活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

滝乃川学園児童入所施設部で令和3年ABAケース会座長やります

2021-06-14 | 滝乃川学園
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串です。

今年も社会福祉法人滝乃川学園の児童入所施設部で、ABAケース会座長をやります。
平成26年からの継続で8年目と言うところでしょうか。


当時の職員も本当にわずかで、年々新しい職員の方が入り、また異動するという、大規模の法人の中で、やってきたことを次につないでいくという役割が私が行う業務の一つでしょう。

当時小学生であった児童も今や高校生。しかし、当然のことですが、高校生の時に会った職員からすればその子は最初から高校生ですから、小さい時がどういう子だったのかを話すときは、何やら昔話をしているかのごとく懐かしい気持ちになります。
そして、それを知る人が少なくなっていくのも、これも物悲しくもあります。
物悲しくもありますが、嬉しきこともあります。それは、その当時の状態が、良い意味で、今の状態では考えられないということです。
「昔は〇〇だったが今は落ち着いていますね」「ま、マジですか!?」みたいなね。物悲しくもありますが嬉しきことでもあります。

と、同時に、一人の子を何十年とみることができる嬉しさよ。これは、「ひまわりの会」「ペアレントトレーニング」による恩恵の強いところでもあります。
会う頻度は変わっても、私の教え子は教え子ですからね。毎週あっていた子も、今や年に1回とか。嬉しきこともであり、悲しきこともでありますね。
それは哀愁ですね。哀愁の回数こそが、この分野での心理臨床を行うにあたっての器のでかさに比例すると思っています。
それだけの出会いと成長と別れを繰り返すということですからね。

それらは言い換えれば誇り高さであり気高さ。それを伝えたいということが、私の座長としての動機の一つですね。共感できる人が増えるということです。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。




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