前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
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(一服ざる)

映画 『シン・仮面ライダー』

2023-03-25 16:09:26 | 舞台・映画など
映画 『シン・仮面ライダー』を観てきました。

監督:庵野秀明
脚本:庵野秀明
原作:石ノ森章太郎
出演:池松壮亮
   浜辺美波
   柄本佑



オリジナル「仮面ライダー」は1971年4月3日から1973年2月10日にテレビ放送され
本映画は仮面ライダー生誕50周年企画作品です。

「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」は妻と一緒に観に行きましたが
『シン・仮面ライダー』はカメラ酔い?するとの噂もあり
元々「仮面ライダー」に思い入れのなかった妻は自宅待機。
今回は一人で参戦です。


「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」と比べても、評価は賛否が分かれているようですが
個人的には面白かったです。
というよりも、かつて「男の子」だった僕達の心をつかんだのが何だったのか・・・
が分かったような気がしました。

オリジナルは小学校低学年頃に見た記憶があるので、再放送だったと思います。
ウルトラマンシリーズと違い、等身大のヒーローですので
"ごっこ遊び"がし易かった点も大きかったでしょう。


ライダーシリーズはその後も現在まで続いていますが(あまり詳しくないですが)
所謂「平成ライダー」などは、昔とは見方、楽しみ方が異なるようですね。

若いイケメン俳優がライダーを演じているので、子供よりもお母さんが夢中になったり・・・
などという話も聞いたことがあります。
当然、変身後の姿よりも変身前が魅力なのでしょう。

でも、子供の頃の僕らが魅せられたのは「変身後の姿」でした。


今回、予告映像やポスターなどを観てあらためて感じていたのは
「なんとフェティッシュな作品なんだろう(だったのだろう)」という想いです。
そして本編を観て、その想いはより一層強くなりました。



衣装とカメラワークに強い拘りを感じます。
それらは、当時の「男の子」達を捉えた、いや「僕達」に植え付けられた
"偏愛"の再現であり増幅です。




孤独、孤高、自己犠牲、自己愛・・・
「シン・ウルトラマン」以上に、かつて「男の子」だった自分には強烈に"刺さる"映画(というより映像)でした。




因みに、本作は庵野「シン・○○シリーズ」オールスターキャストでした。
竹野内豊、斎藤工、塚本晋也、長澤まさみ、市川実日子ほか・・・

エンドロールで、子門真人が歌うオリジナル主題歌「レッツゴー!! ライダーキック」が
流れた時は感動しましたね。
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