北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【M-5撮影特報】富士学校開校70周年記念行事,普通科教導連隊特科教導隊機甲教導連隊(2024-07-21)

2024-07-28 20:00:37 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■戦車,前進よーい前へ
 観閲行進の迫力というものはどのように写真として記録するのかが毎回のように悩むところです。

 富士学校祭、撮影位置は毎回困るところなのです、定番ばかりを撮影してきましたので、工夫がほしいなあ、と思うところ。ただ、昨年はそれで失敗してしまったのですね、坂を上ってくる戦車、力強い74式戦車の情景を撮影しよう、といきごんでいたものなのだが。

 坂の上の雲、ではなく坂之上の撮影位置、しかし、まあ、考えが足りなかった、相応に迫力がある構図にはなったと思う、のだけれども観閲台後方のお手洗いが背景のようにしっかり写り込んでしまって、トイレと戦車では後で冷静に写真を見て迫力もなにもないもの。

 観閲行進を中心に撮影するには、望遠の圧縮効果で、日本にもこれだけの機械化装備があるのだ、というところを撮影したいものだけれど、かなしいかな戦車教導隊、いやいまは機甲教導連隊か、ここには戦車中隊はもう3個しかないのは残念だが、仕方ない、のか。

 機械化部隊を、それでもしっかりと撮影するには真正面にちかい位置から撮影するしか、望遠レンズの圧縮効果を最大限発揮するほかないのだよなあ、というところです。この場合、18-200mmレンズにするか100-400mmレンズにするのか迷うのだけれど。

 観閲台後方の高台から撮影する、ということも向かしためしたのですけれども、これも間延びするといいますか、画面上に戦車いがいのものが多く写りすぎてなんとなく迫力がない、となるとどうしても正面しかなくなる。これが富士学校祭撮影定番といわれるゆえ。

 今年の撮影位置は、さて。実は大変な失敗を。友人とともに夜明け前、ではないけれど結構早い時間帯に開門前の行列に陣取って待機していたのですが、ちょいとコンビニいてくる、と交互に交代して補給や手洗いにいっていたのです、けれども今年は、ちょっと。

 開門前の時間にローソンにいったつもりが、開門時間が繰り上げになって、有象無象の荷物を友人がしかたないなあ、と担いでくれたものの、小物が多く煩雑な、そして歩行速度のかなりの低下を友人に強いてしまって、ゆえに撮影位置確保に困難が生じてしまい。

 おいておくのは椅子だけにしてくれよ、と、いわれてしまいましたが、ホントにもうしわけないことしたなあ、と。そんなこんなで結果的に観閲台正面をじゃっかん外したような位置から撮影することになったのは激しい場所取り競争の結果というところで、すまん。

 機甲教導連隊に第4中隊が無くなり機動戦闘車中隊ができたのかあ、と素観閲行進のさいに知ることとなる、これとは別に第5中隊のかわりに戦闘中隊ができていたものですから、これ、戦闘中隊と機動戦闘車中隊とどうちがうのだろう、と素朴に思いまして。

 ウクライナの戦闘をみていると、すべて戦車だ、ということを毎日のように戦況報告を、イギリス国防省もISWアメリカ戦争研究所も現実をしめしていますから、普通科連隊にもカタい戦車なみの装甲車が必要とおもう今日この頃、大丈夫なのかなあ、と思う。

 紫外線が大変だ。そしてこの撮影位置、木立の木漏れ日がさしこむ立地ですので、標高が高い故に気温は常識の暑さの範疇で熱さというほどではないのですが、標高が高いので紫外線が痛い。すると思うのは、気候変動の時代ですからヒートストレスのこと。

 自衛隊は普通科も含めて機械化を進めて、徒歩機動によるヒートストレスで損耗しないよう、冷房の利いた装甲車で、下車戦闘のさいに光学照準機が曇らないよう配慮がひつようですけれども、そんなこともこの真夏の観閲行進をみた際に痛感したのでした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-大阪,京橋京阪ビルにオイスターバーと美味しいペスカトーレ

2024-07-28 18:10:49 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 暑いというより熱いところですが。

 京橋駅、この季節になると京橋駅というのはその昔、悪天候で実施されるかが微妙であった大阪湾展示訓練が、まあ、やれるかもしれないと始発の京阪特急に乗っていて、京橋手前で中止決定を知った、という事を思い出します。昔は毎年、展示訓練があった。

 オイスターバー、何を急に、と思われるかもしれませんが、京橋界隈というと串カツ屋さんとお寿司屋さん、というイメージがあったところで、ふと駅のいつも使わない出口からおりて、日陰を探していたのだ、歩いているとこんな看板が、急にめについて。

 牡蠣と魚介のトマトペスカトーレ、なんとなくトマトと魚介の気分、魚介は展示訓練の思い出と海を連想して、トマトは、最近酷暑で肌荒れになっている故にビタミンとリコピンから思い浮かべて、ひとつ食事をしてゆこう、と思い立った一品なのですよ。

 ペスカトーレ、海老とか貝とかを和えていて、まあ、冷静ではないので熱々なのだけれども京阪京橋駅ビルの一角ということで強めの冷房で熱々もいいんじゃないか、と頼んでみた、で、普通に熱々の方がパスタって美味しいのだなあ、と再確認した次第で。

