活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

オリエン・ケース会議

2014-02-24 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、ブログ更新が少し遅くなりました。その理由は、日曜日、お昼過ぎから夜まで、私が顧問を務めるNPO法人すくすくのオリエンテーション&ケース会議に出席しており、通常ならブログを毎週日曜日に更新しているのですが、その理由から更新が少し遅くなってしまいました。

さて、下の写真がオリエン、ケース会議の様子です。



こんな感じです。映ってはいないのですが、左側にも4,5人いて、職員合計10人程での開催でした。

今回は、一人の子どもを中心として、その今後の指導の方法などを、3人程度のグループに分かれて話し合ってもらい、各グループごとに出た案を発表してもらい、その整理を行い、今後の指導方針を明確化するというものでした。

この時には、既に利用者全員分のIEPは完成していたのですが、やはり話し合うことが大切。
話し合うことで、周囲の意見が刺激となり、また、各自が考えを表現していくという相互作用により、各々の考え方も整理されていくというものです。

ただ単に上が指導方針を決定するだけではね。NPO法人すくすくの特に預かりは一度に複数の子どもが通われています。そして、職員も複数で活動するわけです。つまり、単独作業ではない以上、皆が考えていくということが大切です。皆で意見を発表しあい、方向性を決定していくことが、各職員の意識も向上していくというものです。それは絶対ですよ。

だから、ただ専門家と上がIEPを決定していくだけでは子どもへの指導もしょぼいです(笑)。それでは、例え、全員がそのIEPを見たとしてもいけません。皆が考え、「自分が子どもを指導する際にはどうやって・・・」と考え、すなわち「自覚」を持つことが大切です。

ケース会議の後は、「全体活動」の企画を職員がプレゼン。
今回は2名の職員のプレゼンだったのですが、この内容が半端ない(手前味噌ですが【笑】)

うちには臨床心理士もいるし、院生もいる、施設勤務の経験者もいる、その中で、今回のプレゼンした二人はなんと大学生!しかも一人はまだ19歳!他の職員に引けを取りません。

経験や年齢は関係ないとは言いません。しかし、例え学生であっても、年齢が若くても、頑張っている奴はそれだけ結果にも結び付いていきます。そして、そういった組織でなければならないと私は思いますし、NPO法人すくすくの役員も同様でしょう。

活動のプレゼンも、上に記載したケース会議の皆の意見も、本当に素晴らしい内容で、私も誇り高く思います。
しかし、職員にはこれからももっと学んでもらわねば。ABAはもちろん、本当の専門職と名乗れるようになってからも、ずっと学び続けることが大切なのだから。

と、まあ、これも、私が指導員を沢山指導してきた賜物でしょう(爆笑)。

いや、オリエンに参加する義務があったと言えど、参加して本当に楽しかったオリエン&ケース会議でした。


それでは、また来週に。

色々・・・どうでも良いことですが(笑)

2014-02-16 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

突然ですが、本題の前に、今回の記事は私的な内容ばかりですので、療育のことや臨床の内容を期待されている方はお勧めしません(笑)。そこをご理解いただいてお読みください(笑)。

考えてみれば、ここ最近かなり色々なことがあったような気がします。

先々週ひまわりの会のスケジュールの調整が終了したと思いきや、先週は指導員養成、そして今週は私が顧問を担当しているNPO法人すくすくでペアレントトレーニングがあります。そして、今回は9ケースを1日でこなさなければなりません・・・。そして、終了後、すかさず夜間での指導員養成講座・・・。

ちなみに、すくすくでの「ペアレントトレーニング」、以前は「発達相談」という名称だったのですが、つい先日から名称を変更することになりました。
「発達相談」という名前のほうが、ポピュラーな印象があるかと思いますが、いわゆる「発達相談」は、いわゆる「子どもの発達の整理」が中心で、「なぜそういった行動が起こっているのか」について解説するという位置づけである印象があります。

しかしながら、私の相談は、「問題行動の改善のための具体的な解決策」の提供、つまり、保護者自身が子どもの問題を解決するため、より望ましい関わり方を提示し、それに従っていただき、また次回来所いただいた際にその結果を報告していただき、次のステップを提示していくというものです。

そこで、ポピュラーな「発達相談」という名称から、保護者の方の子どもへの対応の訓練、すなわちペアレントトレーニングという名称に変更しました。
こっちのほうがしっくりくると提案し、NPO法人すくすくの役員も是非にということで、名称が変更されました。
しかし、やっていることは以前から変わらず、保護者の方の子どもへの対応の訓練、すなわちペアレントトレーニングなので、引き続きこれまでと変わらない臨床を行います。


さて、話を本題?に戻しますが、この2週間は通常よりも疲れました・・・。なぜかと考えたら、「雪」の影響も非常に関係している気がします・・・。

なんせ、2週間前の雪の日の土曜日、訪問が3件あったのですが、2件目終了後、移動ができず、3件目は当然キャンセル・・・それだけではなく、家にも帰れず・・・。
お恥ずかしい話ですが、2件目の訪問先にて1夜を過ごすことに・・・(笑)。

