風評被害の寺泊へ

　朝食は北陸道の米山ＳＡで。高速走行中からでも確認できるほどブルーシートで覆われた家屋が多く、明らかに地震の影響が見て取れるし、ＳＡでさえ、大きな段差がある。高速道は至るところ対面通行で、ところどころ波打ってたりしていてのろのろ走行。柏崎近辺が特にひどい。自衛隊を中心に災害派遣の車両にずいぶんすれ違ったし、市民生協にいがたの配送トラックも目にする。



　結局、観光地である寺泊に行くことにする。あれだけの観光地のはずの寺泊なのに観光客は閑散。
　それもそのはず。「人出は例年の１割。風評被害は中越地震よりひどい。このままじゃ死んだ町になっちゃう」（産経ｗｅｂ）という惨状。



　原発の近くということもあって風評被害を蒙ってると実感。浜焼きや寿司に舌鼓を打ってると、観光協会の音頭取りで、アサリ汁とサザエの壷焼きが振舞われるというアナウンスが。



　１０００人分を振舞って“風評被害の払拭”をアピールするというらしい。格好の被写体ということで現地マスコミも多数やってきている。



　被災地柏崎へのカンパも募っていたので、浄財として１０００円を。僕らが会場を後にしたしばらく後には、新潟県知事もやってきて、安全性を訴えて言ったそうで、全国ネットでもニュースになってたんだけど、地震で高速道路の流れが多少悪い程度で、寺泊は少なくとも観光には何の問題もなし。寿司も浜焼きも旨かったし・・・ね。