山の頂から

やさしい風

水戸・天狗党の乱

2008-03-27 23:01:15 | Weblog
1864年3月27日、水戸藩の尊攘檄派による
筑波山挙兵と争乱≪天狗党の乱≫が起こった。
【尊王攘夷】の志、理想に燃えた人間達ではあったのだろうが
その枝葉末節に至って大きくぶれ、人心に与されないと
乱暴狼藉のならず者として、その歴史を汚すこととなる。
消し去ることの出来ない汚点を残すこととなるのだ。

 今は既に鬼籍に入られた或る霊感の鋭いお坊さんによると
太平山内にて天狗党の暴徒が数人切り殺されたと云うのだ。
で、その場所は【暗い】と指摘されたのを聞いたことがある。
嘘か真か知れないが、いつの世も命令系統が徹底しないと悲劇が起こる。
何しろ、その頃の栃木町では、軍資金の要求を拒否したが為に
700人もの人間が焼き討ちにあったと史実にあるのだ。

    ≪ さまざまのこと思ひ出す桜かな ≫  芭蕉

樹齢数百年の桜の大木は、きっと何もかも知っているに違いない。

    ≪ 街は未だまどろみの中棚霞≫   初桜

今朝は筑波山は霞の彼方。遠い歴史の事実も霞の彼方へ・・・


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