私は3人の子供の名前を付けましたが
その時一番気を付けたのが
フリガナをふらなくても読める
つまり難しい字や、複数の読み方があると
いちいち説明したりフリガナを書いたりしなければなりません。
その事に費やす時間は一見僅かなように見えて
一生それを行う事を考えると
膨大な時間のムダとなります。
ですから私はその事にこだわったのです。
でも・・・もしかしたら私間違っていたかも知れません。
先日私は横浜に住む門中の先輩と食事をする機会がありました。
門中と言うのは沖縄の人以外には分かりにくい制度です。
説明が長くなりますので省略しますが
簡単に言えば、死後、同じ墓に入る人たちです。
そして原則として同じ門中は同じ姓を名乗ります。
で私の門中の人間は全員川端って事になります。
でもこの川端って苗字
沖縄らしくありませんよね。
実は沖縄は戦争で戸籍が焼失したため
戦後戸籍の再作成が行われたのです
その時自由に姓名を変える事が出来たため
私たちの先祖は
川端って姓にしようって決めた訳です。
理由は
その前の苗字は本土の人が誰も読めなかったから
で元の苗字
真境名と書きます
読み方は マジキナ
つまり私の本来の苗字は川端ではなく真境名です。
私はその人に会うまで
奇妙な苗字から分かりやすい名前に変えた先祖に感謝していました。
でも
それ
多分変えない方が良かったですね。
その門中の先輩が差しだした名刺
あえてその難解な苗字を使っていました。
一見不便なようで
この名刺を差し出すと
必ずその話題に入ります
て事は
常に
初対面の人に
自分について説明するチャンスを頂けるって事です。
これ
ビジネスではもの凄く有利に働きますよね。
実際
その名刺を使ってる先輩
大成功しています。
もし私にもう一人子供が出来たら
今度は
思いっきり
難解な名前を付けようと思います。