元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

おおかみこどもの雨と雪/細田守

2014年01月01日 | 映画レビュー

アニメ版の「時をかける少女」、「サマーウォーズ」の細田守監督作品が、
金曜ロードショーであっていたので、観ました。

非常に良い映画だと前評判を聞いていましたが、楽しめなかった事は無いが、
オオカミと人間の間の子供ってファンタジーだから、現実的な、無計画だとか、
無責任だとか、親としての倫理について語る気は無いけど、人間の親が、
オオカミの本能を持った人間を作っていて、子供に、オオカミの部分は出
したら駄目だ・・・・って言うのは、人間の枠にはめ込もうとするのはエゴだと思える。





舞妓Haaaan!!!

2013年10月20日 | 映画レビュー

テレビであっていたのを観ました。

時には、こういったドタバタコメディも面白い。

ありえない、無茶苦茶な展開で、テンポが良く、飽きがこない。

舞妓という、敷居が高く、庶民には興味があまり湧かない題材で、
無茶苦茶にかき回す宮藤官九郎は流石です。

お座敷遊びのしきたりも学べて、舞妓さんに情熱を燃やす男の
コミカルさが良かった。


僕が超絶オススメ映画10本

2013年10月09日 | 映画レビュー

完全な僕の独断と偏見のセレクトです。

◆生きものの記録
黒澤映画の隠れ名作。狂っているのは誰か?

◆イントゥ・ザ・ワイルド
僕が常日頃思っている事を主人公が言っている

◆シャイン
実在のピアニストの半生を描いた作品。人生を迷った人にオススメ

◆アンヴィル~夢をあきらめきれない男たち
80年代の一発屋以降、売れないバンドのドキュメント

◆ロックスター
憧れのバンドに加入したボーカリストが人気より大切な物に気づく

◆ストレイト・ストーリー
鬼才デビッド・リンチ作品。草刈機で560キロ先の兄に会いに行く

◆トーク・レディオ
言いたい放題のラジオDJが、どんどん追い込まれていく

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on少女 たちは
傷つきながら、夢を見る
AKB48という国民的アイドルの1年間に密着。感動大作。

◆ハーレー・ダビッドソン&マルボロ・マン
男でもミックー・ロークに惚れる。男の友情っていいな~

◆インサイダー
大企業を相手に、内部告発する男とテレビプロデューサータッグのサスペンス


テッド

2013年10月08日 | 映画レビュー

何てこと無いハリウッドお馬鹿映画です。

友達がいない少年のテディベアが人間のような意識を持ち大親友に
成り、最愛の彼女とテディベアのどちらを選ぶかを迫られます。

あまり日本で馴染みが無い「フラッシュ・ゴードン」のパロディが随所に
散りばめられ、ラストシーンまで「フラッシュ・ッゴードン」の決めポーズです。
「クイーン」がサントラやった以外は知らんがな。

重要なエピソードも「フラッシュ・ゴードン」関連です。

憧れていた「フラッシュ・ゴードン」と会える機会と、彼女とのデート、どちらを
優先するかで、変わっていきました。

ノラ・ジョーンズのライブシーンや、ノラが下品な発言をするのは良かった。

テッドと、主人公が、壮絶な殴り合いをするシーンは痛快でした。


トキワ荘の青春

2013年10月08日 | 映画レビュー

先日、友人との会話でこの映画の話になったので、久々に
この映画をレンタルして観て見ました。

以前、見た時は、まあまあ、面白かった印象があったが、今回
観てみると、全然、面白くない。

淡々とし、ずーーーーーと、つぶやいているばかり。

主人公たちが、全然、魅力的に描かれていない、ただただ、貧乏ったら
しい地味な登場人物ばかりだ。

こういったのも青春だけど、藤子不二雄の「まんが道」の方が面白い。

主役は、テラさんこと、寺田だが、面倒見がいいってより、頑固で
自分が描きたい作品しか書かず、困った住民から金をたかられ、
周囲がどんどん成功を掴む中、嫉妬を表には出さず、ついには
トキワ荘を去っていっただけの話だ。

類、まれに見る、地味すぎる映画だった。


キャピタリズム〜マネーは踊る〜/マイケル・ムーア監督

2013年09月24日 | 映画レビュー

アメリカの資本主義経済にジャンジャンとメスを入れ、
アメリカの現実って凄く恐いっと感じた。

リーマンショックが何だったのかを、リーマンショックの
キーマンに取材し、自由の国、アメリカンドリームの
華やかな表面と、貧困の国である現実を目の当たりに
しました。

いいドキュメント映画を見れました。


映画:風立ちぬ

2013年09月03日 | 映画レビュー

ネタバレ防止の為にストリーには触れません。

ゼロ戦設計士の堀越二郎という、僕は全然知らなかった
男の半生と、堀越二郎が生きた戦時中の日本を描いて
います。

最近、宮崎駿が「もう長編映画を作らない」と発表し、
「風立ちぬ」の試写会では「自分で泣いた映画は初めてだ」
と言ったのには、本作が、宮崎駿映画の集大成で、遺作に
しようという決意があったのかもしれない。

