写真 ブータンの織り
(両側と真ん中の3本が経浮織、あいだの2本が片面縫取織り 同時に織り進められていることが驚きです)
去年、おりひめ工房の友人に誘われてブータンの織りを紹介する集まりに参加しました。
それ以来、会報がメールで送られてきます。
手織工房SOX でブータン織りのワークショップのお知らせがあり、行ってきました。
1日目は片面縫取織りで、2・3日目は経浮織です。どちらも腰機です。
自信はありませんが忘れないように書きとめてみました。
「片面縫取織り」 サンマ (ティマはチェーンステッチのように見えます)
片面縫取織りのサンマは緯糸が浮きでて、サテンステッチ刺繍のように見え、裏側に模様はでません。
腰機の仕組みはソンケットと少し違い、両端に丸棒を通し輪で織ります。筬は無く中筒を差し込みます。
中筒の上を通る糸が上糸で中筒の高さの開口をそのまま使い、中筒の下を通る下糸だけを糸綜絖します。
2本づつ交互に上・下糸をとり、開口に刀杼を差し込み、地糸を通します。
開口したままモチーフを浮かし、色糸を通します。上・下糸の平織りを繰り返します。
ソンケットは平織りを閉口して色糸を通し、見えている面は裏になるので違いがあります。
「経浮織」
平織りの上・下糸の他に、浮いて模様となる経糸を同時に整経します。
整経後、腰機にセットして模様となる2パターンと平織りの下糸の糸綜絖をつくります。
模様の糸綜絖を交互に上げてモチーフの糸をすくい平織りをします。
表地の模様の反対柄が裏地に出ます。
左の白い中筒(平織りの上糸が上を通る)。後ろは浮織模様の中筒(平織りの上糸と浮織模様糸が上を通る)
浮織模様の中筒を手前にして平織りすると浮織模様がでます
伸子は竹の先を尖らせています。腰のテンションで引っ張っているので、織り幅がよってきます。頻繁に伸子の位置を替えています。
模様を織ります
左側 模様A(2本どりで5本の浮糸が出ます)の糸綜絖を上にあげ開口、細刀杼を差し込みます。横から見たところ。
右側 模様B(2本どりで4本の浮糸が出ます)の糸綜絖を上にあげ開口、細刀杼を差し込みます。
「模様A」 模様A・糸綜絖を上げた開口に刀杼を差し込み、はたきます。
刀杼を立てて、地糸の子管を通します。
中筒に沿わせます。手前に綾が出ます。綾は指ではじくとなくなります。
模様Aの細刀杼を上部に動かします。模様A・中筒の開口に刀杼を差し込み、はたきます。
刀杼を立てて、地糸の子管を通します。平織り1往復です。
左側 「模様Bの一部」 模様Bの糸綜絖を上げ開口に細刀杼を差し込みます。2本どりで4本の浮経糸が出ます。
差し込んだ細刀杼を手前に近づけて、絵図どうりに浮経糸をすくいます。
右側 模様A/模様B の交差から絵図どおりに浮経糸をすくいます。
すくった棒を平織りの糸綜絖の近くに沿わして一緒に開口します。
刀杼で強くはたきます。刀杼を起こして地糸を通します。
中筒を開口してすくった棒を近づけて一緒に開口します。
刀杼で強くはたきます。
刀杼を起こして地糸を通します。平織り1往復です。
3日間のワークショップでした。腰機を以前から学びたいと思い実現しました。
整経から機にかけ、腰のテンションで織り進めます。楽しい作業でした。
織りあげるよう3週間ほど腰機を貸し出していただけます。続きは家で織りました。
織り始めは左側によってしまいました。腰での引っ張りが均一ではなく左に傾いていました。
連続して模様を織りました。伸子を始めて使いました。両端が波うち、上手く出来ませんでした。
ブータンの織り(片面縫取織・両面縫取織・経浮織)に触れることが出来る数少ない、工房だと思います。
夏期講習ではボリビア模様を織るコースもあり、イカットも学べます。
手織工房SOX
工藤 いづみ先生
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-2-6
メゾンコモラント103
080-2093-6496
詳細はホームページをご覧ください。
ブータン専門のガイドさん (ブータンへのオリジナル旅を企画)
ヤクランド 久保 淳子さん
予告 ブータン プナカの春祭り 染織の旅
8日間 2015.2.23~3.2
旅行代金 38万円前後
詳細はホームページをご覧ください。
