昨日、先月分の家計簿を締めた。いやー凄い、健康保険代を除いて、医療費で１０万を優に超えてる
。その８割は入院費用だけど、通院する“科”が増えて、薬代がかなり嵩んだこともある
。元の生協の同僚でも、病気で倒れただの、●病になっただのって話を立て続けに聞く。まーなんだ、そういう年齢になったんだなぁ。とつくづく実感
。ちょっとは取り戻さなきゃいかんので、生協の共済への申請書を書き、当たる可能性は限りなく低いけど、懸賞品のはがきを何枚か書き、まとめて投函
。
返却期限が明日に迫った岸本葉子さんの『がんからはじまる』（晶文社）を昨日から根をつめて一気に読む。いや、僕は彼女の本を読むのは初めてだけど、華奢な外見と違ってずいぶん我の強い人だな・・・ってことに驚く
。もともと身辺雑記が中心のエッセイストだし、以前観てた「サンデーモーニング」では、周辺のあくの強いコメンテイターに押されて、ほとんど何も喋れてないって印象が強かったからねぇ。実際の彼女はかなり違ってる
。本は２００３年。再発率７０％、というがんの手術後２年後に書かれてる本だから、当時は再発の可能性を抱えての出版だったわけで、本にも緊張感が漲っている。
幸い、再発せずに彼女は今でも元気に執筆を続けてるんだけど、４０歳でのがんの発症。それに対する葛藤がかなり生々しい。がんと「共生」するか、「闘う」か
。僕の場合も、がん、心筋梗塞、脳疾患の中の２つ目の“入り口”は経験したわけで、これまでみたいに闘病記を、読む対象だけじゃなくて、病に向き合う“同志”の記録として受け入れるようになってきてる。
これ読んでて、処分できない本のことを思い出したんだよ。１７年前の入院の時に、ちょっとした関わりを持ってた女性がいて、退院のちょっと前に見舞いに来てくれたわけ。その時に三浦綾子の本を差し入れてくれてね。まだ読んでないんだけど。
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それから半年もしないうちに、その人のお父さんが急に亡くなって、本人もまだ２０代で後を追うように逝っちゃったんだよ。お線香は上げに行ったけど、かける言葉がなくてねぇ
。本棚を整理するたびにそれを思い出して・・・先のことって分かんないよ、ホントに。
今の循環器の治療が一段落したら、勧められてる“脳ドック”を受けようと思ってるんだ。数年に一度で良いって言われてるけど、さすが今回、自覚するのが遅れたし、早めに受けた方がいいと思ってるのでね。
・休肝日（２４）。
★５月１日現在の処分数（２２５／３００）
