活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

グループペアレントトレーニング(ひまわりの会)第3回目終了

2013-05-28 | 日記
当ブログをご覧頂きありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、表題通り、ひまわりの会での、第3回目のペアレントトレーニングが終了しました。

今回は「問題行動について」でした。

なぜ問題行動が起こるのか、その理由は必ずあり、子どもの行動に随伴している結果を操作することで、子どもの行動は改善していきます。
だからこそ、行動の随伴性をどのようにすれば捉えることができるのかについてをメインとしてお話しました。

応用行動分析は、子どもの「行動変容」を行う上で欠かせないもので、課題学習を行う際にだけでなく、その知見は生活全般において活用させていくことができます。

今回は、「問題行動」についてがメインの講義で、「行動の減らし方」が今回の講座の核となっていますが、応用行動分析の知見を活かしていくことで、行動を増やしていくことも当然可能です。

次回は、「身辺自立」その次は「学習の進め方」です。
適切な行動を増やしていくためにはどのようにすると良いのか、次回以降にお話していきます。


ところで、ブログの更新が少し遅くなりすみませんでした。

この時期は、入学後、進級後の子どもの様子に応じて、学校との連携のためにいそしんでいます。
電話や書面を通してだけでなく、必要に応じて、学校や保護者の方の希望により、実際に学校に行くこともあります。
実際に、来週は、保護者の方のお申し出により、都内の特別支援校に出向き、教え子の様子を見てきたりもします。

そういった時期ですが、ブログもご覧頂いている皆様を励みとして、更新を頑張ります。

次回のペアレントトレーニングは6月2週になります。
また、経過をブログで更新していきます。

個別療育並行型ペアレントトレーニング(NPO法人すくすく)

2013-05-20 | 日記
当ブログをご覧頂きありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、お知らせがあります。
NPO法人すくすくにて、早期療育普及事業の個別療育並行型ペアレントトレーニングの開催が決定され、近日中に参加者募集開始する運びです。

この事業は、名前のごとく、ペアレントトレーニングと個別療育から成り立ち、半年間かけて行います。
そして、終了後には家庭内で療育を行っていくための指針を作成するという事業です。

川崎市民限定ですが、受給者証によって、公費で受けられるとのことです。
対象となる区域が限定されてはいますが、公費でABAが受けられるとは、手前味噌ながら素晴らしいと思います。

ペアレントトレーニング、家庭内での療育の指針作成を中心として、私も参加します。

詳しくは、下にリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はご覧ください。


個別療育並行型ペアレントトレーニング


そして、今私は、ひまわりの会のペアレントトレーニングの資料の見直しを頑張っています。
講座は、特に連続講座は、参加者によって少しではありますが形を変えていきます。
そのことから、前回の講座と今回の講座の内容の調整を行い、より伝わりやすいように設定していくことが必要な作業と考えています。

次回のブログの更新の際に、ひまわりの会でのペアレントトレーニングの進行状況について記載できるかと思います。

グループペアレントトレーニング(ひまわりの会)第2回目終了

2013-05-13 | 日記
当ブログをご覧頂きありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、5月から開催のグループペアレントトレーニングの第2回目が終了しました。

グループでのペアレントトレーニングとしては1回目にあたりますが、本当の1回目は個別にて、面談兼で開催しますので、その意味では第2回となります。

第2回目は子育ての法則についてお話してきました。
一言で言えば、子どもが何歳になっても、保護者の方から手が離れるまで気をつけていくべきことです。
そして、その法則には、全ての子どもが当てはまります。つまり、いわゆる「重い」も、いわゆる「軽い」も関係ありません。
子どもの状況に応じて、その法則に当てはめた関わり方にアレンジしていくのみです。

独立変数(環境)が変われば従属変数(個体)も変わる。これは当然です。
そして、ペアレントトレーニングでは、独立変数(環境)を代えようとしている保護者の方に集まっていただいています。
だから、しっかりと吸収できていることと思います。

