転職後、収入が減りそれから妻の態度が変わった。
何をしてやっても妻が「ありがとう」を言わなくなった。
安価なのものをプレゼントすると皮肉を言われる。挙句の果てに、
別に頼んだわけではないから礼を云う必要はないとまで言う妻。
礼を言って欲しいわけではないが非常に空しく、
この先一緒にやっていく自信がない。
今朝の新聞の人生相談である。
ドキッとした。 いや、夫が投書したわけではない。
このご時世、我が家に於いても同様に売上は下降線を辿るばかりである。
ため息の出る日が多い今日この頃だ。
つい、言葉や態度もきつくなりがち。他人事とも思えない。
嘗て≪富める時も、病む時も・・・≫と確かに宣誓書は読んだ。
が、角は切らずに隠したままだった!!
「和光」とは自分の持っている高い道徳的品性と、
秀れた才智の輝きを和げる。即ち、表に出さない事を云い、
「同」は同化の意で人を感化して自分と同じくさせる意。
「塵」はチリやゴミの事で汚れた現実の娑婆世界を指す。
即ち聖人君子がその知徳を隠して俗塵の世界に入り、
衆生済度する事を云うのだそうだ。
「和光同塵」を地で行った人物に「七福神」の一人布袋和尚がいる。
名利を求めるわけでもなく、見識ぶるでもなく、威張るでもなく、
誰に会ってもニコニコ笑うという「喜心」と、
べんべんたる太鼓腹の「太心」と、
欣々として優しい両眼の「愛心」とを以て接し、
会った人は誰でも、自然に福徳円満な気持になったいう。
ああ、私も≪布袋≫になろう~~
えっ?十分に布袋だって!?
その、べんべんたる太鼓腹が・・・・言える!!