山の頂から

やさしい風

病院食・おかわり~~

2008-02-25 20:03:18 | Weblog
 このところ建築関係業界が不況だと聞く。
確かにマンション売買の不動産会社が、先日倒産したとのニュースがあった。
 建築資材を扱っている夫の友人がみえた。
快活で明るく、よく人を笑わせる愉快な男である。
600万円のハイブリット車に乗り、颯爽と現れた。
「カッ・カッ・カッ」とカジカが鳴くような笑い声は今日も聞こえた。
が、そんな彼の口からも建築業界の状況は芳しくないと漏れる。
しかし、280万円もするトラックを買入れ
数人の従業員も順調に雇い入れるのだから、彼に関しては状況は悪くなさそうだ。

 この友人には面白い逸話がある。
彼は以前は大変な大食漢だった。体格もいいし上背もある。
だが、ある時期胃腸病を患って入院したことがあった。
隣の町の大学病院へ夫も見舞ったことがある。
その病院で出される「病院食」を≪おかわり≫したと云うのだ。
病院関係者は開院以来初めてであると目を丸くしたと
例によって「カッ・カッ・カッ~~」と笑いながら話してくれた。
そして今は糖尿病と「付き合って」いるらしい。

 彼の目に入れても痛くない2歳の孫は、そのまわらぬ口で
「そんなのカンケイねぇ~~」と仕草を交えて見せると云う。
そう、カジカ鳴きの彼の今は、不況も糖尿病も
≪そんなのカンケイねぇ~~≫というところか・・・羨ましい限りである。