当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。
早速ですが、表題通り、今年度の滝乃川学園でのケース会議を無事終了してきました。
私は、滝乃川学園では児童入所施設部にて、3年間「ABAのケース会議」の座長を担当しています。
ご縁があり、4年前依頼を受けた2回連続の講座を学園で行い、それがきっかけとなり、実に3年間もの間、3か月に1回程度学園で会議を行っています。
ここでのABAケース会議は、特定の子どもをピックアップして、その子どもの「長期目標」と「年間目標」「行動介入の方法の手引き」「机上での課題」を決定して、定期的にチェックし、子どもの成長の評価を行い、それとともに目標の更新や指導手続きの修正などを行っていきます。
私は、子どもへの指導も、大人への指導も(職員も教え子も)、必ず振り返りを行い(それが最も大切な事でもありますが)、「良かった点」「反省点」等を分析しますが、必ず成長していきますよねやっぱり。
1年目は「慣れるのに精一杯」とか「始めたばかりでまだわかりませんが」等と職員の方々も言っていましたが、次の年やその次の年では、「あの子はこんなに伸びましたね」「この子のここが良かったですね」等の指導の結果の話になり、そして今年は「伝達の大変さを知りました」「人にニュアンスを伝えることが大変で、職員間でも細かい部分の連携って大変ですね」みたいな反省の話に変わりました。これはとっても嬉しいことです。
私が指導者に求めることは「謙虚」であることなのです。しかし、なんだかんだで「謙虚」でいるのは簡単だと、自分ではできると考えます。しかし、全くできていない…。こういった、当たり前に使われてきている言葉こそが、実は実践するのが一番難しいと、私はそう思うのです。
では、例えば謙虚な姿勢とはどのようにして得られるのでしょうか?その答えは、私は「十分な経験」だと思います。
「十分な経験」それは「年数」や「現在持ち合わせているスキルの高さ」等を挙げる方が多いかと思いますが、全く違うと思います。
私が思う十分な経験とは「振り返る」ことあってこそ、です。これも一見簡単だと思うでしょ?でも、できている人は一握り。
そして、振り返るには「記録」が大切です。
これって心理教育福祉以外のなんだってそうだと思いますよ。
私は人との出会いが多く、様々な立場の方方々と話す機会に恵まれてきましたが、プロフェッショナルと呼ばれる人たちに、「仕事で何が大切か」を聞くと、「評価」「フィードバック(振り返り)」「分析」「客観的データ」等の言葉が必ずと言って良い程出てきます。
そして、それは私が研修でも言っていることで、ABAでは必ず大切にしていることです(そうでなければうそ)。
心理教育福祉だと、中々目に見えませんもんね。しかも、その領域は子育ての領域でもあり、つまり日常ですからより難しいですよね。
ならば、難しいならやりませんか?やれば成長が見られて楽しいですよ?成長を喜ばない人っていませんよね。
その楽しさやロマンを伝えるためにABAのケース会ってあるんじゃないかな?と思うときがあるほどです。
楽しいですね。人の成長を願って、細かい事に気を使って、できたら全員笑顔で。私がやっているセラピストと言うお仕事はそういうものです(他にも社長業とかマジメンドクサイデスガネワライ)。
ということで、今週はこの辺で。
それでは、また来週に。
早速ですが、表題通り、今年度の滝乃川学園でのケース会議を無事終了してきました。
私は、滝乃川学園では児童入所施設部にて、3年間「ABAのケース会議」の座長を担当しています。
ご縁があり、4年前依頼を受けた2回連続の講座を学園で行い、それがきっかけとなり、実に3年間もの間、3か月に1回程度学園で会議を行っています。
ここでのABAケース会議は、特定の子どもをピックアップして、その子どもの「長期目標」と「年間目標」「行動介入の方法の手引き」「机上での課題」を決定して、定期的にチェックし、子どもの成長の評価を行い、それとともに目標の更新や指導手続きの修正などを行っていきます。
私は、子どもへの指導も、大人への指導も(職員も教え子も)、必ず振り返りを行い(それが最も大切な事でもありますが)、「良かった点」「反省点」等を分析しますが、必ず成長していきますよねやっぱり。
1年目は「慣れるのに精一杯」とか「始めたばかりでまだわかりませんが」等と職員の方々も言っていましたが、次の年やその次の年では、「あの子はこんなに伸びましたね」「この子のここが良かったですね」等の指導の結果の話になり、そして今年は「伝達の大変さを知りました」「人にニュアンスを伝えることが大変で、職員間でも細かい部分の連携って大変ですね」みたいな反省の話に変わりました。これはとっても嬉しいことです。
私が指導者に求めることは「謙虚」であることなのです。しかし、なんだかんだで「謙虚」でいるのは簡単だと、自分ではできると考えます。しかし、全くできていない…。こういった、当たり前に使われてきている言葉こそが、実は実践するのが一番難しいと、私はそう思うのです。
では、例えば謙虚な姿勢とはどのようにして得られるのでしょうか?その答えは、私は「十分な経験」だと思います。
「十分な経験」それは「年数」や「現在持ち合わせているスキルの高さ」等を挙げる方が多いかと思いますが、全く違うと思います。
私が思う十分な経験とは「振り返る」ことあってこそ、です。これも一見簡単だと思うでしょ?でも、できている人は一握り。
そして、振り返るには「記録」が大切です。
これって心理教育福祉以外のなんだってそうだと思いますよ。
私は人との出会いが多く、様々な立場の方方々と話す機会に恵まれてきましたが、プロフェッショナルと呼ばれる人たちに、「仕事で何が大切か」を聞くと、「評価」「フィードバック(振り返り)」「分析」「客観的データ」等の言葉が必ずと言って良い程出てきます。
そして、それは私が研修でも言っていることで、ABAでは必ず大切にしていることです(そうでなければうそ)。
心理教育福祉だと、中々目に見えませんもんね。しかも、その領域は子育ての領域でもあり、つまり日常ですからより難しいですよね。
ならば、難しいならやりませんか?やれば成長が見られて楽しいですよ?成長を喜ばない人っていませんよね。
その楽しさやロマンを伝えるためにABAのケース会ってあるんじゃないかな?と思うときがあるほどです。
楽しいですね。人の成長を願って、細かい事に気を使って、できたら全員笑顔で。私がやっているセラピストと言うお仕事はそういうものです(他にも社長業とかマジメンドクサイデスガネワライ)。
ということで、今週はこの辺で。
それでは、また来週に。