当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。
ブログの更新が遅くなってすみません。かなり公私ともに立て込んでいて、ブログを本日まで更新できずにおりました。
さて、先日、滝乃川学園の児童入所施設にて、2寮同時のプランナー育成実地指導を行って参りました。
これは、ケース会議と共に毎年1回行っているのですが、ようは学園の職員が子どもへ指導しているところを直接視察して、指導の助言やプログラムの更新を行うものです。
通常のケース会では、子どもへの指導を、ビデオ視察&職員への問診&話し合いにて、子どもの評価と指導方法の確認、次のステップを作っていくのですが、プランナー育成は直接見ることができるということが強みです。何故直接見ることが強みとなるのか、それを今回は記載しようと思います。
1・子どもの評価と指導の修正を同時進行で行えること
子どもに合った課題と言うのは、(1)子どもが少し頑張ればできること、または、(2)教えていけばできるようになると予測できること、のどちらかを対象としてプログラムバッテリーとして加えていきます。
(1)はともかく、(2)の判断は、実際に指導しながらではないとできないのです。
なぜなら、1回の指導の中で、何回か課題を実践するのですが、そこでの達成(1回目はフルプロンプトだが、最後の方でプロンプトを控えてもできそうな手ごたえがあった等)に応じて、今課題をやるべきなのか、もう少し先に行った方が良いのかを判断することが求められるからです。
すなわち、〇〇ができたら次の課題は〇〇等、課題のステップは、発達領域ごとにある程度決まっているのですが、あらたな発達領域の課題を実施する場合は、(2)が肝心になります。
故に、実際に子どもの指導を行う中で、その経過に応じて、課題を更新、修正することができるので、子どもにより一層合わせたプログラムにすることができます。
2・細かいニュアンスを説明すること
文章の限界があるということです。実践を何年も積み重ねていかないとわからない話ではあると思いますが、指導の「テク」は、文面では伝えられないことが多いのです。「モデリング」で無いと伝えられないことがあるということです。それは、おそらくどの分野でも(医療でも陶芸等美術でも)、それが高度な専門性によって成り立つ場合は、必ず「ニュアンスの世界」と言うものが存在します。
それを伝えるためにも、実地指導は大切なのです。
3・子どもが盛り上がること
これは以外のもう方も少ないくないかもしれません。しかし、まぎれもない真実なのです。
これは、社会性を軸に置いたマンツーマンの指導をしている結果であるとも言えることで、療育をしっかりやっていく素晴らしさでもあるとも言えます。
基本的な個別は1対1ですが、本当は2対1が理想とされているのです。物理的に不可能ですが、例えば「ひまわりの会」や「てんとうむし」では、必ず保護者の方を助手代わりにして、2対1の態勢を作ります。
しかし、プランナー時は3対1で、全員が拍手等して褒めます。もちろん過敏の有無によって調節は必要ですが、これで子どもは大盛り上がりのドヤ顔(笑)。でも、これってとても幸せなことですよね。
と、大まかにはこんな感じです。
何事も簡略化せずに、丁寧にやりたいところは、その信念を曲げずに継続していくことが、専門分野では大切なことです。
それは、私がお世話になっている法律の専門家の方々を見ていても感じることです。一見能率が悪くても、定期的な面談を欠かさないとか、電話で済むこともあって話を聞きに来てくださるとか、それによってお金になるわけではないのに、「追及」というものが、専門的分野において、最も他楽しく、最もクライアントを満足させるものだということ、そこに分野の違いは関係ないのだと、感じている今日この頃です(笑)。
今週と来週は滝乃川でケース会です。実地指導の後なので、また楽しみです。
ということで、今週はこの辺で。
それでは、また来週に。
こちらもぜひご覧くださいね。
一般社団法人てんとうむし FACEBOOK
ブログの更新が遅くなってすみません。かなり公私ともに立て込んでいて、ブログを本日まで更新できずにおりました。
さて、先日、滝乃川学園の児童入所施設にて、2寮同時のプランナー育成実地指導を行って参りました。
これは、ケース会議と共に毎年1回行っているのですが、ようは学園の職員が子どもへ指導しているところを直接視察して、指導の助言やプログラムの更新を行うものです。
通常のケース会では、子どもへの指導を、ビデオ視察&職員への問診&話し合いにて、子どもの評価と指導方法の確認、次のステップを作っていくのですが、プランナー育成は直接見ることができるということが強みです。何故直接見ることが強みとなるのか、それを今回は記載しようと思います。
1・子どもの評価と指導の修正を同時進行で行えること
子どもに合った課題と言うのは、(1)子どもが少し頑張ればできること、または、(2)教えていけばできるようになると予測できること、のどちらかを対象としてプログラムバッテリーとして加えていきます。
(1)はともかく、(2)の判断は、実際に指導しながらではないとできないのです。
なぜなら、1回の指導の中で、何回か課題を実践するのですが、そこでの達成(1回目はフルプロンプトだが、最後の方でプロンプトを控えてもできそうな手ごたえがあった等)に応じて、今課題をやるべきなのか、もう少し先に行った方が良いのかを判断することが求められるからです。
すなわち、〇〇ができたら次の課題は〇〇等、課題のステップは、発達領域ごとにある程度決まっているのですが、あらたな発達領域の課題を実施する場合は、(2)が肝心になります。
故に、実際に子どもの指導を行う中で、その経過に応じて、課題を更新、修正することができるので、子どもにより一層合わせたプログラムにすることができます。
2・細かいニュアンスを説明すること
文章の限界があるということです。実践を何年も積み重ねていかないとわからない話ではあると思いますが、指導の「テク」は、文面では伝えられないことが多いのです。「モデリング」で無いと伝えられないことがあるということです。それは、おそらくどの分野でも(医療でも陶芸等美術でも)、それが高度な専門性によって成り立つ場合は、必ず「ニュアンスの世界」と言うものが存在します。
それを伝えるためにも、実地指導は大切なのです。
3・子どもが盛り上がること
これは以外のもう方も少ないくないかもしれません。しかし、まぎれもない真実なのです。
これは、社会性を軸に置いたマンツーマンの指導をしている結果であるとも言えることで、療育をしっかりやっていく素晴らしさでもあるとも言えます。
基本的な個別は1対1ですが、本当は2対1が理想とされているのです。物理的に不可能ですが、例えば「ひまわりの会」や「てんとうむし」では、必ず保護者の方を助手代わりにして、2対1の態勢を作ります。
しかし、プランナー時は3対1で、全員が拍手等して褒めます。もちろん過敏の有無によって調節は必要ですが、これで子どもは大盛り上がりのドヤ顔(笑)。でも、これってとても幸せなことですよね。
と、大まかにはこんな感じです。
何事も簡略化せずに、丁寧にやりたいところは、その信念を曲げずに継続していくことが、専門分野では大切なことです。
それは、私がお世話になっている法律の専門家の方々を見ていても感じることです。一見能率が悪くても、定期的な面談を欠かさないとか、電話で済むこともあって話を聞きに来てくださるとか、それによってお金になるわけではないのに、「追及」というものが、専門的分野において、最も他楽しく、最もクライアントを満足させるものだということ、そこに分野の違いは関係ないのだと、感じている今日この頃です(笑)。
今週と来週は滝乃川でケース会です。実地指導の後なので、また楽しみです。
ということで、今週はこの辺で。
それでは、また来週に。
こちらもぜひご覧くださいね。
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