日本にも大勢いますが、「熱い」ギタリストと
言うと「高崎晃」を超える人はいないと思います。

「ポール・ギルバート」や、初期の「イングヴェイ・マルムスティーン」
がインタビューで絶賛した事もあり、超絶技巧派ギタリスト好きの
ギターキッズらの「高崎晃」ファンも多いです。

#31:ロバート・フリップ(Robert Fripp)

2008年07月01日 | 魂のギタリスト聖典
泣く子も黙る「ロバート・フリップ」を紹介します。

もう紹介の必要なんて無い程、大御所中の大御所ですが、
「キングクリムゾン」のリーダー兼ギタリストです。

世界初のプログレッシブロックと言われている
「ビートルズ」の実験的アルバム『サージェント・ペパーズ・
ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から、「ロバート・
フリップ」は強い影響を受けミュージシャンを志した。

まだ「キング・クリムゾン」結成以前の「ロバート・フィップ」
に「ジミ・ヘンドリックス」も敬意を払い、「ジミ・ヘンドリックス」
が「ロバート・フリップ」に握手やサインや写真を求めたのは有名
です。

ジャズやクラシックのギター奏法を完璧に消化した上での、インプロ
バイズは絶品です。完璧主義者ゆえ、パフォーマンスに走らず、
ライブでも椅子に座って演奏する事でも有名です。

ロック好きの間では神的に崇拝されているカリスマ性があり、
ロックがブルースの呪縛から解き放たれ、真の自由を掴めたのは
「キング・クリムゾン」の出現が転機になっています。

「ロバート・フリップ」はインタビューなどでもギター練習の重要性
を常々語っています。プロになってからも、1日8時間~12時間の
練習を欠かさず、いかなる演奏でもこなせるスーパーテクニシャン
です。でも、「ロバート・フリップ」は「音楽理論や技術は可能な
限り身につけた方がいい。演奏力を見せ付ける為では無く、自分の
感情をありのまま表現する為に必要。」と、言うように、他の
ギターヒーローのようにエゴ丸出しの超絶技巧ではなく、バンド
アンサブル重視の奥ゆかしさを感じます。

「キングクリムゾン」のメンバーチェンジ時のオーディションを
「エルトン・ジョン」「ブライアン・フェリー」も受けています。

「キングクリムゾン」デビュー時は、日本中の音楽ライターが
酷評しまくりました。当時の音楽評論家達のレベルの低さが伺え
ます。「キングクリムゾン」以外にも、後に大物に成り
数々のミュージシャンに影響を与えたバンドもデビュー時は
「BURRN!」(ヘヴィ・メタル専門誌)ですら、酷評している
ケースは多いです。

#30:T-ボーン・ウォーカー(T-Bone Walker)

2008年06月06日 | 魂のギタリスト聖典
演歌にエレキギターなんて誰も驚かない時代になりましたが、
最初に演歌にエレキギターのディストーションサウンドを
持ち込んだのは誰でしょう・・・?僕も知りません。

ある種アグレッシブな発想ですね。サクサクが美味しい天ぷら
を、天つゆに付けたり、うどんに入れたり、最初に思いついた
人ぐらい奇抜で攻撃的です。

「T-ボーン・ウォーカー」も、斬新な革命的ギタリストです。
ブルースにエレキギターを初めて融合させた人です。

「T-ボーン・ウォーカー」の出現により、モダン・ブルース
という新ジャンルが生まれました。

ロックの基本ギタースケールであるペンタトニックスケールも
「T-ボーン・ウォーカー」が確立し、間奏であるギターソロ
も「T-ボーン・ウォーカー」により普及しました。

ブルースやロカビリやアメリカンロック定番のボックスド・イン
も「T-ボーン・ウォーカー」が考え出した、少ない音列の
演奏スタイルです。「T-ボーン・ウォーカー」の実績が無かっ
たらブルース3大キングの出現も無かったかもしれません。

