北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

中部方面隊創設53周年記念行事・伊丹駐屯地祭2013 PowerShotG-12撮影速報

2013-10-13 23:10:53 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆本日撮影、伊丹駐屯地祭2013

 本日、伊丹駐屯地祭へ行ってまいりました。EOS-7DとEOS-50Dとともに撮影に展開しましたが、取り急ぎG-12での写真を。

Chimg_7876 伊丹駐屯地祭は、本日、0800時の伊丹駅前にはシャトルバス乗り場前にかなり長い列が伸び、諦めて市営バスで伊丹駐屯地へ向かいますと、0900時の開門前にかなり長い列が伸び、ううむ、何処まで行っても行列か、とおもいつ並びますと意外に早く手荷物検査へ到達できました。

Chimg_7911 伊丹駐屯地には中部方面総監部が置かれており、同じく伊丹市に或る千僧駐屯地には第3師団司令部が駐屯、元来は朝鮮戦争における米空軍伊丹基地の拡大と共に駐屯地も集まり、今日では中部日本陸上防衛における一大拠点として育まれています。

Chimg_7921 もともと中部方面総監部は暫定的に宇治市の、現在の大久保駐屯地に置かれていましたが、京阪神地区の防衛には大阪中心部に近い地域への駐屯が必要、という観点から移転し今に至ります。そして伊丹が選ばれましたが、ここは空港の近く、朝一番からどんどんひこうしていました。

Chimg_7940 本日の伊丹市は晴天に恵まれ、絶好の駐屯地祭日和、というところでした。しかし、乾燥しきっていますと逆に車両が巻き起こす砂塵がきになり、カメラが損傷しないよう風向きに注意しつつ撮影地を選ばなければならないなあ、と思いつつ手荷物検査を経て駐屯地へ。

Chimg_7959 撮影位置は、どこにするべきでしょうか。式典会場周辺を歩きます、観閲行進を中心に撮影するならば経路沿いに、訓練展示を中心に撮影するのならば一般に開放されているスタンド席へ、どちらにするか考えた結果、やはり方面隊行事でなければ見れない装備もあるという事で観閲行進重視の撮影位置へ。

Chimg_7965 今年度の伊丹駐屯地祭は訓練展示が行われる、とのこと。一時期、周辺住民への配慮、と言いますか実際には苦情から訓練展示を全く行えなかった時期が続きましたが、近年は、もちろん火砲の空包使用には制限が無いともいえないのですが、訓練展示をおこなえるようになりました。

Chimg_7977 方面隊行事は、隷下の第3師団、第10師団、第13旅団、第14旅団と方面隊直轄部隊から代表の部隊が参加し、観閲行進の規模は師団行事相当、というところでしょうか。もう少し規模を期待したいのですが、伊丹駐屯地の広さに限界があるので仕方ありません。

Chimg_8068 仮に近傍の第3師団司令部が置かれる千僧駐屯地と、ここ伊丹駐屯地との間で、交通規制を引くことが出来、例えば西部方面隊のように市街パレードを行うことが出来たならば、これはこれで大変な注目と観客が集まる、と思うのですが、どうなのでしょうかね。

Chimg_8003 観閲行進は例年通りの装備でした。撮影は、EOS-7DとEOS-50Dに広角ズームと超望遠ズームを装着しつつ、予備としてG-12を三脚上に固定しレリーズにより一眼レフと同時撮影する、という方式で撮影です、2011年の東千歳駐屯地祭で初めて試しましたが、定番の撮影方法として定着しました。

Chimg_8036 G-12に広角部分を担当させますと、ズームレンズで様々な方向を撮影している際にとり逃す事がありませんし、広角ズームのEOS-7Dから超望遠ズームのEOS-50Dへ持ち帰る瞬間に、撮影を継続させておけば、やはりその刹那の撮影機会を逃すこともありません。

Chimg_8051 観閲行進の撮影を完了しますと、そのまま、撮影位置を転換するか少々考えました、前回の撮影の際には直ぐに訓練展示へ展開してしまい、移動の時間が無いように感じたのですが、訓練展示開始といわれつつも開始まで若干の時間がありました、今年もそう信じて、移動をすることに。

Chimg_8093 訓練展示は野戦方式で実施し、装甲化された仮設敵に対し、我が方も軽装甲機動車や戦車と火砲に誘導弾を中心とした部隊を投入、レンジャーや航空部隊支援と共に目標を制圧する、という内容でした。戦車と火砲も発砲、榴弾砲の射程が伊丹駐屯地から大阪城まで達すると放送され、驚きの声が上がる一幕も。

Chimg_8115 訓練展示の陣地転換は見事正解ですが、人が非常に多く、多少撮影の自由度は失われますが、ライブヴューア撮影により片手で上げて勘に頼る撮影法を取らざるを得ませんでした。しかし、角度の面から最初の位置から撮影するよりは良好な位置からの撮影となったように思います。

Chimg_8132 装備品展示は無人機などが今年も展示されましたが、最も注目は広帯域多目的無線機で、背負い式ですが、HF波とVHF波にUHF波のマルチバンド方式も新装備が展示されていました、聞けば先月入ったばかりという事で、操作端末がタッチパネル式であるところが注目でしたが、更に3kgと軽量なのも印象でした。

北大路機関:はるな

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コメント (2)
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