2件目終了後、一旦訪問先から出発したのですが、その際に「電車が動かなかったら戻って来てください(笑)」とおっしゃってくださり、「そうならないことを願います(笑)」と会話を交わし、電車に乗ったは良いですが、2時間立ち往生・・・(泣)。

その後、クライエントに電話させてもらって、そのまま朝まで、訪問先のお父さんとウォッカとウィスキーを飲み明かすことに・・・(笑)。

もう6年以上に渡る付き合いだったことで、今回、実現しました。通常ならばネット喫茶や飲み屋で一夜を明かすことになっていたはずでしたが、まあ、何と言いますか・・・非常に恐縮でした。しかし、大変感謝です。

限られた時間の中では話せないことも、酒も入っていたこともあり、気が付いたら明け方になっていました。不幸中の幸いってことで・・・(笑)。

そして、先日の金曜日からもまた雪・・・(泣)。移動メインの私にとっては本当にきついです。
金曜日は帰宅できたのですが、土曜日はひまわりの会の、新宿早稲田の相談室で5ケース臨床があったのですが、すべてキャンセル・・・。
ダイヤが混乱し、駅に到着する電車も超満員で乗れず、4ケースまでキャンセルを余儀なくされて、それではということで、検討の結果、今回は相談室閉所・・・という形になってしまいました。いや、本当に申し訳ない。しかし、仕方がない・・・。

雪もそうですが、寒さというのは本当に身体的な疲労が多く、もともと肩こり、頭痛に悩まされているのですが、今年はより一層・・・。おまけに、私は疲労が蓄積されると皮膚に出るのですが、その理由から、毎月皮膚科に行くことになり・・・。しかし、平日、土曜日には行く時間が全くなく、しかし日曜日も午後から会議だの資料作りが待ち構えているので、朝1番に並んで受診することに・・・しかし院内へ入れるまでが長く、そして寒い・・・(号泣)。


このようなしんどい状況の中での心の慰めは「音楽」。本当に音楽は良い!移動も多いので、1日50曲は聴きますね。電車から帰宅後、就寝前まで聴きまくります。
私の守備範囲はかなり広いと思っています。
「ロック」「パンク」「ヒップホップ・R&B・レゲー」「ジャズ」「ブルース」「クラシック」「カンツォ-ネ」かなりの範囲を好んで聴きます。

ここまで書いたので、今回、疲れているときに良く聴く曲を少し紹介してみたいと思います(なんかちょっと恥ずかしい感じですが【笑】)

・JOHNCALE:Hallelujah
・EDGARWINTER:dying to live

「Hallelujah」は、かなりのシンガーがカヴァーしていて、有名なのはボンジョビとかもカヴァーしています。だれがオリジナルかわからないくらいのシンガーがカヴァーしていますが、私はJOHNCALEのがお勧めです。

「dying to live」は、これは本当に傑作!ヒップホップでも使われています(2Pac:Runnin ft. Notorious B.I.G.)。

この2週間で、恐らく100回近く聴いています(笑)。

YOUTUBEとかでも聴けると思いますので、興味があればぜひ一度!


と、私のプライベートで、どうでも良い内容ですが、たまにはのんびりした記事で良いでしょ?(笑)


たまにはこういった記事も書きたいですね(笑)

(笑)ばかりになってしまった記事でした(笑)


それでは、また来週に。

新規受付に関して(NPO法人ひまわりの会)

2014-02-09 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、今回は、私が代表を務めているNPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会の新規受付に関してのお知らせになります。

今回は、既に当会へご連絡を頂いたうえでお待ちいただいている方以外の受付はできないことが決定しました。
すなわち、「新規待機」受け付けは「ゼロ」とさせていただくこととなりました。

そのことから、引き続き新規受け付けは継続して停止させていただきますことを、ご了承ください。

なお、今回は訪問個別療育(月2回)を一コマのみの空きとなりまして、これまでにご連絡いただいてお待ちいただいている方へは、順次先着順にご連絡をさせていただいておりますが、今回は、一コマのみということから、民間での療育をすでに受けられている方、すなわち地域での療育センター以外の療育を受けられている方は対象外とさせていただいております。

上記のような制約は、今回ははじめてとなりますが、療育を受ける方々の、社会的な意味での公平さを保つために、今回はそのような条件となりますことをあらかじめご了承いただいております。

なお、次回の募集は今回面談を待たれている方の「キャンセル待ち」および年度途中の「クライエントの回数調整」および「退会」の際に、新規受付を開始することになりますので、新規受付の見通しは不明でございます。

ホームページなどをご覧いただいて、受付開始をお待ちいただいておりました皆様へは大変申し訳ございませんが、会のクオリティーの維持のため、利用者の人数を制限させていただいている故でございますので、その旨ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。


今回も退会者はゼロでした。新年度に就学する子どもが、午前の指導を午後にし、午後の利用者の回数を減少することで、今回午前中の1コマ(月2回)のみの新規受け入れができる状態です。
そのため、既にご連絡をいただいた方々に、ご連絡をいただいた方から順次ご連絡をさせていただき、現在もお待ちいただいているかの確認をさせていただきます。そして、そのうえで時間、曜日、その他の条件が満たされた場合に面談をさせていただく手筈となっております。

