気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

富良野 原始が原の松浦武四郎通過の地2011年7月1日

2013-05-03 21:47:23 | 旅行
 芦別から富良野に着いた。宿は予約していないので、探す。当初、日本でも2人しかいない函館出身の手廻しオルガンの製作者谷目基さんが作ったオルガンのあるというペンション(自然舎)に泊まれたら良いな~と思ったが、富良野鹿討にあるそのペンションまで行ったが、誰もおらず、携帯を入れたが、やはり不在。後でオーナーの方から連絡が入ったが仕事で外出だったとのこと。残念ながら、その所を離れていた。富良野駅付近の旅館に宿泊。(谷目さんのオルガンにも会いたかったな~心残り・・・)
1日、早朝に出発した。松浦武四郎の通った原始が原の地を訪ねるためでした。
宿のご主人に中富良野から原始が原登山口までのルートを聞いていたので、べべルイ、鳥沼公園を目標に進む。途中、富良野ゴルフ場の横を通り、以前、フラヌイ温泉に宿泊した際、下見したことのある「ニングルの森」に入った。  
林道を進み、広場には立派な管理棟があった。
 駐車出来るスペースは結構広い。
原始ヶ原標高は1040mにある高層湿原。安政5年(1858)松浦武四郎は旭川からチクベツのアイヌ人酋長のクーチンコロなどを案内に、美瑛川を上って、上富良野、空知川水源を超えて十勝に抜け踏査を行ったとのこと。(サホロダムの奥に武四郎の野営の石碑がある。)また、十勝の清水町人舞の岸田農場内には武四郎の宿営の石碑がある。
べべルイについては「水たまりが群がって存在する筋の所」という意味だそうです。
また、通過の地の木柱は平成6年5月に富良野山岳会が建立されたとのこと。
 登山口の左側に祠がある。そこで安全祈願をし、登山届を済ませて出発。

入林記入ボックス  
 原始が原への登山道は鬱蒼とした森林があったり、
天使の泉
ではニングルも甘露な水を飲んだのでは・・・と私たちもここで一休み。

ルートには林間コースと滝巡りコースがあるが、滝コースは橋の崩落で全面通行禁止になっている。
 勿論私たちは最初から林間コースを予定していた。(滝コースは知人のsakagさんが彼のホームページ『一人歩きの北海道山紀行』にアップされている。沢登もすごい方なので、滝コースは私たちには無理。)
濃いガスでいろいろな滝も木々の間にかすんで、水墨画のような感じ。丸木橋は高所恐怖症の私には例え50㎝の高さでも足がすくむ。橋の下を勢いよく小滝が流れている。そこでなぜか腰につけていた虫よけの蚊取り線香の蓋が外れてしまい、丸木橋の下に落ちてしまった。蓋は岩に引っかかったが、流れは勢いが良いので取る勇気はない。(のめり落ちそう!!)こんな道もある。
丸木橋を渡る  
急な登りもあるが、原始が原まで後二十mとか布礼別の滝など要所要所に案内がある。 原始が原まで20mの案内
そして富良野岳分岐点を過ぎると間もなく広い平地になり、目的地の「松浦武四郎通過の地」に到着した。
汗を流した分、到着した喜びは言葉にならない・・・「松浦武四郎の通過地」に今いるという・・・満足(自己満足かな)。
原始ヶ原から富良野岳が見えるはずだが・・・残念ながら濃霧で山影は目にできなかった。
出会った花
ウコンウツギ 
ゴゼンタチバナ 
ベニバナイチヤクソウ   
モウセンゴケ    
石楠花 猩々袴

原始ケ原の森林の懐の中で思う存分新鮮なフィットンチンドに浸り、滝の音、水の流れの1/f効果を満喫して、気持ちの良い時間を過ごした。山を下って、富良野岳を水源とする原始の泉で冷たい水で喉を潤し、自然の恵みに感謝。
 次の目的地のために桂沢を通り、三笠から高速道路を利用して夕方、千歳のホテルに到着した。
  


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2 コメント

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ようやくですね! (sakag)
2013-05-04 06:36:14
お疲れ様でした。ようやく辿り着きましたね。
拙サイトにここのことを書いたときにコメントをいただいたのが懐かしいです。
松浦武四郎の足跡を訪ねる中でも、ここは結構大変な所ですね。
今年は、どの辺りへ?
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原始ヶ原ようやくでした (harpbaba)
2013-05-04 23:08:32
sakagさん、コメントありがとうございます。
車では到達できない山奥は一年、一年大変になり、原始ヶ原行けてよかったです。今年は愛別の石垣山が夢です。またホームページ参考にさせていただきます。
それと昨年5月に静内真歌に新設された「松浦武四郎顕彰碑」が目標です。
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