前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

『POSSESSED』 THE BALANESCU QUARTET

2012-01-20 23:22:54 | クラシック音楽
まだ大学生だった頃のことです。
大手CDショップでクラシックのCDを物色していた時、
別のコーナーから弦楽四重奏らしき曲が聴こえてきました。

ベートーヴェンとかモーツァルトといった「古典」ではありませんが、
どこか聴き覚えのあるような旋律です。
「なんだろう、この曲?」と多少心に引っかかるものを感じつつ、
CDを物色し続けていました。

「確かに知っている曲だ・・・」と必死に記憶を辿っているうちに
「あ!」と思い出しました。「クラフトワークだ!」

それがバラネスク・カルテットが演奏する『POSSESSED』でした。
(その中の「COMPUTER LOVE」)


 1. ROBOTS
 2. MODEL
 3. AUTOBAHN
 4. COMPUTER LOVE
 5. POCKET CALCULATOR
 6. POSSESSED
 7. WANT ME
 8. NO TIME BEFORE TIME
 9. HANGING UPSIDE DOWN

1~5はクラフトワークの曲、9はデヴィッド・ボウイ、
6~8はリーダーであるアレキサンダー・バラネスクのオリジナル曲です。
(カバー曲もアレンジされています)

アレキサンダー・バラネスクは現代音楽を中心に活動している
アルディッティ弦楽四重奏団の元メンバーです。


このCDをきっかけに現代音楽(同時代音楽)に興味を持つようになり、
やがてスティーブ・ライヒなどのミニマルミュージックやアルヴォ・ペルトなどを
聴くようになりました。

ロックなどを弦楽四重奏で演奏する例としては、クロノス・カルテットが有名ですが、
演奏技術はバラネスク・カルテットの方が上だと思います。


いい曲は、別の楽器、編成で演奏しても良い曲だなあと感じます。
(別の楽器、編成で演奏しても良いと感じるのが名曲だ、と言った方が正確かも)

アレキサンダー・バラネスクのオリジナル曲も聴きやすい曲です。
現代音楽入門にはいいのではないでしょうか。



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