活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

株式会社がじゅまる工房の施設紹介

2017-04-24 | 就労訓練・がじゅまる工房
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、今回は、新設された株式会社がじゅまる工房の施設紹介をします。

それはこちらになります。



会社の看板


社員のロッカー


お菓子を作る場所1~お菓子を作る場~


お菓子を作る場所2~材料保存など~


こんな感じです。


ここで、低糖質の手作りお菓子を作り、主に通販で販売します。
砂糖不使用で小麦粉もほとんど使わない。とてもおいしいよ。そのためにいろいろな人と協力しましたしね。


商品の包装等、今選んでいるところです。


営業許可の申請も済ませており、後は原料等の表示ステッカーを作成し、それを提示すれば営業許可がおりる手はずになっています。


それが済んだら営業(生産と販売)が始まるので、その頃に商品の紹介を当ブログでも少しだけさせてもらおうと思います。
今も試作中ですが、試作品を毎日食べています(笑)。


ここでビシバシ指導した教え子を働かせるのが夢です。


あ、一応記載しておきますが、倒産の心配はありません(笑)。商品が売れなくても…いやいや、売れるための商品作ってますがね(笑)。
それでも倒産しない方法はその経営方法にあります。…給料無とかじゃないですよ(苦)。断言しても良いですが納得できる給与が支払われます。
その方法はそれはあえて記載するものではないと思いますので、こういった場では記載は控えさせていただきます。
3月にやった説明会ではお話ししましたがね。当然ですが、皆様納得していましたが。
そのために、かなり経営シミュレート作りましたし、制度などを調べるために法律家とも話し合いましたしね幾度も。


決して大きな会社ではないですが、雇用者の利益をしっかりと確保することが、ここでは「良質な会社」だと考えています。
そのうえで、社会に必要な生産物を生み出す、それをとても大切に考えています。


重度自閉症者でも就労できる場を。そして、そこでの生産品が社会に望まれているもの。故にしっかりとした早期療育と良質な支援、親との協力を。


これを社会へ発信するための施設でもあります。当然忘れちゃいけないのは、低糖質のおいしいお菓子の会社だという事ね(笑)。




ということで、今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

株式会社がじゅまる工房設立!!!

2017-04-17 | 就労訓練・がじゅまる工房
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、いよいよ以前からチラチラお話しさせていただいていた、障がい者雇用を積極的に行っていく会社、その名も「株式会社がじゅまる工房」が設立いたしました。


「がじゅまる工房」は、「株式会社」であって、就労支援ではありません。すなわち、「就職の場」なのです。だから、給料もしっかり出ます。

今の日本は、重度自閉症者が「就職」することははっきり言って困難です。
しかし、例えばノースカロライナ等では、私が学生の頃の情報では、重度自閉症者の8割が就労出来ているという実態がありました(現在の情報はわかりません)。それを聴いて、当時非常に感動したことを今でも覚えています。

そこで、いつか「日本にも!自分が…!」と思っていました。その夢が、今年叶いました。

…とはいえ、叶ったと言っても、まだまだ本当に始まったばかりです。これから一層気を引き締めて精進して参ります。


株式会社がじゅまる工房は、「手作りの低糖質のお菓子」を作り、販売していく会社です。

砂糖は一切不使用!小麦粉もベーキングパウダーを5g程度(1個のお菓子に対して)のみの使用!
つまり砂糖を使わずに、小麦粉もほとんど使わずに作るお菓子です。超自信作です。1年前からずっとレシピを作り続けていましたからね。いろいろな人間と協力して。


糖質制限は健康維持のため私も行っていますが、一番辛いのは甘いものが食べられないこと。これがきついわけです。そして、我慢できなくなって一気に食べまくり、むしろ後退する…(泣)。

それを防ぐのがこのお菓子。


今糖質を減らしたカップ麺やパンがコンビニ等でも売られていますが、「めじゃない」ですね(笑)。本当の糖質オフの、しかも安全な手作り!!!これが素晴らしい。


と、このように宣伝いたしましたが、今年は、大々的に販売は致しません。
今年は、お菓子の生産システムをしっかりと作ることを目標としているので、てんとうむしとひまわりの関係者等、身内のみへの販売になります。後は、てんとうむしを利用している「子どもたちのおやつ」ですね。豪勢なおやつでしょ?(笑)肥満防止になるしね。


私は心理臨床が専門です。こう書いていくと勘違いされそうですが(笑)。オカシショクニンジャナイヨ(笑)。だから、様々な人間の協力があってこそできた会社です。本当に様々な人間の想いと力がここまで形になりました。

私の考えに賛同してくださった仲間がいて、NPO法人ひまわりの会が設立され、その輪が大きくなり、一般社団法人てんとうむしができました。そして、てんとうむしの理念に賛同して利用してくださっているたくさんの保護者の方の想いが力になり、がじゅまるが設立されました。