(両側と真ん中の3本が経浮織、あいだの2本が片面縫取織り 同時に織り進められていることが驚きです)
去年、おりひめ工房の友人に誘われてブータンの織りを紹介する集まりに参加しました。
それ以来、会報がメールで送られてきます。
手織工房SOX でブータン織りのワークショップのお知らせがあり、行ってきました。
1日目は片面縫取織りで、2・3日目は経浮織です。どちらも腰機です。
自信はありませんが忘れないように書きとめてみました。
「片面縫取織り」 サンマ (ティマはチェーンステッチのように見えます)
片面縫取織りのサンマは緯糸が浮きでて、サテンステッチ刺繍のように見え、裏側に模様はでません。
腰機の仕組みはソンケットと少し違い、両端に丸棒を通し輪で織ります。筬は無く中筒を差し込みます。
中筒の上を通る糸が上糸で中筒の高さの開口をそのまま使い、中筒の下を通る下糸だけを糸綜絖します。
2本づつ交互に上・下糸をとり、開口に刀杼を差し込み、地糸を通します。
開口したままモチーフを浮かし、色糸を通します。上・下糸の平織りを繰り返します。
ソンケットは平織りを閉口して色糸を通し、見えている面は裏になるので違いがあります。
「経浮織」
平織りの上・下糸の他に、浮いて模様となる経糸を同時に整経します。
整経後、腰機にセットして模様となる2パターンと平織りの下糸の糸綜絖をつくります。
模様の糸綜絖を交互に上げてモチーフの糸をすくい平織りをします。
表地の模様の反対柄が裏地に出ます。
左の白い中筒(平織りの上糸が上を通る)。後ろは浮織模様の中筒(平織りの上糸と浮織模様糸が上を通る)
浮織模様の中筒を手前にして平織りすると浮織模様がでます
伸子は竹の先を尖らせています。腰のテンションで引っ張っているので、織り幅がよってきます。頻繁に伸子の位置を替えています。
模様を織ります
左側 模様A(2本どりで5本の浮糸が出ます)の糸綜絖を上にあげ開口、細刀杼を差し込みます。横から見たところ。
右側 模様B(2本どりで4本の浮糸が出ます)の糸綜絖を上にあげ開口、細刀杼を差し込みます。
「模様A」 模様A・糸綜絖を上げた開口に刀杼を差し込み、はたきます。
刀杼を立てて、地糸の子管を通します。
中筒に沿わせます。手前に綾が出ます。綾は指ではじくとなくなります。
模様Aの細刀杼を上部に動かします。模様A・中筒の開口に刀杼を差し込み、はたきます。
刀杼を立てて、地糸の子管を通します。平織り1往復です。
左側 「模様Bの一部」 模様Bの糸綜絖を上げ開口に細刀杼を差し込みます。2本どりで4本の浮経糸が出ます。
差し込んだ細刀杼を手前に近づけて、絵図どうりに浮経糸をすくいます。
右側 模様A/模様B の交差から絵図どおりに浮経糸をすくいます。
すくった棒を平織りの糸綜絖の近くに沿わして一緒に開口します。
刀杼で強くはたきます。刀杼を起こして地糸を通します。
中筒を開口してすくった棒を近づけて一緒に開口します。
刀杼で強くはたきます。
刀杼を起こして地糸を通します。平織り1往復です。
3日間のワークショップでした。腰機を以前から学びたいと思い実現しました。
整経から機にかけ、腰のテンションで織り進めます。楽しい作業でした。
織りあげるよう3週間ほど腰機を貸し出していただけます。続きは家で織りました。
織り始めは左側によってしまいました。腰での引っ張りが均一ではなく左に傾いていました。
連続して模様を織りました。伸子を始めて使いました。両端が波うち、上手く出来ませんでした。
ブータンの織り(片面縫取織・両面縫取織・経浮織)に触れることが出来る数少ない、工房だと思います。
夏期講習ではボリビア模様を織るコースもあり、イカットも学べます。
手織工房SOX
工藤 いづみ先生
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-2-6
メゾンコモラント103
080-2093-6496
詳細はホームページをご覧ください。
ブータン専門のガイドさん (ブータンへのオリジナル旅を企画)
ヤクランド 久保 淳子さん
予告 ブータン プナカの春祭り 染織の旅
8日間 2015.2.23~3.2
旅行代金 38万円前後
詳細はホームページをご覧ください。