日日不穏日記gooブログ版

発ガンリスクをどう考えるか

 今日の気になった記事といえば【日本産ヒジキ「食べてはダメ」…英当局がヒ素検出!?】というヤツ。そもそも有機ヒ素が、海草、魚介類に高濃度に含まれているというのは常識の部類のこと。健康食とされるひじきに含まれている、それも「摂取したヒ素が1日摂取許容量を超えてしまうことはあるかもしれないが、(中略)直ちに悪影響が発生するという値ではない」(ゴチック引用者)などと言われるとなあ。実際にはひじきの有用性とリスクを測りにかけてみれば有用性に軍配を上げるってことになるんだろうけどね。ええ、食べますよ。ひじきは好きだから。ただ、天然物にも発ガン物質があるのだということは知っておいたほうがいい。もう多くの人が忘れてしまったであろうポテトチップスに発ガン物質アクリルアミドが含まれているという点についてもよく考えると同様の問題が浮かび上がる(一般的な論調の一つとして【ポテトチップスが危ない?】←ちょっと公平性に欠ける嫌いがあると思う)。じゃがいもを高温で加熱して調理する食品に比較的多く含まれるというが、かりんとう、即席めん、麦茶、焙じ茶にも含まれているという報告はあるわけで、じゃあ、これらのものを避けるか?ということになる。つまり人は日常生活の中で“身体にいいもの”と一緒に発ガン物質も取り入れているわけで、何もかも避けようとしたら“ゼロリスク症候群”でそれこそストレスでガンになってしまうというものである。ま、どんなに身体にいいものではあっても食べすぎは毒。結局、適度にバランスよく食べればいいという常識的かつ凡庸な結論に達してしまうわけなんである(参考:日生協【アクリルアミド問題に関するQ&A】)。 

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