紀伊半島を襲った台風12号。その中で甚大な被害を受けた奈良県の十津川村。ツイッターで、ほぼ毎日、現地のツイートを紹介してきたりしたのは、震災や放射能問題に隠れて、あまりに台風の被害が知られていないのが理由。
前にも書いたけど、震災の問題ですら、表面的な“復興”の様子ばかりが紹介されるし、放射能問題は、福島から遠く離れた首都圏の住民が、あるいは、西日本の人たちが大騒ぎをする。
同情するふりをしての“差別”。花火や大文字焼の問題なんてその典型。
そのことは、先日の野口邦和さんの講演でも触れられてたんだけど、そのことについては省く。そういう感情ってものすごく嫌なんだ。
『裸のフクシマ』って本を今読んでるけど、細かい原発に関する記述はともかく、30キロ圏内で暮らすことがいかに大変か。一見何の変化もない自然豊かな地が、汚染されている。コミュニティが壊れる、生活が崩壊して行く。もう読んでて辛いなんてもんじゃない。
そんな酷い状況を尻目に“安全圏”にいる人たちが、ネット上で勝手なことをつぶやいている。もちろん、<善意>で。
今度、福島第一原発から40キロも離れているにもかかわらず、全村避難した酪農家の人の講演会を聴きに行くけど、身につまされる現実を聴かされると思う。でも、そういうことはメディアは報道しないからさ。
だから、生の声を聴きたい。知らせたい。
つまりは、震災も放射能の問題はどっちもメディアの扱い方がおかしい。ネットで氾濫してる情報も歪んでるって思うわけ。なーんて書くと、“安全厨”なんてレッテルを張られちゃうんだけど。
十津川村に話を戻そう。台風12号の問題は、報道がどうって言う以前に、そこから離れた場所では、報道すらされない。復旧は進んではいるけど、“土砂ダム”の問題は解決されてもいない。復興には長い時間がかかる・・・。
十津川村は全国で一番大きな村だって云われる。Wikiによれば、北方領土の4つの村に次ぐ5番目の広さだって言うんだけど、“日本が実効支配している地域では最大面積の村として知られている”そうだ。
面積は広域合併した長野市と比べると、長野市が1.2倍。ただ、人口は38万人の長野市に対して、たったの4000人の過疎の村。40年間で人口は半分以下に減っている。
そんな厳しい中での今回の台風被害。そりゃ、震災や福島県ほど酷い状況じゃないかもしれないけど、それにしたって、忘れられ過ぎている。
そんな中で、「十津川村サポーター」Tシャツを申し込む。1枚1500円、500円が義援金になる。Tシャツに同封されてたのが、じゃらんの十津川村マップとメッセージ。
淡路島より広い村に、人口はたった四千人。今回、Tシャツを通じ皆様から頂いた支援は、過疎の十津川村にとって、とてもとても大きな支援です。ありがとうございました!
これからも復興に頑張ります。今月から温泉や宿泊施設も一斉に営業も再開するので、是非遊びに来てくださいね!
平成23年11月 十津川サポーター一同
頑張れ、十津川村!
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