ただ、実際の子どもに当てはめて考えることは難しい面もあります。
そのために、はじめに問診を取り、参加者の質問に対して十分に答えられるようにしています。

次は「問題行動」に関しての講義です。
これについても、行動の原理をお伝えし、「行動の捉えかた」「対応の分類」「気をつけるべき点」をメインとしてお話していきます。
また、次が終了次第、当ブログでも記載いたします。

なお、注意書きとなりますが、ひまわりの会でのペアレントトレーニングは、途中参加は受け付けておりません。また、当日いらしても開催場所に立ち入ることはできませますので、その旨ご了承ください。
今年はもう一度開催を検討しておりますので、別途詳細が決定次第、当ブログでもお知らせします。

今週からグループペアレントトレーニング基礎講座開催(NPO法人ひまわりの会にて)

2013-05-06 | 日記
当ブログをご覧頂きありがとうございます。尾串光康です。

私自身、待ちに待った毎年恒例のペアレントトレーニングが今週8日(水)から開催されます。

当会のペアレントトレーニングの特色は、講座ですから、グループでの形を採っていることはもちろん、第1回目は「個別」で面談と併せて講座を行うことにあります。

なぜ個別での面談を行うのか、それは、当会でのペアレントトレーニングが、最大定員が4名であることにあります。

講座で4名・・・一見少なく感じる方もいらっしゃるかと思いますが、この人数が、この講座では限界だと考えています(むしろ、多いくらいです)。

なぜなら、通常の講演会やセミナーだと、個別に沿った質疑応答は非常に難しくなります。そして、そういった講座ではなく、保護者の方が一定の知識を有することを最大の目的としているので、個別の質疑応答の時間、全員の質疑応答に答えられるようにするためです。

そうなれば、まず必要なことが問診です。問診をしっかり行わなければ、個別の質疑応答に答えることは困難です。

次に必要なことは、時間の確保です。1回の講座は2時間です。この時間のなかで参加者全員の質疑応答に答えるには、限られた時間の中では、人数の調整を行うより他ありません。

このように考えると、当会でのグループペアレントトレーニング基礎講座は、「講座」兼「発達相談」とも考えることができます(実際に参加者のほとんどの方がそう言っておられました)。

つまり、講師の私と参加者の方との「距離」が、通常の講座よりも近いことが、大きな特徴の1つともいえます。

それ故、参加者の方が本当に当会の講座を必要としてきているのかも、1回目に確認します。

なぜなら、1回の講座ではなく、連続での講座です。そうなれば、おのずと講座の休み時間などで、保護者の方同士がお話しする時間もあり、また、連続講座ゆえ、前回の講座でお話したお子さんへの対応などを、話し合う機会もあり、講座中にも、私を含め、少し談話などもあったりします。

だからこそ、保護者の方同士の接触も、単発の講座よりも多くなる場合があります。

その中でのトラブルを最小限にし、また、当会の性質をご理解いただいたうえで、それでも当会の講座を必要としてくださる方のみにご参加いただいております。

だからこそ、毎回講座は私自身が楽しめるものであり、私の居心地の良い雰囲気は、同時に講座を参加される保護者の方にとっても居心地の良い雰囲気となっていると考えております。

そして、1回目で問診を行う故、参加者の皆様に分かりやすい事例をお話し、より分かりやすい講座となるよう、全力を尽くします。

ひまわりの会で行う講座へご参加下さる方は、家庭で、保護者の方が、より望ましい対応を行い、そして、その目標、つまり「ゴール」をご理解いただくものです。

中々家庭の中で日々適切なアプローチをとられることは困難かと思います。
しかも、講座受講後に、当会の療育を提供できる形でもありません。

それでも、家庭でできるだけよりアプローチを行い、子どもの成長を喜びたいと考えていらっしゃる保護者の方の集まりですから、やりがいがあります。

だからこそ、受講者が仮に1人でも、講座は開催します(参加者がそれでもお越しいただければですが・・・)。

講座の進行状況は、ブログでも更新していきます。