拉毛卓瑪氏の「ツォンカパの後期中観思想における二諦説の研究」が示すところの功績、恩恵は誠に大きい。
特には、
・「離戯論」のあり方における「戯論」の定義の説明
・「離戯論をご覧になる」というあり方の説明
・「ご覧にならない仕方でご覧になる」というあり方の説明
・仏陀の「如実智」のあり方についての説明
・仏陀の「如量智」のあり方についての説明
について、ツォンカパ大師の著作群(顕教部のみ)からの明確な論理的根拠を示されて説明されているのが、誠に業績として素晴らしいのであります。
仏陀の認識論を解析することにより、仏陀と凡夫や聖者とにおける認識の比較がより一層クリアとなり、凡夫や聖者のどこの何に問題、課題があるのかがスッキリしたことで、修道の目標、目的が立てやすくなるという大きな効果が望めるようになったのであります。
更に、認識論から、中観思想、唯識思想に至る仏教思想の潮流の全てを俯瞰することができる利点も。
それは、本覚思想や仏性思想に対しても同じことが言えるのであります。
先に示したように、本覚思想への決定的な批判への論拠も示すことができるようにもなりました。
誠に有り難いのであります。
「ツォンカパの後期中観思想における二諦説の研究」拉毛卓瑪氏
https://otani.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=6784&item_no=1&page_id=13&block_id=28
特には、
・「離戯論」のあり方における「戯論」の定義の説明
・「離戯論をご覧になる」というあり方の説明
・「ご覧にならない仕方でご覧になる」というあり方の説明
・仏陀の「如実智」のあり方についての説明
・仏陀の「如量智」のあり方についての説明
について、ツォンカパ大師の著作群(顕教部のみ)からの明確な論理的根拠を示されて説明されているのが、誠に業績として素晴らしいのであります。
仏陀の認識論を解析することにより、仏陀と凡夫や聖者とにおける認識の比較がより一層クリアとなり、凡夫や聖者のどこの何に問題、課題があるのかがスッキリしたことで、修道の目標、目的が立てやすくなるという大きな効果が望めるようになったのであります。
更に、認識論から、中観思想、唯識思想に至る仏教思想の潮流の全てを俯瞰することができる利点も。
それは、本覚思想や仏性思想に対しても同じことが言えるのであります。
先に示したように、本覚思想への決定的な批判への論拠も示すことができるようにもなりました。
誠に有り難いのであります。
「ツォンカパの後期中観思想における二諦説の研究」拉毛卓瑪氏
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