■鉄道の日常風景
今津駐屯地祭の速報記事を掲載しようと考えていたのですが、時間的に余裕が無いので明日掲載、本日は「まいづる」号などの日常風景を掲載したい。
二条駅に停車する、まいづる号183系。国鉄485系の系譜にある特急車であるが、新造車は国鉄特急として初めて自由席車にリクライニングシートを採用した特急車で、1973年度、鉄道友の会よりブルーリボン賞を受賞している。新造時からATCに対応しており、耐寒構造を採用するなど、登場当時は注目を集めた車両であるが、乗車してみると、座席から窓までが高く、景観を楽しむ配慮などは、もう少し出来なかったのか、と考えることもある。
東舞鶴駅に停車する「まいづる」号。183系は、そもそも房総半島の特急用に導入されたことから、東京の地下鉄部分乗り入れを想定し、貫通扉を設置している。しかし、編成短縮化などにより先頭車が不足し、485系特急車を改造して充当することもあったようだ。それでも先頭車は足りなかったとみえて、名鉄7500形中間車の運転台仕様のような外観の運転台を設置している。
西舞鶴駅に隣接して車庫に待機する北近畿タンゴ鉄道の車両たち。路線が非電化区間ということもあって、全て気動車となっている。特急タンゴディスカバリー号は、京都駅にも乗り入れている。天橋立までの観光特急という位置づけであるが、新世代特急ということもあり、車内は窓が大きく、まいづる号とは違ったという印象を受けた。このほか、タンゴエクスプローラ号も停車していたが、逆光で殆ど写らず、残念。
小浜駅に停車する125系電車。東舞鶴駅と敦賀駅を結んでいる。電化の際にコスト低減を目指し、変電所を極力少なくした設計の路線であるので、速度があまり出せない。このための配慮か、125系は両運転台方式のワンマン運転を想定しているが、車内にお手洗いを有し、223系に準じた転換式のクロスシート車という設計を採用している。
小浜駅に停車する除雪車。福知山か敦賀の車庫にいる車両だろうか。小浜線は2月に豪雪下、電車での突破を試みて、豪雪により立ち往生した経験があるが、残念ながら閑散区である小浜線は、保線設備などで同じ豪雪地域を走る北陸本線よりも荒天に弱い。あの日、このような除雪車があれば、とも考えたが、恐らくこの除雪車も、福知山線の機能維持に全力を発揮していたのだろう。
HARUNA
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