非常に恐縮ではありますが、同時に会に賛同いただいたうえでご利用いただいている方へ心より感謝申し上げます。
これも、長年会を運営してきた賜物であると考え、今後も指導員一同、一層身を引き締めて精進して参ります。


なお、療育事業の新規受付は引き続き停止させていただきますが、学習会・講座は今後も開催していきますので、ご興味のある方は是非お越しください。


今回はお知らせの記事となりますが、また次回から色々な記事を書いていきますので、引き続きご覧ください。


それでは、また来週に。

研修会を振り返って~すなわちABAとは~+追記

2014-02-02 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、1月23日(木)に滝乃川学園での職員研修会について、その報告を今回の記事とします。
立て続けに講座・研修会とあり、それ故、前回・今回と報告の記事が、開催から時間が経ってしまっていましたが・・・。

そして、職員研修会の様子について。今回は、写真はありません・・・写真を撮るよう頼んでいた方が忘れてしまい・・・(笑)私も終わった後気付いて・・・(笑)。
まあ、それだけ盛り上がったということで(笑)。でも、かなり盛り上がったのは事実だと思います。

1回目は、はじめてABAの話を聞く方も多かったようで、また、かなりインパクトがある話だったとも思いますので、多くの方は唖然としている感じにも見えました。

しかし、今回は2回目ということもあり、なおかつ「学習」がメインだったこともあり、イメージもしやすかったようで、講座終了後も呼び止められて質問を受けるなど、楽しく講座を無事終了することができたかと思います。

インパクトがある話、それは、沢山ありましたが、聞いている方の反応を基にすれば、「発達障害=行動障害ではない」ということを強調したことであったろうと思います。

なぜなら、この分野の子ども達、大人が全て行動障害を持っているわけでは無いでしょう?では、なぜ行動障害は起こるのでしょうか?
それは、つまり「この分野だから」という「循環論」ではなく、周囲が、「個」の理解が不足しているという結果によるものです。
これは、私個人としての意見ではなく、既に臨床家や専門家の方々では当たり前になっています。つまり、それをひた隠しにして「仕方ないですよ」などと言う方々は臨床家・専門家とは呼べないというわけです。

そして、だからこそ「ABA」の知見というのはこの分野では有効なのです。なぜなら、ABAは、「個の学習の仕方を理解するためのツール」としても考えられるからです。
子どもがどのようなことに興味があり、どのような教え方が有効なのかを知るということがABAなのです。
そして、それを解明するために法則があり、その法則を一人一人にアレンジしていくというものがABAによる指導なのです。

子どもにあった環境を作ることで、行動障害などの発達過程でのリスクを最大限減らしていく、これは「個と環境の相互作用」ですね。

だから、法則はあっても、ハウトゥーはありませんよ。ハウトゥーは、必ずそこから「こぼれてしまう」子どもがいるでしょう?そうすると、そこから「はぶられ」てしまうでしょう。それは、指導ではないですよね?だって、指導できていなかった、首尾良く行っていないのですからね。

そうならないためにABAがあります。
「一人ひとり」にこそ焦点を当てていくということがABAなのです。

そう考えれば、指導に当たって、子どもを年齢によって差別化したくないですね私は。幼少期の指導が効果的、そんなん今は大学生でも知っている方もいますし。
私は高校生からの指導の開始も経験していますが、その際には幼少期よりは改善する時間がかかるということをはっきり言って、そのうえで臨床を行っていますね。

しかし、だからこそ難しい。「その方法が本当に子どもにとって良い物なのか」、「他に方法はないのか」などを見直し続けるのですから。


今回の2回の研修会はあくまでも「土台」です。これからいかに職員の方々がABAを学び続けていくかが肝心なのです。
その意味では目的は果たせたと思っています。

(職員)「絶対に改善するんですか?」
(私)「絶対です。改善は絶対します。」
(職員)「本当ですか?」
(私)「本当です。そのために必要なことは・・・」
(職員)「なるほど、ありがとうございました!やってみます」

こういったやり取りがありました。いや、実に嬉しかったです。土台になったのがお分かりいただけるかと思います。

今度「すくすく」の見学の予定が入っています。すくすくは私が顧問を担当している法人です。放課後の余暇や生活指導を重点の1つとしている「すくすく」ですから、ひまわりを見学されるよりは良いでしょう。ひまわりは完全マンツーマンですし、それよりは事業としても近いでしょうから。
しかし、私がすくすくにいる日を希望されているのですが、私がすくすくにいる日にちは月数回程度で、全て相談・養成が入っていますので、いつになるやら・・・(苦笑)。

しかし、できる範囲ではありますが、ABAの普及は目標にし続けていますから、やる気のある機関であれば最大限手伝いをしますがね。


と、研修会の報告はこの辺で。


ところで、追記なのですが、来週には「ひまわりの会」のスケジュールが確定する予定です。
お待ちの方は大変申し訳ありませんが、既にご連絡をいただいてお待ちしている方へは順次ご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちください。


それでは、また来週に。