感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

掲げた「志」に「実」があるか?

2013-10-29 20:19:16 | その他
昨日に引き続き晴天に恵まれた倉敷市の朝。

今日は朝から倉敷市中庄での外溝リフォーム現場でクレーン車を使用しての庭石撤去、私も予め取っていた道路使用許可を持って現場に向います。

現場では外溝工事業者の職人さん3名、クレーン車のオペレーターさん、誘導員さんの計5名での工事。

庭石と言えども大きなものになると1.5tもの重量に事故の無いように取組む事を最優先に作業開始。

其れでも2tダンプを2台用意して次から次へと庭石を積み込み運搬の繰り返し、外溝職人さんたちの手際の良さに予想以上にスムーズに作業が進んだのは幸運。

流石に、この中でも重量が1tを超える庭石になるとダンプに積むのも下ろすのもクレーン車が必要とのことで、クレーン車と私は庭石置き場に移動して荷下ろし作業。

クレーン車に木材を吊るす事は上棟の際に何度あっても、庭石を吊るす経験の少ない私にとっては石への玉掛け作業も大変勉強になります。

結局、ダンプ5台分の庭石を午前中には移動完了。

写真は石を下ろしている所を撮影、写真で見れば小さく見えるあの石もクレーン車についている計りは800kg。

さて捨てるのは惜しいと、全ての石を一旦ここへ置いたは良いがこの後はどうするか?未定のままですが、何処か和風庭園を計画しているお客さんを探すしかなですね。

午後からは現場の方は外溝工事屋さんに任せて私は会社で経理の仕事に没頭。

はっきり言って面倒な作業ではありますが、此れも誰かがやらねば会社として成り立ちません。

この経理の部分は知らずに会社を経営するのは余りにも無謀。

自分の財布の中身を確認して買い物に行くように、常に把握しておく必要があります。

自分の財布の事ならレジに行ってからお金が足りません・・・なら購入前の商品を返せば良いのでしょうが・・・

業者さんに仕事をしてもらってから支払う場合が殆どの業界だと、足りないから返す訳にも行かず・・・相手も材料や人件費などの支払いがあるので待ってらうのも余りにも忍びない。

ひとつは私たちのような建築業種は毎月、大体決まった額が入金される保証が無いのが一般的。

更に一度の取引の額が大きく集金までの時間が長い事が資金繰りに苦労する原因なのですが、此れもきちんとした入出金の出入りを把握しておくことで随分と改善されます。

この経理に付いては全くの独学なのですが、数年前までは当社も随分と資金繰りに苦しむ時期がありました。

それでも其処から様々な検証を重ね、どうして最後で資金が足りなくなるのか?を考えに考え抜き原因を追究。

原因が解れば後は対処していくだけなので、現在では銀行からの借り入れなどする事もなく自社の財布の中でやり繰りしていけるので随分と資金繰りは楽になりました。

金の心配ほど神経をすり減らす心配事はなく、時には己の人間性さえ変えてしまう事も・・・

幾ら奇麗事を並べても社会での信用と言えばお金の事が第一。

極端な話、普段の生活がどんなに、だらしないとされる人でも請求金額を支払い日にキチンと払い続けれれば其れは信用です。

反対に崇高な理想を掲げ、万人に崇められる様な人でも、決まった日に決まった金額を支払ってくれなければ信頼のない人間とされます。

そう成らない様にどんな立場であれ常に財布の中身は確認しながら物事を進めていかねば成りませんね。

先ずは掲げた「志」に「実」が付いていく事・・・幾つに成ろうと此れが人としてあたり前に大切な事なのです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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