活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

滝乃川学園でケース会議を行ってきます

2015-06-21 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

いきなり余談ですが、今週は(も)しんどかった・・・。家には3日しか帰れなかったし、仕事の終了時間は22:00とか23:00とか・・・。いったい何でこんなに遅いのだろう。子どもの指導が専門なのに・・・。

やはり一番は、「職員の指導」と「レジュメ作り」「システムづくり」が関係しているのだろう・・・。


職員の指導は中々昼間や夕方にはできませんよね。私が職員とともにいる際には別なのでしょうが、私は私でひまわりの会をやっているわけで、職員は職員で現場で活動しているのだから・・・。その場で指導できれば良いのだろうが、ゆっくりと話す時間はないですからね。
それに付き合ってくれる職員にも感謝です。お互いしんどい中での話ですからね。
でも、適当にやってても楽しくないですからね。最強を目指しているもんで(笑)。いや、(笑)ではなくマジ話です。

職員も、長年見ていますが、やはり「子どもができた」時が一番嬉しそうだし、それが動機ですからね。それ以外が動機の職員はいりません。だから、有資格者とかも平気でクビにしちゃいますし。
現場に出ている人間は、頭でっかちじゃダメです。現場に出る人間は、机上の空論を、空論ではなく「実現」していく存在です。だから大事です。


レジュメ作り。それも大切です。理解を促すパイプの一つですもんね。
レジュメが全く用意されていない講座が流行っているようで(笑)、私の講座はいつも驚かれます。だって、本だもの(笑)。
講座で独りよがりとか、ありえんでしょ。
講座が終了しても、その後もリスナーに活きていくものでなければね。少なくとも私はそれが目標。


システム・・・これは最も大切ですよね。働いている職員が不安なく、現場に一身に力を注げる環境。それが大切です。
私が一人で動いているなら別に私の頭の中に入っているから良いのですが・・・いやいや、それが怠慢ですよね。
これって本当に難しいこと。でも、頑張ります。私の責任ですから。


今週は滝乃川で、それを行ってくるのです。


あぁ、今週の移動がやばい。家に帰れる日は・・・明日と明後日だけ・・・か・・・(号泣)。


・・・寝よう(泣)。


ということで、今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

「一般社団法人てんとうむし」と「NPO法人すくすく」のホームページ

2015-06-15 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、ここ最近「カッチリ」した記事が多かったので、今回は少し緩い?記事を書こうと思います(笑)。

表題通り、私が顧問を務める「一般社団法人てんとうむし」と、NPO法人すくすくのホームページが更新されました。
細かいところは色々変わっていて、例えば「てんとうむし」は「ABAを学ぼう」に図が入っていることや、「すくすく」では「写真が変わっている」とか、その他色々変わっているのですが、特筆すべきはトレードマーク!

「てんとうむし」は、そのまんま「てんとうむし」の可愛いデザインが入っています。
「すくすく」は・・・「木」です。子どもがすくすく、そして大きく伸び伸びと成長していくと言う意味で。

すくすくには、そういった願いから、「すくすく」と言う名前になっています。

では、「てんとうむし」は?
てんとうむしは、草を上に向かって進んでいき、つまり、太陽に向かって進んでいくことから「お天道様」の虫と言われているのです(一説によると)。
そこで、太陽に向かって成長していく(進んでいく)と言う意味で、「てんとうむし」と名付けられました。


ま、そんな「うんちく」はともかく(笑)、なぜ最近になってそのデザインが入ったのか?それは、あるクライエントの助言がきっかけでした。

以前に、そういった象徴的なデザインを入れるとより見栄えが良いと言われていたのですが・・・ある日。


(母親)「ホームページを二人(夫婦)で見ていますよ」
(父親)「酒の肴にしていますよ」
(私)「マジっすか?嬉しいですねそれは」
(父親)「どんどん良いホームページになっているじゃないですか」
(私)「いやいや、ありがとうございます」
(父親)「しかし先生、妻が不満がっていますよ」
(私)「何?!何ですか?」
(母親)「爆笑」
(父親)「妻が提案した「モチーフ」だけまだじゃないですか?(笑)」
(私)「あ・・・・・(苦笑)」
(母親「爆笑」
(私)「すぐに入れさせていただきます(苦笑)」
(全員)「爆笑」


と、こんなやり取りがあり・・・「モチーフ入れるぞ!」とそれぞれの組織の代表に伝え、それぞれのホームページにモチーフが入りました(笑)。


いやいや、こういったフランクな関わりができるのも、私が代表を務めている「ひまわりの会」でこそですね。

ひまわりの会では、父親も積極的に私の訪問の日に居られることが少なくないですね。それはまた素晴らしい。
何せひまわりの会は実費です。つまり、全額保護者が費用を負担しているのです。それだけに、クライエントは皆はじめは私たちで本当に伸びるのか、いわゆる地域の療育センターやデイサービス以上のものなのか、しっかり見ようとしています。
その結果残っている方々とは、つながりが深いです。
そういった絆がある方々40名に支えられ、今もひまわりの会は動いて、動き続けています。