ブルースギターで最も重要なビブラートとチョーキングも
「T-ボーン・ウォーカー」が普及させました。

ロックの発祥は?原点は?の話で
「カール・パーキンス」「ジーン・ヴィンセント」
「エルヴィス・プレスリー」「ビル・ヘイリー」
「チャック・ベリー」とか論争は尽きませんが、
僕は「T-ボーン・ウォーカー」こそブルースの革命家
であり、ロックやポップの基礎を築いた功労者だと思います。

思いっきり開脚し、頭の後ろでギターを弾いている写真を
見ただけでもロックです。

#29:ローリー(元:ローリー寺西)

2008年06月03日 | 魂のギタリスト聖典
世界中の名ギタリストを紹介している「魂のギタリスト聖典」
で「ローリー」を紹介するなんて「悪い冗談」「ブレークタイム」
と思う方もいらっしゃると思いますが、真面目に僕は「ローリー」
のギタープレーが大好きです。

僕はハードロック・フリークにしては珍しく、ポップでキャッチー
な音楽が大好きです。僕が尊敬している「リッチー・ブラックモア」
も「アバ」の大ファンで、良質なポップミュージックを沢山生み
出しています。僕のポップ好きの原点は「すかんち」です。

まだデビュー間もなく、イロモノ扱いだった「すかんち」をラジオ
で聴いた時、体中のアドレナリンが大放出され高揚したエクスタシー
を味わいました。当時は「B’z」「T-ボラン」「エックス」とか
が好きだった僕にとって「すかんち」の底抜けに明るい軽い音楽と
かわいらしい楽曲センスと、高度な演奏力は新鮮でした。

エンターティナー性が強いし、奇抜なファッションだったので、
ロック芸人と言われるほど「イロモノ」「コミックバンド」扱い
でした。

バラエティ番組に「ローリー寺西」の露出が増えてからは、ますます
「イロモノ」要素が高まり、タレントとしては成功したものの、
音楽は正当は評価を受けていないように思います。

奇抜さとは裏腹に、「ローリー」は繊細・ナイーブな性格で、
学生時代はコンプレックスの塊で性格も暗かったらしいです。
「ローリー」は、ずっとギター少年のままで、純粋に好きな
音楽を好きなようにやっていたと思います。

「ジミー・ペイジ」「ブライアン・メイ」「ウルリッヒー・ロート」
等のパクリ(オマージュと言った方が適切かな)は数知れず、
80年代アイドルや「ジャクソン・ファイブ」
「ベイ・シティ・ローラーズ」などなど
知っているフレーズが盛りだくさんなのも「すかんち」の魅力です。

「ローリー」と同じ40代には涙モノの楽曲が「すかんち」フィル
ターを通し沢山聴けます。オマージュが見え隠れする楽曲を、盗作な
んて犯罪じみた見方では無く、純粋に楽しむべきバンドです。

作曲は勿論、歌詞も殆ど「ローリー」が手がけていますが、邦楽では
珍しいファンタジー的なものが多いです。「ローリー」が創作した
ショートドラマみたいな内容です。

「ローリー」がやっているテクニックや音質は、殆どが洋楽の名ギタ
リストを真似ていますが、様々なタイプのギタリストの個性を1人
で表現できる意味では日本一と言っても過言では無いです。
「ギター物真似」のボキャブラリーの広さでは、右に出る者はいま
せん。

レコーディングの懲り方や、ギターのカッコ良さはピカイチで、
軽い楽曲とのギャップにユーモラスさや高いセンスを感じます。

僕は高校2年でギターを初めて買う際「レスポール」にするか
「ROLLY」と形取られたギターを買うかで真剣に悩みました。

#28:ヘルゲ・エンゲルケ(Helge Engelke)

2008年06月02日 | 魂のギタリスト聖典
90年代はハードロック氷河期で、多くのバンドが売上
不振に悩んでいた時期でした。でも、日本におけるハード
ロック市場では、成功したバンドがいくつかいます。