なお、株式会社がじゅまる工房で勤務するには、まず、一般社団法人てんとうむしで就労訓練を行います。
そして、一定のスキルを獲得後、株式会社がじゅまる工房で勤務するという形になります。

就労支援でなく、「がじゅまる」は「就労」ですから、当たり前ですが、誰でも就労できるというわけではありません。特に、食べ物の生産です。半端ではありません!しっかりと厳しい指導に耐えることが必要不可欠になります。
それが、保護者の協力とできるだけの早期療育によって十分に成し遂げられます。断言しますがね。


就労の指導プログラムや勤務に当たっての要件等は既に明確化されています。その説明会は後日開催されます。詳細は追ってお知らせします。


まだまだ始まったばかりです。日本と言う単位でも、まだ前例はおそらくないのではないでしょうか?聴いたことはありません。
故に、「壁」を乗り越える日々が待っていると覚悟しております。

どうか皆様応援をよろしくお願い申し上げます。…あ、バッシングはできればやめてチョ(笑)。


今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

お知らせ~1か月間程度臨床をお休みします~

2017-04-10 | 徒然なるままに・その他雑談
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、今回は表題通り、しばらく臨床をお休みさせていただくというお知らせです。


もちろん体調不良ではありませんからどうかご心配されないでください。


去年からの1年で、障がい者雇用のための会社が設立され、また、てんとうむしも破竹の快進撃のごとく成長していきました。

その中で、私は臨床、すなわち親の子の指導が楽しくて、なんだかんだでそればっかりになってしまって、片手間に社長業をこなしていたもんだから、放っておいたやるべきことがたまりにたまってしまいました…。

それで、「このままでは間違いなくアップアップしてしまう…」と思い、それならいっそのこと、5月のゴールデンウィークまで臨床をすべてキャンセルし、その1か月間でたまりまくっている仕事を全て終了させてしまおう!と思い立ち、先月から一人一人のクライエントに


「す、すみません…(苦)」と謝りまくっていたのでした…。

しかし「ですよね~…(笑)来月待ってますよ♪」とクライエント。


有り難い。ホンマにもう。しかし、これで悲願の成就の基礎ができる…。この1か月で何とか達成して見せる!と息巻いています。でなきゃクライエントの好意を無駄にしてしまう…。それはあかん!


ですので、来週からはブログは休止…ではなくて、経過のご報告をしていきます。

例えばてんとうむしとひまわりのホームページは既にもう……おっと、いかんいかん!それは来週のネタだった(笑)。
内緒だけど、もし今ので「あれ?」と思ったらホームページ見てみてくださいね(笑)。


と、こんな感じで必要な雑務を全て撃破する1か月にします。

臨床はお休みしますが、しっかりと「活動の日々」(ブログのタイトル笑)をこなしていますので、どうか応援よろしくお願いします。


と、こんな感じで、今週はこの辺で(笑)。


それでは、また来週に。

滝乃川学園ABAケース会議座長継続

2017-04-03 | 滝乃川学園
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、表題通り、滝乃川学園の児童入所施設でのケース会議座長を今年度も担当することとなりました。リスペクトしてくれる職員の方々に感謝です。

滝乃川学園は、伝統ある施設で、日本ではじめにこの分野の施設を作ったとされていて、当時の建物が文化財に指定されているほど、伝統ある施設です。
福祉教育を目指して専門学校や大学に行く子達は、社会福祉や障害児教育などの単元で、耳にする施設だと思います。実際に、私も学生時代の勉強の中で知った施設でした。


そんな施設でケース会の座長をさせていただき、今年4年目です。当時はABAなどはまだ耳にしたこともない職員の方もいらっしゃいましたし、ドギツイ私の介入の指針に驚かれて、「そりゃ無理だわ~…」等と思われた方もいたに違いありません(笑)。そうです。私の介入の手引きはかなり子どもと職員または親にとって非常に厳しい内容も含まれていることがあり、そう思うことは当然だと思います。


当然親にはそれぞれに合わせたプランを作成します、できなきゃ机上の空論ですしね。しかし、施設ではそういうことも言っていられないですよね。プロ集団なんですから。
結果、会議は継続して4年目となりました。それは、職員一人一人のスキルの高さを意味します。

なぜなら、「効果が出るプログラムを私が提案することは当たり前。効果を出すのは職員!」だからです。効果が出ないと私は行く意味ないからいずれ辞めさせられるでしょうな。当たり前ですが。しかし、効果がでているからこそ、何とか4年目になりました。それは職員のおかげですね(笑)。


ペアレントトレーニングは親あってこそでしょ?親いなければペアレントじゃないもの。ABAケース会議も、会議の参加者あってこそ。信じてやってくれている仲間に感謝です。職員も親もね。


ということで、今週はこの辺で。


それでは、また来週に。