活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

また一つ新たな悲願へ~そしてキツイ言葉も~ペアトレとか~

2018-08-27 | 徒然なるままに・その他雑談
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、私の教え子が、ついに私の教え子を指導する日がやってきました!!!そして、無事に終わりました!!!



意味わかりますか?(笑)私が12年間、NPO法人ひまわりの会で訪問指導していた子どもが、高校生になり、一般社団法人てんとうむしでボランティアを1日やってくれました!!!



以前、兄弟児(教え子の兄弟)が、私の指導を見る中で、この仕事に興味を持ち、ボランティアに来てくれたことがありましたが、今回は教え子そのものです!


臨床家は絶対羨ましがるはず(笑)。いやいや、本当に演歌ですね!!!(爆笑)


冗談はともかく、これは、本当に嬉しいことなんですよ。なんでかって?言葉は無粋でしょ。まだ保育園とかに行っている年齢で、特別なニーズを抱えた子が、高校生になって、ボランティアですよ?特別なニーズを抱えている子たちへの。もう当然、超絶すごいことですよ!!!


これが、私が抱えていた悲願のもう1つです。


1つの悲願は重度のお子さんでも、「親の努力」によって就労への道があり、しっかり最低賃金以上がもらえるということ。それが地域レベルで根差すこと。
それはまっすぐ進んでいる途中です。今までのブログ見てもらえればわかりますよね。

もう1つの悲願は、私の教え子が、私の教え子を指導するということ。それがこのブログの記事のタイトル由来です。


感無量ですわ…。


何故こういうことができるようになると思いますか?今まで巣立っていった子とかも思い浮かべると、1つの共通点があります。それは



親が厳しく、そして的確に褒められること、そして毎日(親が)笑顔であるということを、無意識でも心掛けているということ、そうなっていくということ


この例外はありませんね。


親が厳しいこと:無理をさせるのではありませんが、有言実行、必ずやらせます。決めたことは覆しません。

的確に褒められるということ:子どもの行動を具体的に取り上げ、子どもに合わせて褒めることができるということです。

親が笑顔であるということ:誰かのせいにしたり、園、学校、支援機関に対して、直接、迂闊にクレームを言ったりしません。もちろん、不条理には戦いますが。まずは自分がやるということです。強いお母さんは、父親に対しても過剰な協力を求めなくなります。良い意味で。父親が頑張って仕事をしているからです。逆も然りです。




子どもが成長し、それに私も親も満足しているとき、それは上記が必ず起こります。ペアトレの影響?否定はしませんが、いたって自然にこうなっていきますね。不思議なもんで。それが親自身のある種自然な成長なんだと思います。


後、勘違いしてほしくないのは、はじめ(私が出会ったとき)は違いますよ(笑)。そりゃそうでしょ。診断されたばかりで、初回面談でも泣かれることがあるし(だが、私は慰めの言葉はかけませんでね。子どもが成長することが慰みだもんでね。)。

しかし、子どもと向き合って、子どもと成長していくと、こうなるんだな。やっぱり。子どもが「重く」てもね。しっかり軸をもって成長していくということは、それは周囲がそれだけ頑丈にサポートできているということなんだな。


もう1つ。私はペアトレ中に怒ったり怒鳴ったりはしませんよ(爆笑)。ブログ見ていると、そんな奴だと思われそうですが、全く違います。親によって進むペースが違いますから、そこをどうこう言っても全く始まらないでしょ?ABAは褒め上手ね(笑)…多分…(爆笑)。




親も子も健やかに。臨床家として当たり前の言葉ですが、その言葉の重き事よ。そういう人、家族が一人でも増えるために、これからもペアレントトレーニング(直訳:親子訓練)をやります。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

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