活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

徒然なるままにPT3(笑)~猫とか~

2014-07-29 | 徒然なるままに・その他雑談
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、ブログの更新が遅くなってすみませんでした・・・。先週の土曜日の臨床終了後、私の田舎である群馬に帰省しなければならなくなり、それからバタバタしていました・・・。

ブログで書くことでもないかもしれませんが、実は4月末に父が他界し、色々な準備や、様々な手続きを行うためにも、実家に帰らなければならないことがあり、今回もその件での帰省でした。

土曜日は夜の21:00まで、私が代表の、ひまわりの会での訪問療育があり、それが終了後、高崎のホテルに向かい、到着したのが23:00で、泥のように眠り、日曜日の朝実家に向かいました。いやあ、本当に疲れた疲れた・・・。

そして、これが我が実家の様子です。






可愛いでしょう?(笑)こんなのが、全部で10匹近くいるのです。このほかにも、餌を食べにくる野良猫も3匹ほどいるらしい・・・。私の母親が大の猫好きで、私が高校生のときくらいから猫を飼い続けています・・・。餌代がすごいっすよね(笑)。

色々な猫がいるもので、仲が悪い2匹や、お腹の毛を取らせてくれない猫など・・・。そこでABAの出番!(笑)
「感覚相殺」をメインに用いて、会えばすぐに喧嘩する2匹が喧嘩しなくなり、お腹の毛を取らせてくれない猫は自分からお腹を表にして寝る始末です。介入して数分で効果が出ました。
介入の効果が出る速さは個体によって異なるでしょうが、私のことを覚えていてくれたようで、直ぐに関係ができたことが効果が早く出た結果の一つの要素でしょう。

ABAは療育だけのものではないですからね。鬱、精神疾患からスポーツ指導など、「学習」をする状況ではすべからく用いることができます。そして、人間だけではなく、動物にも対応できます。

じゃあ、動物も専門領域にすればって?それは絶対に無理です。我が家の猫だからできるのであって、人様のペットには使えません。
なぜなら、動物の「到達点」を理解していないからです。これを理解しなければ専門は名のれません。

ただ問題行動を減らす、または行動を獲得させるだけではだめです。それだけなら、ABAを勉強された方ならある程度できるでしょう。しかし、介入後はどうするのか?次のステップは何なのか?これが理解できていなければ介入は所詮中途半端なのです。そんなもんでお金はとれません。だから、私は動物を対象とした臨床はしないのです。

では、人間の「到達点」は理解しているかって?当たり前っす(笑)。それができずに臨床家は名のれませんからね。自分が担当している教え子の保護者の方、相談に来られる方にはお伝えしていることです。

話は戻りますが、動物は可愛いですよね。帰省した結果、癒されてきました。猫にだけでなく、田舎のゆっくりとした時間を味わいましたからね。


猫の話はこの辺で(笑)。


次は少しだけ音楽の話を(笑)。
夜の特急列車、疲れていながら風景を見る・・・音楽でしょやっぱり(笑)ってことで、音楽紹介に(笑)。

実家に帰省する際には必ず聴いている曲がありますので、それを以下に書いてみます。

・pat metheny:last train home

・フジファブリック:夜汽車

この2曲は必ず聴きますね。

pat methenyのlast train home・・・電車だけにこの曲は、特に夜は電車にはとてもマッチします。lasttrainですからね。この曲は洋楽です。

フジファブリックの夜汽車・・・電車ですからね(笑)。フジファブリックは日本のバンドです。ボーカルが他界してしまい、新しい曲を聴くことは叶いませんが、こういった名曲はずっと心に残るものです。

両方とも癒される曲です。良かったら聴いてください。


う~む・・・見る人からすれば、本当にどうでも良い記事になってしまった(笑)。でも、たまには良いかな?


それでは、また来週に。

すくすくの活動【バランスボール】~身体を動かす楽しさを~

2014-07-20 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、先週バランスボールの写真が載せられなかったので、まずは下の写真をご覧ください。


*この画像の著作権は放棄されていません、よって、無断での転載を行った場合は、いかなる理由でも法的処置をとらせていただきます。

運動プログラムの一環としても、子どもにとっても無理なく活動できるバランスボールを毎週行うことになりました。

先週、先々週と、リハーサルもかねて、一人ひとりの子どもへバランスボールへ親しむことを目標としての取り組みです。
そのようなリハーサルを経て、次回か、その次かに一人ひとりにバランスボールを用意し、職員の援助によって全体指示で取り組んでいくことになっています。

