感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

相手の想いを形にできる「家づくり」

2015-03-20 23:31:05 | 住宅新築現場物語
週末も目前の晴天の金曜日。

思ったほどに風邪も良くならない朝を向えはしましたが、今日もできる事を張り切って「やろう」と決めての出勤。

相手にご迷惑をかけてもならないので、外出は控えたい所と朝から事務仕事に没頭し続けた本日。

今日も現地調査の依頼が入ってはいましたが、其処は先方にお伝えして当社の「しんちゃん」、「小野くん」にお願いする事に・・・

朝一番で岡山市内へ雑工事に向った彼ら、10時には総社市新本で某工場さんの窓の取替え工事計画を受けての現場確認。

こちらにはアルミサッシのスペシャリストでもある備前アルミ建材の亀山社長も同行してもらい現地を確認してくれました。

自分は同行出来なかったのですが、一番心配なのはお客さんが求めるモノを確実に判断できるか?という点。

「しんちゃん」、「小野くん」共に建築という仕事に携わって20年近くにもなるベテラン職人ではありますが、其処に落とし穴があるのも事実。

専門用語や複雑な図面などで業者さんとの綿密な打合せが日常になっている彼ら・・・しかし一般にお客さんは全くの建築の素人。

其処には専門用語や専門的な図面もなく、その人の想いとニュアンスだけで計画を伝えてくるのが一般的。

その人の言葉の意味をキチン理解して、其れを建築へ繋げていくのも又、私たちの仕事なのだと今日は「しっかりとお客さんの話を聞いてくる」ことを祈る午前中ではありました。

帰社してからの彼らの報告に満点とは行きませんが、ギリギリ合格ライン。

後はそれらをまとめて見積書にしていく作業に移っていきますが、今回は先にも述べた備前アルミ建材の亀山社長の仕事が大半と先ずは見積が上がって来るのを待つばかり。

午後からは「しんちゃん」、「小野くん」と別々の現場に出て行き各々の役割を果たした本日、私も一軒だけ月初めからのスタートとなる工事計画の契約の印鑑をいただきにお客さん宅へ訪問した以外は会社に引き篭もり。

随分と溜まっていた見積依頼もようやく先が見え始める所まで漕ぎ着けれたのは不幸中の幸いかも・・・

写真は総社市三輪で「まっちゃん」が工事に取り組んでいるファースの家、こちらはアルミサッシが取り付き、外壁に外張り断熱ボードが施工され着々と進行しています。

なかなか応援の手が回せない日々が続いていますが黙々と作業に励む彼に感謝しながら、明日も別の現場へ出ていく事になりそうです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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