その中でも90年代デビューで最も成功したのが
「フェア・ウォーニング」です。その「フェア・ウォー
ニング」のリードギターが「ヘルゲ・エンゲルケ」です。

「フェア・ウォーニング」というバンド名は、「ヴァン・
ヘイレン」のアルバム名から取りましたが、音楽性は
全く異なり、ドラマチックで壮厳なる華麗な美旋律バンド
です。「フェア・ウォーニング」は、元「ジーノ」のメン
バー達で結成されたので、音楽性も「ジーノ」に近いが
「ジーノ」よりもハードさを強調しています。

初期の「ヘルゲ・エンゲルケ」は、「ウリ・ジョン・ロート」
から直接受け継いだ「スカイ・ギター」を使用していました。
「スカイギター」の権利は「ウリ・ジョン・ロート」にあり
ギターメーカーは「ウリ・ジョン・ロート」の発注のみ
作っているので、音楽界で本物の「スカイギター」を所持
しているのは「ウリ・ジョン・ロート」と
「ヘルゲ・エンゲルケ」のみです。

「ヘルゲ・エンゲルケ」は、「ウリ・ジョン・ロート」の
アルバムプロデュースも手がけ、公私共に交流が深いよう
です。

「フェア・ウォーニング」の「フォー」ぐらいから、
「ヘルゲ・エンゲルケ」モデルを使いだしたが、仕様は
「スカイギター」とあまり変わりません。

「スカイギター」を生み出した「ウリ・ジョン・ロート」並
には「ヘルゲ・エンゲルケ」は「スカイギター」を使いこなし
ていないかもしれませんが、
ロッカーとしての作曲能力では「ウリ・ジョン・ロート」以上
です。

ハードポップブームは、メロディアスハードロックの
「フェア・ウォーニング」により生まれたブームかもしれません。

90年代勢力を持っていた「ゼロ・コーポレーション」が、哀愁、
郷愁、北欧に力を入れたのも「フェア・ウォーニング」の成功が
あったからだと思います。

しかし、日本でのヒットとは裏腹に、本国ドイツでは全く売れず、
大掛かりなセットでライブをしても、観客1人という事もあり、
ドイツ内のレコード屋でプロモーション・アンプラグド・ギグ
をやっても、誰も足を止めてくれないようです。アマチュアより
も酷い状況ですが、「ヘルゲ・エンゲルケ」率いるサイドプロジェ
クト「ドリーム・タイド」は日本で大ヒットしました。

ジャスコ唐津店の洋楽売上ランキングでは長期間1位でした。
(今はCD屋はありませんが・・・)

感動的な楽曲と、脳天突き抜ける高音ギターのインパクトは
大きいです。

妖怪「ぬらりひょん」フェイスからは想像つかない、美しいギター
と壮大な構築美は必聴です。

今後、ますます期待できる有力株です。


#27:レスリー・ウェスト(Leslile West)

2008年06月02日 | 魂のギタリスト聖典
「レスリー・ウェスト」のギタープレーに魅了された
ギタリストは多い。例えば「マイケル・シェンカー」
「ランディ・ローズ」「エイドリアン・バンデンバーグ」
「エース・フレーリー」「ローリー寺西」など・・・。

「レスリー・ウエスト」が結成した「マウンテン」は、
当時「グランド・ファンク・レイルロード」と肩を並べる
アメリカン・ハード・ロックの代表格でした。

味わい深いビブラートや、ギタートーンで、ピッキング・ハー
モニクスを世に広めたのは「レスリー・ウェスト」です。

バイオリン奏法(ボリューム奏法)の上手さは
「アラン・ホールスワース」に匹敵します。

「レスリー・ウエスト」はブルースを基盤にしたプレイヤーですが、
クラシカルなベーシスト「フェリックス・パッパラルディ」
と合わさると、見事な唯一無二のロックに仕上がります。

「レスリーウエスト」は、ハードロック界最高の巨体で、
大きな体から出される声量ある歌声も素晴らしいです。

#26:クリス・インペリテリ(Chris Impellitteri)