 魚介、ということでぷりぷりした牡蠣を期待していたのだけれども、どうやら牡蠣丸ごとは入っていないようで、牡蠣殻に、こう、グラタンのようにクリームソースが湛えられていて、此処にちょっと牡蠣が入っている、そんな装いではあったのです。

 牡蠣、牡蠣かあ。LED電球が行儀よく並ぶカウンターの奥には大きくオイスターな感じのポスターがむき身の牡蠣が美味いという当然のことを紹介していますし、まあ、ランチパスタだけではここを建つのも何かもったいないものだなあ、と感じましてね。

 牡蠣シャルセットという、牡蠣と空母シャルルドゴールの生写真、ではなくシャルドネワインがせっとになったものとか、牡蠣専用ハイボールと牡蠣のセットがあるというので、ハイボールを注文しますと、こんなのが出てきました。さあ、第二幕開幕だ。

 牡蠣ハイボール、という。もちろんハイボールに生牡蠣が浮かんでいる訳では無く、生牡蠣とちょっとしたお酒のセットなのですが、まず、ハイボールの、柑橘系なので要するに牡蠣にひと絞りする柑橘系をイメージしているのかな、一口頂きまして。

 長崎県産の真牡蠣、長崎かあ、もう佐世保の随分行っていないなあ、佐世保の護衛艦いせ、だけはいろいろなところでお会いするのだけれども、とちょっぴり思い出したりする。牡蠣はこのほか江田島産が美味い、毎年練習艦隊出航の際に幾つも頂くし。

 真牡蠣、みなさんはどうやって頂くのでしょうか、わたしの場合は大きいものでもそのまま一口で、としています。ぶつ切りにして供するお店もあるようですが、そういうところは避けています、なにしろこの牡蠣、というのは身に旨みのエキスが詰まっていて。

 レモンをひと絞りするか、そのまま頂くかは迷うところなのですけれども、まあ、レモンはハイボールに更に絞り込むこととして、この滋味と磯の香と薄皮と、複雑な食感と香りと味覚の調和的なものですよね、牡蠣の美味さの説明の難しさは美味しいとだけ。

 魚イタリアン&オイスターRovin京橋さん、大阪市都島区東野田の京阪モール本館にありましてランチと牡蠣と一杯やって、二千円行かない、昨今の物価高ではちょっと一杯というにも気合が必要な今日この頃かもしれませんが、けっこう、いいお店ですね。

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日伊合同訓練ライジングサン24演習三沢基地で実施へ,ユーロファイター戦闘機とF-35A戦闘機等が参加

2024-07-28 07:00:11 | 国際・政治
■ライジングサン24
 ユーロファイター戦闘機が今月に続き来月も日本にやってくる。

 航空自衛隊はイタリア空軍との間でライジングサン24演習を実施します。これは昨年行われた小松基地での日伊合同訓練に続くもので、航空自衛隊の戦術技量の向上及び相互理解の促進を図るとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のための防衛協力の更なる深化を図ることが狙いである、と航空自衛隊は訓練の意義を強調します。

 青森県の航空自衛隊三沢基地が今回の訓練拠点となるということで、期間は8月6日から8月8日まで、ただ航空自衛隊によればその期間の前後に展開期間と撤収期間があるとのこと。そして三沢基地はF-16戦闘機を運用しているアメリカ空軍第35戦術航空団が展開しており、この訓練にはアメリカ空軍も参加する予定となっています。

 イタリア空軍はF-35A戦闘機4機とユーロファイター戦闘機4機、ここにKC-767空中給油輸送機1機とガルフストリームG-550-CAEW早期警戒機及びC-130J輸送機1機が参加、まあこれとは別に空輸支援にイタリア空軍の展開支援としてKC-767空中給油輸送機3機が飛来、KC-767は日本の航空自衛隊とイタリア空軍鹿装備していません。

 航空自衛隊はこの訓練に第3航空団のF-35A戦闘機4機と第1輸送航空隊第405飛行隊のKC-767空中給油輸送機1機を参加させるとしています。昨年のイタリア空軍は戦闘機としてF-35A戦闘機のみを参加させていますので、今回は此処にユーロファイター戦闘機が加わることとなり、アメリカのF-16戦闘機と併せ異機種の訓練が可能となります。

 三沢基地にて行われる訓練ですが、昨年もこの時期に石川県の小松基地にイタリア空軍のF-35A戦闘機やG-550-CAEW早期警戒機などを展開させ訓練に当たりましたが、経由地のフィリピンと日本の九州の間に台風がよこたわり、日本到着予定が幾度も延期されるということがありましたが、最終的に訓練は無事完了することとなりました。

 7月中にスペイン空軍戦闘機やドイツ空軍戦闘機にフランス空軍戦闘機、アメリカ軍の戦闘ヘリコプター部隊などが相次ぎ日本に展開し共同訓練を実施しており、ロシアと中国を念頭に欧州NATO加盟国の日本との防衛協力強化により、欧州地域への影響拡大を背景に自由主義圏諸国の連携強化を実績として積み重ねる目的があるのでしょう。

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