・・・ひまわりの会のホームページもたまにはチェックしてくださいね(笑)。募集は全くかかっていないけれども・・・。


落ちが一切ない話題ですが(苦笑)、今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

ひまわりの会10周年~療育機関の見つけ方~

2015-06-09 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、最近気付いたのですが、ひまわりの会は、設立されてから早10年目を迎えていましたいつの間にか(笑)。

最近も忙しく、先週の土曜日から、火曜日の夜まで帰宅できていない状態で、本日も自宅から遠い場所でブログを更新しています。
今年の4月から、一般社団法人てんとうむしの設立&稼働により、毎週帰宅できない日が必ずあり、目の前の業務をこなしまくる日々が続いていて、全く忘れてしまっていました。

しかし、もう10年経つんですね・・・。本当に気付いたら、という感じです。


10年前は、まだABAという言葉自体を知らない方ばかりで、今も普及されているとは言い難いと思いますが、10年前は知っている人なんてほんのわずかだったのだろうと思います。
実際に、当時はWEBなどを見ても、ABAを提供できる機関などは本当に少なかった印象があります。

いや、ABAはもちろん、民間の療育機関なんてなかなかなかったですし、当時の心理士も、遊戯療法、精神分析学が主流で、保護者は具体的な助言を受けられなかったのだろうと思います。実際に、今中高生の保護者の話を聞くと、ほとんどそういった過去の話を伺います。

それだけに、当時は支援機関を必死で探される保護者の方々を多く見てきました。
今もそうなのだろうと思います。しかし、10年前は社会規模でそうだったのだろうと思います。


その時に明確な助言を受けられなかった方々が、今、てんとうむしで私のペアレントトレーニングを受けられています。
長い間、どの質問に対しても「受け入れましょう」と言われた方々ですから

「本当に子どもが、大人の手で「できる」ことを作れるのか?」
「うちの子どもでも大丈夫なのだろうか?」

などと思われるようです。が、それは大丈夫です。保護者が学ぶ姿勢がある限り、子どもも学ぶ姿勢でいることが出来るのです。

このブログをご覧いただいている保護者の方で疑問に思われる方がいるのなら、是非ABAの相談や療育を子どもに受けさせてみていただきたいです。

しかし、それは本物のABAの機関でなくては駄目です。

それでは、どうすれば本物のABAの機関を探せるのでしょうか?それについて以下に記載します。


①スーパーヴィジョンと到達方法を説明できること
ABAをしっかりと学んだ方で、臨床経験をしっかり積んでいる人間が担当、もしくは担当者にスーパーヴァイザーがついていれば、目標を明確化し、そして、今後どのような課題に展開していくか、また、そのために何が必要なのかを具体的に話すことが出来ます。
「子ども一人一人によって異なりますからね~」とか言っている担当者はそれですでに終わっています。

②目標に近づいていることを変数で証明できること
「伸びたような気がする」「頑張っていますから」それが子どもの「評価」として話す指導者はABAを理解している人間ではありません。
成長は、変数によって、客観的なデータとして証明することが出来ます。それを保護者に伝えられない時点で、ABAとしては失格です。

③相談に対して具体的な対応方法を明示できること
「子どもがなぜ問題行動を起こしているのかを分析し、その答えを出す」、また、「教えたいことをどのようにすれば教えられるのか」をはっきりと言えない指導者はABAの指導者ではありません。少なくとも、そういった人間が担当者の後ろについていなければなりません。

④療育「方法」が決定されていること
「TEACCHでやりますか?遊戯療法でやりますか?ABAでやりますか?」・・・ばかばかしい(怒)。
そういった機関が実際にあるのだから恐ろしい。

親に決定させて、責任を親に擦り付けるのか?許さないですよ私は。

TEACCHは療育方法ではないですよ(笑)。疑うならTEACCHを専門としている病院などに聞いてみるが良いです。
遊戯療法の目的とABAの目的は異なりますし、その両方を使う専門家なんていませんよ(笑)。大学の、心理臨床の教授に聞いてみたら良いです。



上記4点は、解釈とかではないです。ABAやっている専門家なら当たり前のレベルです。

こういったことを知らずに騙される人が増えないように、ひまわり10周年記念として?記載しました。


ひまわりの会では、常に40名程度のクライエントを、私を含める3名の職員によって指導しています。そして、長期支援の会でもあるので、退会される方が少ないことから、今年も新規利用者を受け付けることは難しそうです。

しかし、私は今、10年前に療育機関を見つけられなかった保護者とともに、「子どものできたを作り、共有しています」。

そして、その背中を部下に見せて、いずれひまわりの会で働ける技術者となるよう、毎日の激務をこなしています。


今週はこの辺で。


それでは、また来週に。