本作は、娯楽映画、子供向け映画ではない。

宮崎駿は以前、純粋無垢な「子供たちに向けて作っている」
と、言っていて、ジブリ映画を見ることで、大人も、子供の感性に
戻れるからジブリは愛され続けているのかもしれない。

大人のジブリマニアは、アニメの技法や、ストーリー展開のパターンや、
宮崎駿が映画にこめたメッセージなど、正直、うるさい。

ただ、映画を見て、楽しかったか、つまんなかったか、それだけでいい。

ジブリの映像美は素晴らしく、温かみと、空気感が凄くあります。

情熱を持って、夢を具現化する男と、理想と現実のギャップと、純愛が
交錯し、感情移入しやすい作品で、後半部にぐぐっときながら、
最後の「荒井由実」の「ひこうき曇」で、涙腺が崩壊した。

僕はユーミンは然程関心が無かったが、凄くいい歌だ。
本作の為に作られたようにすら感じる歌だ。

ただ、1点、素人臭い主役の声優をつとめた庵野の声には最後まで
違和感を感じてしまった。


ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない/映画

2013年05月09日 | 映画レビュー
以前、見た映画が深夜に放送されていたので、見てみた。

本作は、2ちゃんねるの書き込みを元に作られたって言われて
いるが「電車男」のヒットも影響してるのだろう。

自分の新入社員時代を思い出すような仕打ちの数々で、昔を
懐かしみながら見ました。

作品として凄く楽しめました。

新少林寺

2013年04月02日 | 映画レビュー
本作は小林寺のリメイクでは無く、全く新しいストーリーです。

オープニングからグロく、重く、やっぱり全体的にシリアスでした。

どんな悪どい野心家でも、改心出来ることをテーマにしています。

ジャッキー・チェンのアクションは、もう、こんなもんでしょうね。
若からしジャッキーを今のジャッキーに求めるほうが野暮かもしれません。

全体的にカンフーシーンは平凡なワイヤーアクションです。

財力も、幸せな家族も、権力も手に入れた男が、全てを失った時に、たどり
ついたのが小林寺でした。さすが主演役者は、天下統一を求め殺戮を繰り返し
ていた頃と、出家後の冷静沈着な穏やかな表情が同一人物とは思えない。

YAMAZEN&TAD三浦、唐津ライブ

2013年03月12日 | 映画レビュー
◆YAMAZEN:山部善次郎(ボーカル&ギター)
1954年、福岡市生まれ。博多在住のミュージシャン。
10代半ばからロック.ミュージシャンとして活動をはじめ、数々の伝説を生み、
50歳を超えた現在もその歌声は衰えることなく、精力的なステージ・
パフォーマンスを展開している。また油彩画家としても定期的な個展を開く。

◆TAD三浦(ボーカル&ギター)
自らのLIVE「TAD三浦BLUES SHOW」にて、若手を多数起用。
TAD塾と呼ばれるほど、素晴らしいプレイヤーを育てあげている。
主な卒業生として、佐々木コテツ氏・長崎スリム氏等がいる。
楽しく明るく激しいBLUESがモットー。
現在プロのブルースマンに転向、現在ブルースTADを発足。
後進の指導に余念が無い。

極寒の日々も終え、新年度の始まりに、上質なロック&ブルースを堪能して
はいかがですか?

4月14日(日)
18時開場
19時開演
場所:佐賀県唐津市菜畑4058ラーメン屋「様式美麺れいんぼ~」
チケット:2000円(ラーメン1杯付)(中学生以下1500円)

チケットは近日発売いたします。

テルマエ・ロマエ

2013年03月05日 | 映画レビュー
コミックは「漫画大賞」受賞作品なので、1巻だけ買いましたが、あんまり惹かれる
テーマじゃなかったので2巻目以降は読みませんでした。

でも、映画実写版は、コッテリコテコテの濃い顔の俳優総出演で、古代ローマ人役で
違和感が無いです。

お風呂を通じ、現代の日本と、古代ローマがタイムスリップゾーンで繋がっていて、
古代ローマの風呂設計士が、日本の風呂文化に感銘を受け、古代ローマに活かすのの
繰り返しです。

まー、娯楽映画として、まあまあ面白かったです。

ロック・オブ・エイジズ(映画)

2013年02月26日 | 映画レビュー
この映画は、80年代のカルチャーやハードロックなどが好きか、
リアルタイムでその時代を生きたか、どうかにより評価が大きく分か
れる作品だと思います。

ストーリーなどの評価に成ると渋い評価になる。ありふれた作品を
継ぎ接ぎしたような作品だけど、全体に漂う80年代の雰囲気と
80年代のハードロック、産業ロック、洋楽を好きな人にはドンピシャ
なロック・ミュージカル作品です。

ガンズ&ローゼス、デイブ・リー・ロス・バンド、ナイト・レンジャー、
ポイズン、フォリナー、ジョーン・ジェット&ザ・ブラック・ハーツ、
スキッド・ロウ、ジャーニー、ウォーレント、エクストリーム、
ボン・ジョヴィ、ツイステッド・シヅター、ホワイトスネイク、
REOスピードワゴン、クワイエット・ライオット、スコーピオンズなど
の楽曲がアレンジされ、俳優の歌差し替えでやっている、ミュージカル
仕立てです。

主にハードロック好きが涙もんのバンドの楽曲が数多く使われています。

映画としての面白さでは「ロック・スター」をオススメしますが、ノスタルジー
さを味わうんでしたら「ロック・オブ・エイジズ」はオススメです。


DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?

