当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。
前回の記事「NPO法人すくすくでのオリエンテーション~オリエンテーションの意義(同業者向け)毒舌ですが~」では、広い意味での同業者に向けて記載した記事でした。そして、今回は、保護者向けの記事を毒舌で?記載しようと思います。
子どもへ「より良い指導を」と思うのであれば、他機関との連携は必要不可欠でしょう。それは、保育園・療育センターなどに通う幼児の場合もそうでしょうし、学校・支援校に通う小学生・中高生も然りでしょう。
また、教育機関だけではなく、放課後支援などの場所であっても、他の施設であってもその必要性はあります。
そして、連携が必要であれば、おのずと「交渉」も必要になります。
「交渉」の中では、「どのようなニーズがある」のか、また、それを「どのようにして叶える方法がある」のか、などが主になるでしょう。
そのような交渉を行う中では、保護者に「求められる」ことがあることを実感しています。
それについて、大まかな内容を以下に記載します。
①先生・指導者へ敬意を表すること
つまり、「クレーム」にならないことが大切です。
「やるのが当たり前だろう」などと言っては必ず失敗しますし、成功しても一時的な物でしょう。
「クレーム」を言って一時的に「すっきり」することはできるかもしれません。しかし、それは一時的なもので、それが達成された後、次どのようにしていくのかなどの話し合いがそもそもできません。そうなれば、成長のための階段を1歩上ったのは良いですが、そのまま継続してもうまくいきません。
その理由は、子どもは「簡単すぎることでも不適応を起こす」からです。
そうならないようにするためには、建設的に先生とチームになって子どもを成長させることが大切になるのです。
そうであれば、チームの一員としての敬意を表するべきなのです。
私のように、一人ひとりの保護者の方と契約する立場にある人間は、保護者の方のニーズに適うことができなければ契約を終了します(それをしない自称専門家が多すぎますが)。
しかし、特に教育関係者の方は、組織に属し、上司の決定によって行動が左右されますから、それが困難なわけです(だから私の場合、教え子の交渉の場合、教頭先生、校長先生へ談判することがあるのですが)。
そこをご理解したうえで「交渉」を行わなければ、結果として望んだものにはなりえません。
②先生のニーズを聴くこと
上記にも重なるものですが、先生が子どもに対して「どのように指導したいのか」に耳を傾けなければなりません。
どういった「課題」に重点を置きたいのかを理解したうえで、それを基盤としたうえで「枝葉」をつけていかなければ、いつまでたっても交渉は「平行線」で、すなわち連携は上手くいきません。
③わかりやすく伝えること
そもそも「教育関係者=専門家」と考えることが間違っています。
今日、教育関係者が受けられる講習などは、一般向けの講習とさほど変わらず、それ故1つの分野を極めた方が先生になっていること自体が非常に稀なのです。
それ故、例えば5W1Hのように、簡潔に話すことが大切なのです。
私が思うに、私のペアトレを受けてきた方は、場合によっては先生以上に知識を持っている方も少なくありません。
それは、わが子のために勉強してきたからでしょう?この分野の指導者と呼ばれる人間すべてが同じ気持ちで勉強してきたとは考えないほうが良いでしょう。
④家庭内でも実践しているということ
例えば、家では一切トイレトレーニングをしないのに、学校などでトイレトレーニングを行い、効果が出なければ先生の責任、それは色々な意味で難しいでしょう。
「独立変数の変化によって従属変数を操作する」、すなわち特定の場所での指導は、特定の場所にいる個体を変化させることができます。つまり、学校での指導は学校で・家での指導は家で、というのが原則です。
そうではあっても、指導にはいわゆる「場数」が必要なこともあります。トイレトレーニングも、そういったニュアンスがあります。
だからこそ、保護者は「先生頼み」にならないようにすることが、子どもの成長にとっては大切なのです。
なおかつ、保護者の方が実践していることなら、教育関係者もやらざるを得ないでしょう。
保護者の方が「先生頼み」にならないようにするのと同時に、教育関係者も「保護者頼み」にならないことが同時に大切です。
お互いが「そうであること」で、本当の意味での「連携」ができるのです。
と、こういったことが保護者の方に求められるのです。
「大変だなぁ」と思うでしょう?そうです。連携とは大変なのです。しかも、上記を努力すれば100%うまくいくわけでもありません。指導者も様々な考えの方がいますから。相互関係ですからね連携は。
しかし、連携がうまくできているところは、私の臨床経験上、すべからく上記を懸命に行っている保護者の方です。
そういう意味では、私が代表を務めているNPO法人ひまわりの会(新宿区)でのクライエントや、NPO法人すくすくでのペアトレなどにより接触している利用者の方々はすごいと思います。
そういう方々のために、私は臨床を行っていますし、利用者の苦労が報われるよう、同時に教育関係者にも協力しているのです。
まずは、保護者の方が先生方と連携のための交渉を行うための方法を助言します。そして、次のステップとして、手紙などの書面などでバックアップします。そして、保護者の方ができることを全て行ってもらったときに、自分が直接先生と話すことにしています。
いきなり自分が出てもうまくいきませんし、ここぞというときに直接お話します。最後まで責任を持たなければね。
以前の記事「連携の実態」も参考にしてください。
そういえば、去る2月初旬に音楽療法が開催されました。その時の人数はすさまじかった(笑)。次回はもう1つ書きたい記事があるので、その後に記載したいと思っています。
