山の頂から

やさしい風

恐美恐美母白須~ かしこみかしこみもまをす

2009-06-02 21:21:28 | Weblog
太平山には青少年を対象にした宿泊施設がある。
県内の小学校では4年生になると宿泊学習で利用している。
一年中、土曜・日曜以外は生徒たちの元気な声が聞こえる。

 今日、県南の小規模な小学校から昼食の場所を借りたいと電話があった。
風は爽やかながら汗をかいて30人程度の児童が到着した。
若い女性教師が簡単に説明した後、5~6人の生徒代表が挨拶にきた。
「お借りします!」 気持ちが良かった。
若くても心配りの出来る先生だと感心した。

 ちょうど同じ頃、山を登って来た小学校の一団があった。
生徒たちは駐車場に整列し、先生が何やら話を仕始めた。
小休止なのかなと思い、気にも留めずにいた。
昼時ゆえお客さんがあり、夫と二人慌しく立ち働いていた。

 が、駐車場に車が入って行かない。何で?
外に飛び出し見て驚いた。
先程の一団が奥の駐車場を【占拠】しているのだ。
地べたにシートを広げ、思い々に食事をしているではないか!
すると又、1台の車が駐車場に入るのを躊躇している。

 飛んで行って、代表の男性教師に、「ここは駐車場ですよ!」と言うと、
ハァ?といった顔をする。
奥には、【あづま家専用駐車場】と大きな看板が建っているのだが・・・
昼時に駐車場が使えないのは困る。だから縁台を使用するように言った。
そこまで言って、やっと理解した。しかも他に2人も先生がいた。
一人くらい、ここはいけないのでは・・・と感じなかったのだろうか。
その前に、「お借りします」の一言が欲しかった。

 意地悪を言ったつもりはない。
今まで児童等が利用するのを断ったこともない。
しかし、使用するには断りを入れるのは常識だと思うのだが・・・
悪気がないと云えばそれまでだが、
社会人として、況してや指導者として少し足りないものがある。


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