日常で運動を行う、一見簡単に見えますが、この分野では疎かになりがちのことです。なぜなら、中々公園やその他広い場所で、ボールやその他玩具を使って遊ぶということが難しいお子さんも多いからです。
その中で、折角余暇活動の場を提供しているのだから、具体的に運動をさせる、身体を使える機会を導入していこうと。そこで、バランスボールを一つの活動として取り入れていくことになりました。

ただ、バランスボールといっても、分析すると奥が深いです。大きく分けても、バランスボールを使って様々な動きをする「動」と、「静」つまり姿勢を維持するのに分かれます。
また、「動」でも様々な「動作」などがありますし、「静」でも姿勢を維持する「時間」があります。

そこで、一人ひとりの子どもがどの部分を得意としているかを理解し、そこから達成目標へと近づけていく・・・これ「シェイピング」です。ABAの基本的な考え方です。

バランスボールは、決して派手な活動ではありません。しかし、こういったコツコツとした取り組みが、長期的に見て大切です。
というか、私がこの活動の責任者へ、まだ設定活動を思案中の際に、「思いっきり地味な活動を作ってや」と言ったことがきっかけでもあります(笑)。

地味な活動・・・それが、「すくすく」という施設で長期に渡って継続していける活動です。


ずっとブログを見ていてくれている方々はお気づきかもしれませんが、すくすくの設定活動は学生もどんどんやらせています。それがすくすくの方針でもあります。
若いうちから責任ある業務をこなすことも大切。力ある熟練者がそれを支えていければ良いのです。そして、自覚を持ち、この分野での活動の楽しさを感じてくれれば本望です。


また日付が変わってしまった・・・。日曜でも報告やら会議やらがあるので、中々何もしない日を作れていません・・・。8月は少し羽を伸ばしたいものです(笑)。


それでは、また来週に。

すくすくの活動【音楽療法×ABA】【バランスボール】

2014-07-14 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、今週1週間で、すくすくは2つの設定活動がありましたので、今回はそれをメインに記載します。

まず、土曜日に開催された設定活動【音楽療法×ABA】についてです。





上2点の写真をNPO法人すくすくは、著作権を放棄しておりません。よって、本写真を無断で使用された場合、いかなる理由をもっても法的処置をとります。


と、こんな感じです。


音楽療法×ABAとは、以前の記事でも記載しましたが、既に書籍もあり、その場だけではなく、音楽療法を通して、楽器などのスキルを高める、コミュニケーション力を向上させることを、指導の目標としておいているものです。

だから、指導計画も、短期目標も、長期目標もあり、もちろん指導手続きも具体的に設定しています。

預かりという、集団の中だからこそできるものもありますよね。

次回は来月、月に1回の活動となっています。


そして、次に紹介するのは、水曜日の「バランスボール」です。
しかし、写真が無い・・・(泣)
この活動は、来週にも行いますので、次回の記事には写真を載せられると思います。

今回は、リハーサルを兼ねて、一人ひとりバランスボールに触れ、バランスボールに親しむことを目標としました。
これを数回行い、十分に子ども達が慣れたところで、全体で同時にそれぞれのバランスボールに乗ります。
その後、一人ひとりの達成に応じて、時間や態勢などを変化させていきます。

こういったこともスモールステップで行うことが大切ですね。子ども一人ひとりの成長の物差しで設定するということは、集団の中でも可能なのです。
ただやることだけが目標ではいけません。「手段」と「目的」をしっかりと理解し、指導していかなければ、その時間がもったいないでしょう。

また来週を楽しみにしています。

と、設定活動についてはこんなところでした。


そういえば、土曜日の夜にはすくすくの個別療育の助手を養成する講座がありました。
講座と言っても、話は半分で、その場にいた教え子に直接指導しているところを見てもらいました。

すくすくで私の臨床を他人に直接見せることは、事実上これが初めてです。

ギャラリーがいて、子どもの様子が変化することを考慮していたのですが、良い意味で変化していました(笑)。ギャラリーがいることを良いことに、終始笑顔。私と親と助手に褒められて終始笑顔。それはそうでしょうな。私の教え子だもの(笑)。

私は緊張したかって?ありえませんな(笑)。今まで何度も学校の先生や幼稚園・保育園の先生に教え子の指導を見てもらっていますから。
ギャラリーが何人いようが、指導の手続きは変化しませんし、してはいけませんからね。

今回はいわゆる見ていて楽しい場面でしたが、子どもが癇癪を起こす時だってありますし、個別療育とは過酷なものです。子どもの指導だけではなく、保護者の指導もついて回りますし、そうでなければいけません。だから、誰でもずっと仕事として続けられるものではないと思います。
しかし、それができる人員を育てていくことも私の使命として、今後も継続して技術者の養成ができればと思っています。


