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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

東京急行電鉄東横線 新鋭5050系通勤電車大増発

2008-09-08 22:38:36 | コラム

■横浜⇔東京 5050系

 横浜から東京までの移動に東急電鉄を利用した。1954年にモノコック構造の5000系電車を投入し、ステンレス車導入でも先頭を行くなど技術的に注目を集めたのが東急電鉄である。今日では(前乗ったときと比べてですが)二代目5000系電車の系統が東横線では多く見かけられた。

Img_8747  横浜から渋谷までを250円という運賃で結ぶ東急電鉄。京都から北大路まで地下鉄を利用する運賃と同額で東京~横浜を結ぶ東急電鉄は、途中田園調布などの住宅街を走り、首都圏における重要な通勤輸送体系の一角を占めている。また、2012年には東京メトロの東武東上線・西武池袋線の相互乗り入れに対応する予定であり、首都圏複合私鉄輸送体系というべき路線網に前進している注目の私鉄だ。

Img_8739  東急9000系電車。1986年から導入が開始された通勤電車で、東急電車として初めてVVVFインバータ制御方式を採用し、ボルタレス台車構造となっている。車端部をボックス式クロスシートを採用しており、ロングシート部分に仕切りをいれるなどしている。写真は東横線の車両だが、大井町線でも運行されている。

Img_8746  同じく9000系。横浜の元町中華街行きと表示されている。東急電鉄は、田園都市線など、首都圏私鉄網でも屈指の乗車率を誇る過密輸送帯を運行しており、増便、ダイヤ充実を図っていても、通勤輸送という旅客需要の多さに対処するうえで、全車ロングシート車という体制を採っている。また、駅間の距離や運行本数の充実を重視したことで、営業速度は110km/hに留まっている。

Img_8758  5050系電車。2002年に田園都市線用に導入された5000系の東横線仕様が5050系であり、このほかに5000系の系列には目黒線用の5080系電車が導入されている。外見は非常に似ているが、5000系、5050系、5080系では乗り入れ路線の関係から車体幅が若干異なっている。

Img_8741  5050系は2004年から導入が開始され、既に144輌が整備されている。車両は東急車輛が設計開発したもの。車体は軽量ステンレス構造を採用しており、JR東日本のE231系の設計を流用している。もともとE231系は低コストの209系の設計を踏襲している車両、このため、5050系も低コストを実現しており、その早い更新整備にも寄与しているものといえる。

Img_8751  東急線の路線について、記載したい。東急電鉄は、100kmの路線を有しており、東横線が24.2km、目黒と日吉を結ぶ目黒線が11.9km、渋谷と中央林を結ぶ田園都市線が31.5km、そして五反田と蒲田を結ぶ池上線が10.9km、多摩川線が5.6km。こどもの国線が3.4km、三軒茶屋と下高井戸を結ぶ世田谷線が5.0kmである。

Img_8753  5050系に取り付けられたプリキュアのヘッドマーク。駐屯地祭、基地祭、航空祭などなどが行われるとm日曜日の早朝は鉄道か自動車にて移動展開中、ということが多いのだが、そのほかでも何も無い時は寝過ごすことの多い日曜。たしか、プリキュアは二人から三人に増強され、その後、リニューアルで五名にまぜ増強されたと聞いたのだが、今日では六名に増員された、ということのようで驚かされた。ヘッドマークは、その劇場版が11月8日に公開されることを示している。

Img_8764  特急が到着すると平日の昼間でも多くの乗客がホームに並んでいる。東横線は、山手線の渋谷駅と隣接しており、菊名駅で新横浜の一駅隣に停車する。なお、今回乗車したのは横浜の元町中華街駅から渋谷駅までであるが、5050系と9000系が撮影できた。このほか、東京メトロからの乗り入れ車両が走っている(角度的に撮影できず)。

Img_8770  列車は終点の渋谷駅へ到着。ブルーの車体は横浜高速鉄道のY-500系電車。隣に並ぶ電車は東横線用の5050系。見ての通り、東急5000系列にある電車である。5000系の系列は、やや傾斜した車体全面がスマートな印象を与え、近年の流行である、あまり目立たないように配慮された貫通扉が配置されている。

Img_8775  みなとみらい線は4.1kmの路線であるが、終点の元町中華街駅まで東急電車が乗り入れている。みなとみらい線の開業が2004年なのだが、開業以来、東急電車との相互乗り入れを実施している。終点渋谷駅。ホームにはY-500系が停車している。こうして渋谷に到着した小生は、乗り換えの為に山手線ホームへ急いだ。

HARUNA

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