「自由の哲学」ノート

その日開いたページ、浮かんだイメージを大切に、読んでいきます。

私は宇宙を支えます・・?

2012-08-19 07:36:35 | 1918年の再販のための序文
序文にもどって・・

問い1がどういう意味なのか
わからないままである

「世界のあらゆるものの支え、基盤となるものがあり
 それが人間である
 それは明らかにできるのか?」

「私は、全てのものの基盤である
 それを立証できるのか?」

ということ?

人間の本質が「支え」
それはつまり、人間は本質的に世界の支えである
ということでいいのだろうか?

さらに広範囲に、

「人間は宇宙全体の、あらゆるものの支柱である」

「私は、宇宙全体の支柱である」

それを明らかに出来るのか?

また、この支えとは、物質的な支えなのか、精神的な意味なのか・・
そりゃあ、どう考えても精神的な意味だとしか思えない
・・でもシュタイナーだし何を言い出すか分からないのであって
精神的と限定できないかもしれない

そもそも精神的、物質的という分け方の通用する場と、
この問題提起の場は同じではない・・なんてこともありえる
へたをすると、全てを含んでいて

私は、物質的にも精神的にも、宇宙全体の支えである

となったりする
それ、私にとっての宇宙ということよね?
みんなにはみんなで、それぞれの宇宙ということでないと
あの人の宇宙の支柱が私だということになってしまう

問い2の、結論は問い1を肯定するかどうかにかかっている

もし問い1を肯定するなら、人間は自由だと結論できる
否定するなら、自由ではないことになる
それは、それぞれの人のスタンスによる

私は宇宙全体の支柱である
だから私は自由です

そんなことありえない
自由だなんて信じるのまぬけ

シュタイナーの言うことを真に受けていると
後者のような非難を受けることになり
それというのも彼の発想は
前者によるものだからである

でも前者の根拠はちゃんとあるということが
この本には書かれているはずなので
シュタイナーの言葉を真に受けたい人は
この本をちゃんと読んでおけば
自分を擁護することが出来るかもしれない(?)







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