2013年02月13日 | 映画レビュー
前作のAKBのドキュメント映画はDVDを買い何度も見ました。
アイドルファンじゃなくとも必見な名作でした。
ただ、東日本震災をやたらとからめるのは、どうかと思ったが。

今回は映画館で見ようと決めていました。


前作ほどの感動は無かったが、今回は、2012年のAKBが詰まっ
て舞台裏の色々がファンには楽しめる内容でした。

でも、今回の作品で一番印象的だったのは、声を出し号泣しまくる
戸賀崎でした。そう、AKB劇場支配人です。AKB48ほど出入り
が激しいグループは、脱退も業務的かと思いきや、1人の脱退でも
あんなに支配人は泣くんです。

組閣人事や、厳しい処罰や、格付けしたり、運営は血も涙も無いかの
ように観え、アイドルを金儲けの道具にしかしてない、捨て駒のように
思われていが、そんな事は無く、1人1人のメンバーに愛を注ぎ、メン
バー全員の成長を願っている、温かいグループだと思います。

戸賀崎の涙で、やっぱりAKBのファンで良かったと感じた。

アンチAKBの人は、それも演出。と、言うのでしょうが、僕はそうで
は無いと思いたい。純粋なアイドルを好きな人は、やっぱり純粋な心を
持ってると思うから、そういった大人的な発想で見たくない。

板野が2013年脱退する事を発表したり、前田敦子の脱退劇など
見所満載でした。

選抜総選挙の舞台裏は、特に喜びと悲しみが交錯していて、入試発表会場
みたいだった。

AKBを脱退したメンバーも、今は普通の学生でありながら青春を謳歌して
いて、それはそれで良かったです。

東京ドーム公演の模様を映画館で見ると、さすがに凄まじい迫力でした。

映画を見終えて、清々しい気分には成りました。

でも、この映画をAKBファン以外が見ても、退屈かもしれないです。

出来ることなら、東京ドーム公演の最終日のDVDを映画館で全編観たいです。

コクリコ坂から

2013年01月14日 | 映画レビュー
ジブリ好きの友人は多いので、公開中に感想を聞くことが多いです。

本作も「宮崎吾郎はやっぱいかん。ゲド戦記の二の舞。ジブリで駄作は
作らんでほしい」との感想でした。

テレビであってたので、観て見ました。ん・・・別に酷くない。

ジブリの優秀なスタッフが手がけているし、本作は宮崎駿原作だから、
結構、いい映画でした。

青春もので、互いに好きになった人が兄妹だった・・・でも、真実は・・・

と、劇中セリフに「安いメロドラマ」と言ってるが、まさにそういった話だ。
・・・ジブリらしい作品だと思います。

ジブリだからと、かつての「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」
「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」みたいな名作を期待せず、
普通に見れば楽しめます。

メルヘンチックな話では無く、「蛍の墓」ほど暗くは無く、ほどよく
コミカルな演出もあり「耳をすませば」「おもひでぽろぽろ」とか
好きな人なら、それなりに楽しめそうな気がします。


僕は「借り暮らしのアリエッティ」「崖の上のポニョ」「千と千尋の神隠し」
とかも凄く楽しめました。

岳ーガクー

2013年01月06日 | 映画レビュー
昨年の正月には「八甲田山」を見て、今年は「岳」を見ました。

真冬に、暖房もつけずに極寒の中、極寒映画を観るのが好きだ。

(そんな事やるから風邪気味になるんだろうが)

この映画も寒々しいシーンばかりです。

雪山映画は、やはり、白いシーンが中心で、映像に変化が無いが
壮大な雪山と、絶景、リアルな雪崩など見応えありました。

毎年、正月になると、雪山登山者の遭難事故が報道され、
「わざわざ、寒い時期に山なんか登って、遭難して、大勢の捜索隊、
救助隊を出して迷惑かけて・・・なんだろう・・」と、思っていた
が、厳しい自然に挑み制覇したい気持ちと、冬場にしか見れない絶景
を見たい登山家がいるんだから、過酷な救助隊は必要な職業なんですね。

この映画の女性救助隊員は、人情に流され、隊の撤退指示に背き、
自分も心肺停止し、同僚までも二重遭難に巻き込みました。

隊長が言っていたように、撤退する勇気が必要だと思います。

雪山の登山者は死の覚悟もしながら登ってると思うので、多くの救助隊員
が犠牲に成るような時は、勇気を持って撤退すべきですね。