感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

岡山市北区で可動式のテント屋根延長工事

2015-03-10 23:59:59 | 施設改修・改装工事物語
今日は三月の岡山としては珍しいほどに冷え込んだ一日になりました。

時折、雪が降る時間帯もあり、屋外での工事は堪える空模様。

赤磐市で車庫棟改修工事現場を行っている「しんちゃん」、「小野くん」は冷え込んだ中で一日中の屋外作業としんどい思いをした様子。

それでも帰社してからは、いつもと変わらず黙々と残業のデスクワークに取り組んでくれている様子に今夜も彼らに感謝です。

さて、そんな私の一日は今日も日中は現場めぐり、朝一番に会社で「信くん」と合流して倉敷市玉島で水周りの改修を計画している案件へ設備業者さんを連れてお伺い、とは言っても現在は空き家になっていますので水道屋さんと気兼ねなく現場を調査。

今回は下水への接続、水道メーターが返却されていてない事から水道局の方へ問い合わせが必要との事でもう少々、時間を要しそうですが正確な見積書をお届けする為にもお時間の猶予をお願いします。

その後は同じく玉島でふすま紙の張替えに伴い建具調整を「信くん」とふたりで施工。

今回は2間間口の四枚建てのふすまが鴨居が下がって全く動かない状態に、ジャッキを使い鴨居を持ち上げる作業からのスタート。

2間と言えば3.6mほど、この間に柱がなく鴨居を「吊り束」と呼ばれる部材で吊り上げているのが一般的な施工方法。

基本的に大工さんは最初の作っている段階でここが下がる事は予め想定しているもの。

その為、通常は後で持ち上げれる屋根裏のスペースを作っているのですが、今回の案件では外観の形状の為か屋根裏が狭く後から吊り束を直す作業は困難。

こうなると現在できる事と言えば少し大きめに建具を削っておく事くらいと二人でノコとカンナを用いて懸命に作業、午後からは建具業者さんが襖の引き取りに来てくれ週末には新しい襖紙が貼られた建具が戻る予定です。

そこまで見届けたら、次は総社市の新築現場に立ち寄りトラックを乗り換え岡山市北区福谷の某施設さんへお伺い。

今回は可動式のテント屋根を延長する工事のご依頼をいただいているので既存のテントの撤去とフレームの持ち帰りの為に現場で撤去作業。

風も強く雪が舞い散る中ではありましたが、「信くん」の奮闘もあり無事に撤去完了。

後は鍛冶屋さんにてフレームの延長を行い、こちらも週末には新しいテントが張られる予定にしばらくの部材のお預かりをさせていただきますので、よろしくお願いします。

さて、会社に戻ってからは延々と事務仕事に没頭、気がつけば日付けも変わりそろそろ帰宅せねば明日の朝がつらいです・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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