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間違いだらけの食の常識!?

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 さぁて、日曜日に買い込んでそのままになってた「週刊女性」の特集。「もうダマされない!間違いだらけの“食の常識”」ってヤツ。遅ればせながら、取り上げてみよう。

 「現代」とか「ポスト」とかの週刊誌記事では、さんざん中国産・輸入食品批判がされてるのとは、正反対のスタンス。「これらの情報が何の根拠もない思いこみ」で、それに付け込む「不安を煽る商売に騙されるな」という立場に立つわけで、確かに読んでみて面白い。僕は国産が全て<善>で、中国産が全て<悪>という立場には立たないから、納得する部分は確かにあるんだけど、疑問を呈したいところもいくつかあるんだ。

 芳川充さんが「ある意味スクープといってもいいほどの重要性を持った記事」というほど絶賛される内容とも思えないんだよね。こういう記事も含めて、広く食の安全に関する情報が共有されれば良いなとは思ってるんだけど。



ウソとしてやり玉があげられるのは・・・
無農薬・有機食品は安心でおいしい→「農薬より、「有機農業」や「減農薬栽培」で使われてる散布液(農薬として登録されていない)の方がリスクが高い。有機食材も市販も栄養価や味で変わりはない。問題は鮮度の違いだけ。

<僕のコメント>有機農業でも、無農薬ってわけじゃない。認められてる農薬もある。有機農業に意味があるとすれば、生産者の健康や履歴がはっきりしてるってところだろうか。市販でも新鮮なモノを使用すれば、安全性にはまず問題はない・・・と思う。
 どっちが良いというものではなく、個人の嗜好に還元される、それ以上のものではないのではなかろうか。

合成保存料・着色料は諸悪の根源→アトピーなどのアレルギーや子どもの多動症(ADHD)を招くという懸念も囁かれているというが、西島基弘氏(添加物問題で良く出てくる専門家)によれば、ADI未満の添加物なら人体に全く影響がないと言い切ってかまわない。カビや腐った商品の方がはるかに危険だ。

<僕のコメント>添加物のリスクについては、全くその通りだと思う。ただ、使わずに済めば、それに越したことはない・・・とは思ってるわけで、リスクとは別に着色料や発色剤は出来る限り使わないに越したことはない、と考えてる。いいじゃない、天然の色で。



中国産のうなぎは危ない→中国産のうなぎの方が安全でおいしい。養殖密度が小さいため、元気で生きのいいうなぎが育つ。輸入品の方が遥かに厳しい検査をする。中国産が騒がれるのは、輸入の絶対量が多いためで、違反率はむしろ他国よりかなり低いのが現実。

<僕のコメント>国産と輸入品の検査項目の違いなどをきちんと紹介してくれる情報がないので、上記の記述をそのまま信じることは出来ない。また、使用が禁じられている抗菌剤が検出されている(マラカイトグリーン)や食中毒菌が検出されている事例もあるので、きちんとした中国産うなぎがあることを認めた上で、そうした問題に全く触れていないことに引っ掛かりを感じる。

・・・まぁ、長くなるのでこの辺にしておくけど、国産でもいいものは良いし、ダメなものはダメ。中国産に限らず輸入品も同様じゃないかな。そりゃ、自国の食品でまかなえるに越したことはないさ。でも当面は輸入品に頼らざるを得ないんだから、賢く付き合っていけばいいんじゃないかと思う。

 結論は平凡なんだけどね。

※芳川氏が“無農薬や有機野菜を中心とした食品の宅配”を批判してる記事

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