山の頂から

やさしい風

みんな・みんな帰って行った・・・

2008-04-13 23:07:59 | Weblog
  ツアーは今日で全て終わった。最期の日の雨は一層寂しい。
しかし、今年の桜は未だ別れを惜しむかのように散りきらずに残っている。
不思議な年だ。桜の木の下に立つと気分が静かに高揚する。
桜をこよなく愛した西行の気持ちを理解出来るような気がする。

 波乱万丈の人生を選んだ人間。そうあるように引き寄せられた人間。
ダライ・ラマ14世も、恐らくそんな運命の方なのだろう。
4歳で今日の現状の直中に立つことを運命づけられたのだ。
今朝の読売新聞に、ダライ・ラマ14世の実家が監視されているとの記事。
師の肖像写真を保持しているだけで逮捕されると云う異常さ。
中国のトップ等は国際社会に微笑みを向けながら
後ろ手で弾圧の銃口を容赦なく発射させているのだ。
最早、血なまぐさいスポーツの祭典など見る気にもならない。

 来年も又、素晴らしい花をつける約束などあるはずもないが
青空に咲き誇る桜を期待したいものだ。
どんな春が来るのだろうか・・・
来年の話に鬼が笑うと言うが、赤い旗の下に立つ≪鬼≫は笑うのか
泣くのか・・・運命の8月はもうそこまで来ている。

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