ゴジラ生誕70周年記念作品『ゴジラ-1.0』を観てきました。
ゴジラならばやはり銀座近辺で・・・ということでTOHOシネマズ日比谷で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/14/d896bdba2adefca66ae042b26f135201.jpg)
監督/脚本:山崎貴
出演者:
神木隆之介
浜辺美波
山田裕貴
青木崇高
吉岡秀隆
安藤サクラ
佐々木蔵之介
上映時間:125分
日米共に絶賛の嵐ですが、噂に違わず大変面白かったです。
妻は巨大な乗り物(船や飛行機等)が好きで、戦艦名やその来歴などは私よりも詳しく
重巡洋艦「高雄」や駆逐艦「雪風」について(上映後に)熱く語ってくれました。
特に田中美央(たなかみおう)さんが演じた「雪風」の元艦長・堀田辰雄が
五代目艦長・寺内正道氏にそっくりだ興奮?していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f4/b0ac5252e606e9548b8414b69aa80a32.jpg)
「雪風」元艦長・堀田辰雄を演じる田中美央さん
気になった?ところといえば、主人公で元特攻隊員・敷島を演じた神木隆之介さんと
機雷除去用の特設掃海艇「新生丸」の見習い乗組員・水島四郎役の山田裕貴さんの関係です。
水島は若かったため戦争には行っていない設定ですが、神木さんが童顔なので
山田さんが年下に見えないんですよね。実際、山田さんの方が年上ですし。
あと、特設掃海艇「新生丸」艇長・秋津淸治役の佐々木蔵之介さんが、
まんま「佐々木蔵之介さん」だったこと。
まあ些細なことで、最後まで少しもダレることなく観られました。
近年の日本映画に顕著なウェットな人間ドラマやオーバーな演技は苦手なのですが
本作では全く気になりませんでした。途中二度ほど落涙。
2016年の「シン・ゴジラ」は、現代の日本で(ゴジラに象徴される)「核兵器による戦争」が起きたら?
という設定での"リアル"なシミュレーションだったと思います。
一方本作は、すでに多くの日本人にとって"リアルではない"戦後が舞台です。
第二次世界大戦は(当たり前ですが)記録映像やドキュメンタリー作品、実際に戦争を経験した方々の
証言などによってしか知りません。
(勿論「戦争」そのものは今でも世界各地で起こっていますが)
ですから「戦争」について軽々しく語ることはできません。
でもこのような形で「戦争(の恐怖や悲惨さ)」に触れることも決して悪いことではないのだと思います。
例えそれが戦争を経験していない人たちが作った「(娯楽)映画」だったとしても。
映画のラスト
海の中に崩れ落ちていくゴジラに向かって「海神作戦」を決行した元海軍士官たちが敬礼をしますが
この敬礼の意味についてはいろいろと考察されています。
ノベライズでは「ゴジラも核実験の被害者である」という気持ちの表れと書かれているようですが。
ただこの映画は、主人公・敷島をはじめとして「生きて帰ってきた」が故の苦悩の物語であり
「(自分の)戦争がまだ終わっていない」者たちの物語です。
やはり最後の敬礼は、ようやく「戦争を終えることができた」者たちが
(ゴジラも含めて)戦争の犠牲となった全ての人々に対して行った"鎮魂の儀式"だったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/78/e617e990a42dff16e6bf188749db153c.jpg)
モノクロ映像版となる『ゴジラ-1.0/C』も観に行こうと思います。
ゴジラならばやはり銀座近辺で・・・ということでTOHOシネマズ日比谷で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/14/d896bdba2adefca66ae042b26f135201.jpg)
監督/脚本:山崎貴
出演者:
神木隆之介
浜辺美波
山田裕貴
青木崇高
吉岡秀隆
安藤サクラ
佐々木蔵之介
上映時間:125分
日米共に絶賛の嵐ですが、噂に違わず大変面白かったです。
妻は巨大な乗り物(船や飛行機等)が好きで、戦艦名やその来歴などは私よりも詳しく
重巡洋艦「高雄」や駆逐艦「雪風」について(上映後に)熱く語ってくれました。
特に田中美央(たなかみおう)さんが演じた「雪風」の元艦長・堀田辰雄が
五代目艦長・寺内正道氏にそっくりだ興奮?していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f4/b0ac5252e606e9548b8414b69aa80a32.jpg)
「雪風」元艦長・堀田辰雄を演じる田中美央さん
気になった?ところといえば、主人公で元特攻隊員・敷島を演じた神木隆之介さんと
機雷除去用の特設掃海艇「新生丸」の見習い乗組員・水島四郎役の山田裕貴さんの関係です。
水島は若かったため戦争には行っていない設定ですが、神木さんが童顔なので
山田さんが年下に見えないんですよね。実際、山田さんの方が年上ですし。
あと、特設掃海艇「新生丸」艇長・秋津淸治役の佐々木蔵之介さんが、
まんま「佐々木蔵之介さん」だったこと。
まあ些細なことで、最後まで少しもダレることなく観られました。
近年の日本映画に顕著なウェットな人間ドラマやオーバーな演技は苦手なのですが
本作では全く気になりませんでした。途中二度ほど落涙。
2016年の「シン・ゴジラ」は、現代の日本で(ゴジラに象徴される)「核兵器による戦争」が起きたら?
という設定での"リアル"なシミュレーションだったと思います。
一方本作は、すでに多くの日本人にとって"リアルではない"戦後が舞台です。
第二次世界大戦は(当たり前ですが)記録映像やドキュメンタリー作品、実際に戦争を経験した方々の
証言などによってしか知りません。
(勿論「戦争」そのものは今でも世界各地で起こっていますが)
ですから「戦争」について軽々しく語ることはできません。
でもこのような形で「戦争(の恐怖や悲惨さ)」に触れることも決して悪いことではないのだと思います。
例えそれが戦争を経験していない人たちが作った「(娯楽)映画」だったとしても。
映画のラスト
海の中に崩れ落ちていくゴジラに向かって「海神作戦」を決行した元海軍士官たちが敬礼をしますが
この敬礼の意味についてはいろいろと考察されています。
ノベライズでは「ゴジラも核実験の被害者である」という気持ちの表れと書かれているようですが。
ただこの映画は、主人公・敷島をはじめとして「生きて帰ってきた」が故の苦悩の物語であり
「(自分の)戦争がまだ終わっていない」者たちの物語です。
やはり最後の敬礼は、ようやく「戦争を終えることができた」者たちが
(ゴジラも含めて)戦争の犠牲となった全ての人々に対して行った"鎮魂の儀式"だったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/78/e617e990a42dff16e6bf188749db153c.jpg)
モノクロ映像版となる『ゴジラ-1.0/C』も観に行こうと思います。
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