日日不穏日記gooブログ版

担保を放棄する時

 夕方から、役員2名とセンター職員全員が参加しての懇談会。秋の地区別総代会資料を使って、現在の到達点と課題について説明があったんだけど、やっぱり一番興味があったのは商品政策。
 本紙“ハピデリ”ではLAS系洗剤の扱いが始まってるし、発色剤使用のハムも登場するのだとかm(..)m。こうなってくると市販品との“差別化”というものはより見えにくくなってくるんで、う~ん・・・ってとこ。
 はっきり言ってLAS系洗剤にさほどの問題があるとは思ってないし、発色剤入りのハムだろうが、リスクは問題にならないほど低いとは思ってるのよ。
 ただ、そういう商品を使わない<縛り>は生協の“安心”を印象付ける担保になってると思ってたわけで、それをリスク・トレードオフの名のもとに、放棄する“割り切り”には釈然としない思いがあるんだよね。



 ただ、それが「消費者の圧倒的多数を組織する」という戦略に基づくのなら、話は別だ。これだけの商品を毎週提供するハピデリの紙面を見てると店舗も共同購入も区別はないんだ・・・と改めて実感。全てに納得したわけではないけれども、コープネット化の理念の一端は理解できたとは思うよ。有益な時間だったね。
 帰りに平安堂川中島店。「別冊正論 大東亜戦争ー日本の主張」と『栗林忠道 硫黄島からの手紙』をレジへ。前者は中村 粲氏と故・林健太郎氏の保守論客同士の「自衛戦争か侵略戦争か」という論争が丸ごと納められてるのが買った理由で後者は先日買った『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』を読み始めたら凄く面白いから。アマゾンからはDVD「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」が届いてる。ホント、何にもせずにこれら全部目を通す時間が欲しいよ。ま、野暮用が重なってるし、それは“夢のまた夢”

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コメント一覧

haikyotansaku
 すぐこれをこうする・・・と答えが出る問題じゃないですね。日頃の関係の中で、どう信頼されるか、職員一人一人が問われていくと思います。自分自身にも言い聞かせてることですが。
ヌーボー
単純にスーパーと同等になれば(かなりなっている)、生協でなくてもいいのでは・・と言われても仕方ない。
かと言っても、本当の消費者の利益にならない騙しをやっても、消費者本位ではない。
組合員との色々な関係をどうするのかそれを考えていかないとね・・・
haikyotansaku
 今のやり方では、本当の意味での多数派にはなれない・・・分かるんですよ、それは。役員もネット化を進める中で、取引先のチェックをネットの職員も入ってする中で物凄く厳しいそうで、特に衛生管理。いずれ卵も冷蔵セット出来るまで徹底していく方向性だというから、安心・安全の概念がこれまでと変わってくるんでしょうね。ニッチなマーケットで特化する生活クラブやそれに近いパルシステムとは違う柱がないと・・・全方位的でありつつ、消費者に選択してもらわないといけないわけだから・・・。
ヌーボー
これまでの政策を放棄する・・・
リスクを評価するとそれが妥当。うちの生協もそのような内容で松永さんのお話になっております。
これから「生協って何?他のスーパー何がどう違うの?」って、議論も出てくることでしょう。かと言っても、不安を煽っているやり方は筋が通らない。
現実問題としては、超巨大イオンなどとの競争があり、消費者意識の変化も激しく、新しい柱がないと大変だね。
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