今週はこの辺で。
それでは、また来週に。
前回の記事「NPO法人すくすくでのオリエンテーション~オリエンテーションの意義(同業者向け)毒舌ですが~」では、広い意味での同業者に向けて記載した記事でした。そして、今回は、保護者向けの記事を毒舌で?記載しようと思います。
子どもへ「より良い指導を」と思うのであれば、他機関との連携は必要不可欠でしょう。それは、保育園・療育センターなどに通う幼児の場合もそうでしょうし、学校・支援校に通う小学生・中高生も然りでしょう。
また、教育機関だけではなく、放課後支援などの場所であっても、他の施設であってもその必要性はあります。
そして、連携が必要であれば、おのずと「交渉」も必要になります。
「交渉」の中では、「どのようなニーズがある」のか、また、それを「どのようにして叶える方法がある」のか、などが主になるでしょう。
そのような交渉を行う中では、保護者に「求められる」ことがあることを実感しています。
それについて、大まかな内容を以下に記載します。
①先生・指導者へ敬意を表すること
つまり、「クレーム」にならないことが大切です。
「やるのが当たり前だろう」などと言っては必ず失敗しますし、成功しても一時的な物でしょう。
「クレーム」を言って一時的に「すっきり」することはできるかもしれません。しかし、それは一時的なもので、それが達成された後、次どのようにしていくのかなどの話し合いがそもそもできません。そうなれば、成長のための階段を1歩上ったのは良いですが、そのまま継続してもうまくいきません。
その理由は、子どもは「簡単すぎることでも不適応を起こす」からです。
そうならないようにするためには、建設的に先生とチームになって子どもを成長させることが大切になるのです。
そうであれば、チームの一員としての敬意を表するべきなのです。
私のように、一人ひとりの保護者の方と契約する立場にある人間は、保護者の方のニーズに適うことができなければ契約を終了します(それをしない自称専門家が多すぎますが)。
しかし、特に教育関係者の方は、組織に属し、上司の決定によって行動が左右されますから、それが困難なわけです(だから私の場合、教え子の交渉の場合、教頭先生、校長先生へ談判することがあるのですが)。
そこをご理解したうえで「交渉」を行わなければ、結果として望んだものにはなりえません。
②先生のニーズを聴くこと
上記にも重なるものですが、先生が子どもに対して「どのように指導したいのか」に耳を傾けなければなりません。
どういった「課題」に重点を置きたいのかを理解したうえで、それを基盤としたうえで「枝葉」をつけていかなければ、いつまでたっても交渉は「平行線」で、すなわち連携は上手くいきません。
③わかりやすく伝えること
そもそも「教育関係者=専門家」と考えることが間違っています。
今日、教育関係者が受けられる講習などは、一般向けの講習とさほど変わらず、それ故1つの分野を極めた方が先生になっていること自体が非常に稀なのです。
それ故、例えば5W1Hのように、簡潔に話すことが大切なのです。
私が思うに、私のペアトレを受けてきた方は、場合によっては先生以上に知識を持っている方も少なくありません。
それは、わが子のために勉強してきたからでしょう?この分野の指導者と呼ばれる人間すべてが同じ気持ちで勉強してきたとは考えないほうが良いでしょう。
④家庭内でも実践しているということ
例えば、家では一切トイレトレーニングをしないのに、学校などでトイレトレーニングを行い、効果が出なければ先生の責任、それは色々な意味で難しいでしょう。
「独立変数の変化によって従属変数を操作する」、すなわち特定の場所での指導は、特定の場所にいる個体を変化させることができます。つまり、学校での指導は学校で・家での指導は家で、というのが原則です。
そうではあっても、指導にはいわゆる「場数」が必要なこともあります。トイレトレーニングも、そういったニュアンスがあります。
だからこそ、保護者は「先生頼み」にならないようにすることが、子どもの成長にとっては大切なのです。
なおかつ、保護者の方が実践していることなら、教育関係者もやらざるを得ないでしょう。
保護者の方が「先生頼み」にならないようにするのと同時に、教育関係者も「保護者頼み」にならないことが同時に大切です。
お互いが「そうであること」で、本当の意味での「連携」ができるのです。
と、こういったことが保護者の方に求められるのです。
「大変だなぁ」と思うでしょう?そうです。連携とは大変なのです。しかも、上記を努力すれば100%うまくいくわけでもありません。指導者も様々な考えの方がいますから。相互関係ですからね連携は。
しかし、連携がうまくできているところは、私の臨床経験上、すべからく上記を懸命に行っている保護者の方です。
そういう意味では、私が代表を務めているNPO法人ひまわりの会(新宿区)でのクライエントや、NPO法人すくすくでのペアトレなどにより接触している利用者の方々はすごいと思います。
そういう方々のために、私は臨床を行っていますし、利用者の苦労が報われるよう、同時に教育関係者にも協力しているのです。
まずは、保護者の方が先生方と連携のための交渉を行うための方法を助言します。そして、次のステップとして、手紙などの書面などでバックアップします。そして、保護者の方ができることを全て行ってもらったときに、自分が直接先生と話すことにしています。
いきなり自分が出てもうまくいきませんし、ここぞというときに直接お話します。最後まで責任を持たなければね。
以前の記事「連携の実態」も参考にしてください。
そういえば、去る2月初旬に音楽療法が開催されました。その時の人数はすさまじかった(笑)。次回はもう1つ書きたい記事があるので、その後に記載したいと思っています。
今週はこの辺で。
それでは、また来週に。