明るく、送る、幸せ

　６：３０起床。葬儀社との打ち合わせがあれやこれやで３時間を超える。時間がかかったのは葬儀社がＪＡだったから。悪い意味ではなく、基本料金にオプションを次々と勧めて来る民間業者に比べ、一括パッケージから必要がなければその分の料金を割り引くという逆の料金設定で、遺族の意思を尊重する姿勢で相談に乗ってくれた分、決めるのに時間がかかったのだ。
　一つ一つ時間をかけて話し合ったから、半日話し合うだけでもうグッタリ。



　通夜は６時から。ごく内輪での集まりで簡素に執り行なったんだけど、昼過ぎからの人を含め、周囲は高齢者が多く、足腰が弱ってるのに近所の人がよく来てくれる。
　滞りなく終わったあとは、身内で集まって通夜振る舞いを。寿司を囲みながら、四方山話。エビの好きだったオヤジ、ネギトロが好きでウニが大嫌いだったオヤジ。そんな話から、健康談義に花が咲く。そんな光景を見ながら、明るく見送れる幸せをつくづく感じる。一つの山は越えた。明日、喪主として何回か挨拶をしなければいけないんで、雛形の固～い、文章に朱を入れて簡潔に簡潔に作り変える。果たして大丈夫だろうか？そんなことを考え、思いを巡らせるうちに長かった一日が終わる。昨日まで生協の仕事をしていたのがウソのようだ。