2008年05月30日 | 魂のギタリスト聖典
ギネスブックに「世界一ギターを速く弾く演奏家」として
「クリス・インペリテリ」は載っています。

だから、「クリス・インペリテリ」を紹介した記事では
キャッチコピーとし、必ず「世界最速ギタリスト」と書かれ
ます。「速弾きブーム」が終焉を迎えた現代では、名誉なのか
不名誉なのか分かりませんが、ただ速弾きギタリストの1本槍
でしか見られません。

しかし、他の速弾きギタリストが多用するハンマリングオン・
プリングオフやエコノミーピッキングは、あまりせず、
フルピッキングが生み出すアタック感にこだわっています。

音が正確で、滅茶苦茶速いのに、旋律に無駄がありません。

ただ、ネオクラシック・ヘヴィ・メタルで速弾きという
音楽路線で、「グラハムボネット」をボーカルに起用し
たりで「イングヴェイ・フォロアー」の呪縛から抜け出せ
ませんでした。

でも「クリス・インペリテリ」は「イングヴェイ・マルムスティーン」
の影響を否定しています。あくまで「リッチー・ブラックモア」や
「ランディ・ローズ」「ブライアン・メイ」から吸収した
テクニックを速く弾いているらしいです。

「イングヴェイ」の呪縛から抜け出そう、ヒット曲を生もう、という
強迫観念で、自分の音楽観とは違う作風の音楽にもチャレンジしたり
するが、不発に終わる。

自分を取り戻すべく製作された「スクリーミング・シンフォニー」
でネオ・クラシック路線に回帰し、日本で大ヒットを記録しました。
単調なリフで、アルバム内に似た曲が多かったのが、やや問題
でしたが、超絶速弾きで終始疾走しまくったアルバムで心地よかっ
たです。

「クリス・インペリテリ」は近年はメロコア路線などにも挑戦し
て、地道にライブ活動をしているようです。

#25:ヴィニー・ムーア(Vinnie Moore)

2008年05月30日 | 魂のギタリスト聖典
「イングヴェイ・マルムスティーン」がネオクラシック・
ヘヴィ・メタルで速弾き旋風を巻き起こした頃、登場した
ギタリストです。「クリス・インペリテリ」や「トニー・マカパイン」
同様に「イングヴェイ・フォロアー」というレッテルを貼られ
速弾き好きの人気を集めるものの、多くのヘヴィメタル愛好者
からは冷ややかな目で見られました。

僕は「イングヴェイ・マルムスティーン」好きですが、テクニック
で言うなら「ヴィニー・ムーア」の方が上だと思います。

ハーモニックマイナースケールで構成されたメロディの美しさや
スイープの鮮やかさでは「イングヴェイ・マルムスティーン」の
荒々しさとは比較になりません。

「ヴィニー・ムーア」は、単に速弾きギタリストと言う人がいますが、
高速的な速弾きで、きちんと起承転結し、エモーショナルなプレー
をしているのが見事です。「イングヴェイ・マルムスティーン」と
全く違う点としては、ジャズや、フュージョン系のインプロヴィゼー
ションが楽曲に深みや幅を持たせている点です。

「ヴィニー・ムーア」はソロ3枚目ぐらいから、ネオクラシック路線を
あえて避けるようになっていった。「イングヴェイ・フォロアー」と
言う世間評価を覆そうとしたのかもしれません。ブルースや、カントリー、
フラメンコ、ジャズ、ブルース、ファンクと、ジャンルの幅は広がった
ものの、「迷走」「模索」という評価しか受けませんでした。

僕は「ヴィニー・ムーア」の生ギターによる、フラメンコ演奏が非常に
好きです。本場スパニッシュギタリストには無い色合いも持たせ、
ウキウキさせてくれます。「イングヴェイ・マルムスティーン」も
生ギター(クラシック・ギター)は弾きますが、ピック弾きなので
表現の幅は狭いです。

