駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

危険な中でわずかなビジネスチャンスを拾う

2017年07月01日 | 不動産業界

日本の土地の2割は所有者の所在が分からない 
 
ってのは国土交通省から最近発表されましたが 
 
その後別の機関から面積について発表がありましたが 
 
それには驚きましたね 
 
所有者に連絡が付かない土地の面積は九州より大きいそうです。 
 
これからの大きな政治テーマになりそうですね。 
 
でこの発表をした団体 
 
所有者不明土地研究会だそうです 
 
一瞬信憑性を疑いたくなりますよね 
 
なんせ私は昔トラブルになった 
 
書籍を売りに来た右翼団体 
 
この名前がナントカ研究会だったので 
 
それ以来この名前には本能的に警戒してしまいます。 
 
でも新聞が取り上げてる訳ですから大丈夫だろうとは思いますが 
 
念のためにネットで調べると 
 
この研究会ホームページが無いですね。 
 
今時ホームページも無い団体の発表をマスコミが取り上げる? 
 
大丈夫だろうか? 
 
なんて気になり 
 
更に調べると 
 
この団体の座長は 
 
こないだ小池さんに破れた増田さんですね 
 
だからマスコミは信用してるんでしょうね 
 
まぁしかし 
 
森友学園が安部晋三記念小学校を名乗ったように 
 
いかがわしい団体ほど信用付けに 
 
有名人を利用としようとしますので 
 
まだ分かりませんが・・・ 
 
まぁ今回は大丈夫かもしれませんが 
 
いずれにしても私達の仕事を長年してると 
 
どうしても疑い深くなります。 
 
疑り深くはなりますが 
 
だからと言って 
 
何でもかんでもはねて付けてはビジネスチャンスを失う事にもなりますので 
 
頻繁にやってくる怪しい話しも 
 
突っ込んで調べる事も良くあります。 
 
調べれば大体思った通りのいかがわしい話しなんですが 
 
ごく希に 
 
ビジネスにつながる事もあります。 
 
昔知らない人から電話がかかって来た事があります。 
 
で話すと 
 
いきなり 
 
お宅土地は買うの? 
 
って話しです。 
 
もちろん買い取りをしますが 
 
と答えると 
 
じゃ買って 
 
って言われました 
 
でもどこの土地かも分からないので 
 
教えて欲しいと言うと 
 
地番だけ教えて電話番号は教えず 
 
電話を切りました 
 
もう2度とかかって来る事もないとは思いましたが 
 
一応念のため調査をして 
 
準備をしてると 
 
電話がかかってきました 
 
いくらで買えるの? 
 
って 
 
怪しい話しですが 
 
一応買い取り価格を伝えると 
 
それでいいからすぐに契約して 
 
って話しでした 
 
で 
 
その契約場所は 
 
指定された場所に来るようにって事です。 
 
危ないと思いましたね 
 
でも 
 
一応心の準備をして行くと 
 
その場所は農家でした 
 
で 
 
そこのご主人が待っていた訳です。 
 
結果から言うと 
 
全て円満にまとまり 
 
その後もなんどか土地を買わせていただきました。 
 
この経験は 
 
それまで疑う一方だった私には大きな勉強になりました。 
 
まぁしかしだからと言って 
 
一般の人は絶対に美味しい話しにひっかかっては行けませんね。 
 
私自身はその後も 
 
たくさんのいががわしい話しから間一髪で逃れた事があります。 
 
一番危なかったのは 
 
10年来の付き合いの不動産屋からの話しでしたね。 
 
その人の知合いが 
 
翌日どうしても500万要るから朝一番で自宅の買い取り契約をして欲しいって話しでした 
 
でも調査する時間がないので 
 
その事を伝えると 
 
知合いの不動産屋は 
 
俺が保証するから 
 
って話しでした。 
 
まぁしかしここは引きましたね 
 
とにかく調査をしないと契約する気は無い 
 
って伝えると 
 
じゃ他に回す 
 
なんて言って電話を切りましたが 
 
翌日念のため調べると 
 
謄本はグチャグチャ 
 
その後その知合いの不動産屋は行方不明となりました。 
 
まぁそんな感じです 
 
危険と隣り合わせで生きる 
 
これが不動産の世界です。 
 
甘い気持では 
 
絶対に務まらない 
 
そんな厳しい世界です

コメント
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