あぁ、既に日付が月曜日になってしまった・・・。早く寝なければ・・・。

それではまた来週に。

子ども参加型コンサート【NPO法人すくすく】&またケース会議(汗)【滝乃川学園】

2014-07-06 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

今回は、表題通り2つの機関について記載します。

まず、本日、子ども参加型コンサートが、私が顧問を担当するNPO法人すくすくで開催されました。


*この画像の著作権は放棄されていません、よって、無断での転載を行った場合は、いかなる理由でも法的処置をとらせていただきます。

こんな感じです。

すくすくの職員が、本日の業務終了後、ブログに間に合うように、直ぐに送ってくださいました。

子どもも職員も、演奏者の方々も沢山で、部屋全体が埋まってしまうほどだったそうです。
それでも、集団が苦手な子どもも、過敏のある子どもへも配慮し、無理なく皆が参加できるよう配慮されているプログラムだったと思います。

演奏者も、コンサートの責任者も皆学生です。コンサート責任者はうちのスタッフで、ABA×音楽療法の責任者でもあります。大学で同士を集めていただいての開催です。これは年4回の企画ですが、既にすくすくでは恒例イベント。最近の若い子は実にやる気があります。まあ、すくすくだから当然かな(爆)?

ビデオ撮影も行ったので、近々見たいと思います。楽しみにしています。


ちなみに、来週はABA×音楽療法の2回目です。

前回の反省を基に、更に子どもにあったアレンジがされているプログラムです。
毎回何の考えもなしに同じプログラムを行うのはしょぼいですわ(笑)。そんなことは私が認めませんし、何よりもプログラム責任者自身が自覚していること。
前回のABA×音楽療法の際には、終了後既に反省と改善策を述べていたそうです。

そうして、それが私が現場に立つ人間に求めていることです。

法則、すなわち指導上の基礎を熟知していても、そして、臨床経験がどんなに長くても、子ども一人ひとりへのアレンジは忘れてはいけませんし、それができなければプロとは言えません。なぜならプログラム通りの行動なら、少し訓練すればできるようになりますから。

常に学び続け、そして、探求していくことこそが、その冒険心こそが何よりも大切。そういったトキメキがなくなってしまうと、ロマンもなくなってしまい、すなわち機械的な指導となり、つまりは腐ってしまいますからね。

若いうちからこういったことを教えていくこと、それが私の仕事でもあります。私も精進しなければ。

コンサートの企画者、並びにその学友の方々、本当にお疲れ様でした。


さて、次に滝乃川学園の話です。

先々週に座長としてお伺いしましたが、明後日にまたお伺いすることに(汗)。
その理由は、ケース会議の対象となるお子さんは3名だったのですが、時間がそれぞれの都合で4時間しか取れずに、一人の子どもの会議ができなかったことが理由です。一人2時間。まあ、特に初回はそれくらいかかります。

何とか夏休みまでに会議をとご依頼いただいたので、本当はNPO法人すくすくで役員会議があったのですが、会議の経過は後で聞くことにして、ケース会議を行ってきます。

ちなみに、介入を開始できたお子さんは、既に効果が出てきています。10日前後で早すぎって?いやいや、当然です。効果が出るように介入すれば、結果も当然出ます。
一人ひとり違うって?違いません。人が行動を起こす、その法則とは、言うなれば物理の法則と同様といって良いでしょう。
十分なシェイピングによる細かい目標立てと現状の指導のプランおよびその先の指導のプランの作成、一貫した対応ができれば、効果は必ず出ます。

ちなみに、ケース会議終了後から、10日ほどではありますが、職員とは3、4回ほど連絡を取り合い、指導計画の添削や細かい質問への回答を行いました。
回数を重ねていくうちに、細かい連絡も減少していくのですが、まだ1回目ですからね。はじめは、職員の方々にできるだけエラーレスで行きたいですからね。そうしていくうちに、現場で起こる問題を事例として学んでいけますから。


忙しい、ですが、楽しいです。効果が出る、すなわち、私自身、「成功体験」により、忙しさという問題を乗り越えていくのです。それは「個と環境の相互作用」ですね。


さて、月曜日からの準備を始めますか。
ケース会議、臨床、そして、すくすくの個別療育の助手を育てるため夜間の講座など、わくわくしますね。わくわくしすぎて動機息切れが・・・(笑)。


それでは、また来週に。