テクニックや作曲能力は「イングヴェイ・マルムスティーン」を超えて
いながら、カリスマ性で負け、地味な存在になってしまった悲劇の
ギタリストです。「ヴィニームーア」は、近年は「UFO」に在籍
しています。

#24:エディ・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)

2008年05月29日 | 魂のギタリスト聖典
「エディ・ヴァン・ヘイレン」は言わずと知れた
エレキギター超絶技巧時代の扉を開けた張本人です。

「エディ・ヴァン・ヘイレン」は、少年時代は
クラシックピアノを習い、ドラムに明け暮れ
ていたが、ドラムを兄(アレックス・ヴァン・ヘイレン)
に横取りされ、ギターに転向した。

「レッド・ツェッペリン」「キッス」「ZZトップ」「エアロスミス」
「ディープ・パープル」などのカヴァーをやっていた「マンモス」
は一躍ナイトクラブの有名バンドになった。

「ジーン・シモンズ」がアマチュア時代の「ヴァン・ヘイレン」
でる「マンモス」に注目し、資金援助をしデモテープを製作させ、
レコード会社に売りこみ1stアルバムとして発売されました。

1stから爆発的にヒットし、ギターサウンドも
テクニックも当時のギターシーンより遥かに進んでいて、世界中の
ギターキッズを魅了させました。

デビュー時はライト・ハンドの奏法を盗まれないように、オーディ
エンスに背中を向け弾いていた頃もあったようです。案の定、ライト
ハンド奏法が解明されたら、ギターキッズはこぞって真似し、今は
猫も杓子もします。

クラシックギターには古くから「タッチ」という
奏法があり、エレキギターに引用され「タッピング」という奏法は
「エディ・ヴァン・ヘイレン」出現以前からありましたが、あくま
で特殊効果で極まれに使われる奏法でしか無かったです。

「アラン・ホールズワース」の曲を「エディ・ヴァン・ヘイレン」
が練習している時に生まれた「ライトハンド奏法」は、「タッピング」
を高速的にハンマリング、プリング、トリルと合わせ、ピッキングとは
違うサウンド・インパクトは大きかったです。


幼少期のピアノで得たメロディ感覚と、ドラムで得たリズム感が見事に
ギターに活かされ、パーカッシブなバッキングにも定評があります。

「エディ・ヴァン・ヘイレン」は、パフォーマンス、技術、スピード、
オリジナリティ、楽曲クオリティ、ルックス、いずれを取っても、他の
ギタリストよりも頭1つ飛び出ていました。

ライトハンド、スラッピング、速弾き、ボリューム奏法、アーミング
などのテクニックでの革命は勿論、フロイドローズ・トレモロ・ユニット
を世界中に普及された意味でもギターシーンに与えた功績は大きいです。

「ヴァン・ヘイレン」デビュー時は、パンクのウェーブが来ていた時代
で、ハードロックが下火に成りかかった時代だったが、「ヴァン・ヘイレン」
はハードロックの救世主とし登場し、当時のギターキッズは幾何学ペイントで
ストラトボディのハムバッキング・ピックアップに度肝抜かれたようです。

ハードロックというジャンルを蘇らせ、80年代のLAメタルブーム、
ギター戦国時代へと繋がっていきました。

僕も当然ギターキッズだったから、ギターのセッティングでは、とりあ
えずピロピロピロっとライトハンドを10分ぐらい楽しんでから、練習
をしていました。

近年は「エディ・ヴァン・ヘイレン」の腰の手術や、癌の手術、リハビリ、
バンドの空中分解状態、などで活動が休止していて、日本には、もう
10年来ていません。でも、ようやく復活し、ワールドツアーが始まり
ました。今回のワールドツアーでは、ぜひぜひ日本にも
来て健在ぶりを披露してほしいです。

10年前に友人達は「ヴァン・ヘイレン」の福岡国際センター公演に
行っています。今と成っては「ゲイリー」がボーカルだからって
理由で行かなかった事が悔やまれてなりません。