感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

自分だけの事では出来ない事も仲間を想う事で成し遂げる力に・・・

2013-10-21 21:24:31 | 家づくり職人物語
昨日の日曜日は生憎の空模様に一日、家に引き篭もり・・・

そして一夜明けた月曜日は絶好の晴天。

そんな青空に気分も上々、そんな今朝も大工さんたちは其々の現場に各々の役割を果たすべく出動して行きます。

岡山市北区横井上、倉敷市鶴形、都窪郡早島と「はやしの家づくり」はどの現場も順調に進んでいる様子、最近、ブログに出てこない大工の「信くん」も某ゼネコンさんの依頼を請けて倉敷美観地区内で作業に励んでくれています。

さて、今日は「しんちゃん」、「まっちゃん」が岡山市北区でのトイレの床下地をつくり、午後からは倉敷市鶴形の台所リフォーム現場に戻って大工工事に励む離れ技。

ついつい移動の時間などサボってしまいそうに成る様に思えますが、この2人は全くそう言ったズルをする事がありません。

彼らはとにかく驚くほど正直で勤勉。入社当時に「職人は嘘を付かない者」と習った言葉を十数年経った今でもしっかりと実践しています。

なので時には損をすることも多い2人ですが、そんな彼らの姿を見ている人は見てくれている様でリピーターのお客さんの中には彼らを指名してくるお客さんも居る程です。

私自身も最も信頼が置ける仲間であり、当社の家づくりの現場では彼らの力無くしては「感動と幸せの家づくり」の竣工を向える事ができない程。

建築業界の中でも「住宅建築」と言う枠では最早、要領が良い人が徳ができる時代は終焉を迎えつつあります。

正直で真面目で在れば在る程、「損をする生き方」に成ってしまいますが、この生き方はこれからの建築職人には欠かせないスキルでもあり是からの大工職人を目指す若者が最も知らねば成らないことかも知れません。

そんな損をする大工人生を歩み続けた彼らだからこそ、「誰よりも幸せな大工人生を歩んで欲しい」と・・・

私自身も力の限りに日々の業務に取り組むことができるのかも知れません。

他人を想って行動する人の力は無限なのか?自分だけの事を考えて居ては決して成せない事も彼らを想えば「何とかしてやろう」とやる気を維持できるのです。

さて、そんな私は午前中、倉敷市玉島の民家で床下に潜り床下の状態を確認する作業に・・・

隅から隅まで床下を這いずり回れば作業着は真っ黒・・・其れでもお客さんの「ありがとう」の一言にこんな苦労は全て報われます。

此処から始まるお客さんとの「家づくり物語」が笑顔で竣工を迎えれるように精一杯の努力を重ねて参りますのでどうぞ宜しくお願いします。

午後からは会社に戻り、真っ黒の作業着のまま資料作成に没頭・・・

気が付けば21時も回っている事に驚き、今夜はそろそろ帰路へ付く支度をせねば・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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