感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

家に合わせた生き方ではなく、生き方に合わせた家づくりを応援

2015-03-12 20:59:43 | モノづくり挑戦物語
今日も「家づくり」という仕事を通して多くの人と出会えた事は何よりの幸福。

今朝の大工さんたちは其々の現場を空けさせていただき社長の指揮の下、倉敷市下津井の某観光名所へ造作工事に出動。

今回は化粧木材のみで受付カウンター周りの造作を行う難易度の高い仕事。

それでも当社の大工さんたちなら無事に工事を納めるのだと確信して私は私の出来ることに取り組んだ本日。

昨日は事務所に篭りっぱなしだった反動もあり、今日は一転しての現場めぐりの一日。

朝からいつもお世話になっている工務店の社長に連れられ、倉敷市玉島方面から浅口市金光町まで工事計画のある案件を設備業者さんと3件ほど現地の確認。

午後からは会社でデスクワークを行い再度、倉敷市玉島から倉敷市大内と打合せに奔走してきましたが・・・

ここ最近での一番多い自分の仕事は、この現地調査から始る提案、見積、契約などの業務。

直接、「ものづくり」という作業をする事は減りはしましたが、こうした業務も誰かがやらねば成らない仕事だけに毎日コツコツ続けている内に気が付いたのが人と接する事の楽しさ。

元々は引っ込み思案で、初対面の人と話すのは得意ではない自分ですが・・・

それでも、こうした場に出ている内に気が付いたのは相手の話を聞くことの楽しさです。

本当に育ちや暮らしの環境が違えば、みんな其々に考え方は全く違いますし「家」へ対しての想いも実に様々だという事。

知らなかった事もたくさん在り、それ知ることの楽しさもですが、100人いれば生き方も考え方も100通りあるという現実。

何が良くて、何が悪いか?そんな事は其々が決めることで勝手に自分が決める必要はないのだと・・・出会う皆さんとの会話の中で日々、色々と学べることに感謝しています。

近年では住宅も規格化が進み、同じような家が立ち並ぶ団地も見かけますが・・・

そんな規格の中に人々の暮らしを無理に押し込める必要はないのだと知り、100の家族がいれば家も100通りの種類があって然るべき事だと強く感じる毎日。

自分にできる何かを考えれば、「もっと私たちは家に対して自由で良い」。

家にあわせたライフスタイルではなく、ライフスタイルに合わせた家づくりを応援することだと。

家族の個性が形になる「家」という「モノ」を作り上げていける大工職人でなければと強く感じた一日となった本日もそろそろ帰宅の準備に取りかかります。

写真は午後から向った現場でサイディング下地の不具合を確認してくれている岡山の建築板金屋の三宅さん。

本業は建築板金でありながらも外壁のサイディング工事や屋根工事などもこなす業者さんで、屋根・外装工事のことなら彼に任せれば安心と信頼の置ける業者さんですが・・・

人気店だけに、いつも忙しいので調査や工事のスケジュールの調整はいつも苦労します。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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