当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。
早速ですが、今回は表題通り、以前私が2回に渡って職員研修会をさせていただいた、滝乃川学園で、ケース会議の座長に就任することとなりました。
滝乃川学園では、児童の入所だけではなく、成人部の入所をはじめとして、古くから様々な事業を行っている法人です。そこで私は、主に児童部の入所部門でのケース会議の座長を行うこととなりました。
先週は、その打ち合わせを無事終えてきました。寮長、職員の方とともに、施設案内からはじまり、ケース会議の概要のプレゼンと目的の確認、初回のケース会議までにしていただきたい準備などをお願いしてきました。
26年度の私が座長をさせていただくケース会議の内容は、その施設で生活している子どものうち、強い問題行動を抱えている数人にスポットを当て、1年間介入していき、行動の改善を図っていくというものです。
これは、もちろん私と施設側の目的ですが、私としてはさらに別の「目標」があります。
それは、「的確なアプローチを行っていくことで、行動は常に改善していく」ということを職員の皆さんに実感してもらうということです。
私の専門の1つはペアレントトレーニングです。ペアレントトレーニングとは、保護者に対して子どもにより望ましい関わり方を提示し、その通り実践していただいて、子どものより良い成長を促していくというものですが、同時に、保護者が「子どもが成長する」という認識を持ってもらうことが何よりも大切です。それはそうでしょう。なぜならば、ペアレントトレーニングは、1回のいわゆる「相談」や「カウンセリング」ではなく、「継続」していくものなのだから。1回では何もできないでしょう?魔法ではないのだから(笑)。
継続していくためには、継続していくということに「動機」を持ってもらうことが大切です。
それは、この分野で活躍する方に対しても同様です。自分が子どもの問題行動を改善できているという実感こそが、適切なかかわり方を維持していくために何よりも大切なことです。
入所施設は、極端な話、3交代で3勤務することが多く、それ故、職員数も必然的に多くなります。それ故、子どもへの介入を一貫させるということは決して簡単なことではないでしょう。しかし、折角お呼び頂いたのですから、結果を出さなければ。そのためにどうすれば良いのかなという方法は、当たり前ですが既に基礎は構築されています。あとは、その施設に応じて微修正をしていくのみです。
一人の人間のトレーニングと比べて、決して簡単ではないでしょう。しかし、だからといって、「研究」ではなく、「現場」を主に活動されている方は、事前に知識を十分につけていくための学習を積むために時間をとるよりは、「現場の事例」を基に考察していくことのほうが良いと考えています。その中で、成果を実感してもらうことが何よりです。そして、更に学ぶ意欲を持ってもらい、現場以外でも学習を積まれていけば、素晴らしい技術者になっていくでしょう。
ちなみに、恐らくスポットを当てる子どもの年齢は、そう若くはないでしょう。低年齢で療育を受けられることは理想で、それができなかった子どもが入所されていることが現実です。
そこでケース会議をやるのです。私が「年齢年齢言うのはしょぼい」ということはここでもお分かりいただけると思います。ABAをもとに、的確に低年齢で効果が出るのは当然。
打ち合わせはすでに終了し、後は第1回目のケース会議を待つばかりです。今から楽しみにしています。
それでは、また来週に。
早速ですが、今回は表題通り、以前私が2回に渡って職員研修会をさせていただいた、滝乃川学園で、ケース会議の座長に就任することとなりました。
滝乃川学園では、児童の入所だけではなく、成人部の入所をはじめとして、古くから様々な事業を行っている法人です。そこで私は、主に児童部の入所部門でのケース会議の座長を行うこととなりました。
先週は、その打ち合わせを無事終えてきました。寮長、職員の方とともに、施設案内からはじまり、ケース会議の概要のプレゼンと目的の確認、初回のケース会議までにしていただきたい準備などをお願いしてきました。
26年度の私が座長をさせていただくケース会議の内容は、その施設で生活している子どものうち、強い問題行動を抱えている数人にスポットを当て、1年間介入していき、行動の改善を図っていくというものです。
これは、もちろん私と施設側の目的ですが、私としてはさらに別の「目標」があります。
それは、「的確なアプローチを行っていくことで、行動は常に改善していく」ということを職員の皆さんに実感してもらうということです。
私の専門の1つはペアレントトレーニングです。ペアレントトレーニングとは、保護者に対して子どもにより望ましい関わり方を提示し、その通り実践していただいて、子どものより良い成長を促していくというものですが、同時に、保護者が「子どもが成長する」という認識を持ってもらうことが何よりも大切です。それはそうでしょう。なぜならば、ペアレントトレーニングは、1回のいわゆる「相談」や「カウンセリング」ではなく、「継続」していくものなのだから。1回では何もできないでしょう?魔法ではないのだから(笑)。
継続していくためには、継続していくということに「動機」を持ってもらうことが大切です。
それは、この分野で活躍する方に対しても同様です。自分が子どもの問題行動を改善できているという実感こそが、適切なかかわり方を維持していくために何よりも大切なことです。
入所施設は、極端な話、3交代で3勤務することが多く、それ故、職員数も必然的に多くなります。それ故、子どもへの介入を一貫させるということは決して簡単なことではないでしょう。しかし、折角お呼び頂いたのですから、結果を出さなければ。そのためにどうすれば良いのかなという方法は、当たり前ですが既に基礎は構築されています。あとは、その施設に応じて微修正をしていくのみです。
一人の人間のトレーニングと比べて、決して簡単ではないでしょう。しかし、だからといって、「研究」ではなく、「現場」を主に活動されている方は、事前に知識を十分につけていくための学習を積むために時間をとるよりは、「現場の事例」を基に考察していくことのほうが良いと考えています。その中で、成果を実感してもらうことが何よりです。そして、更に学ぶ意欲を持ってもらい、現場以外でも学習を積まれていけば、素晴らしい技術者になっていくでしょう。
ちなみに、恐らくスポットを当てる子どもの年齢は、そう若くはないでしょう。低年齢で療育を受けられることは理想で、それができなかった子どもが入所されていることが現実です。
そこでケース会議をやるのです。私が「年齢年齢言うのはしょぼい」ということはここでもお分かりいただけると思います。ABAをもとに、的確に低年齢で効果が出るのは当然。
打ち合わせはすでに終了し、後は第1回目のケース会議を待つばかりです。今から楽しみにしています。
それでは、また来週に。