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オオバナノエンレイソウ。ユリ科エンレイソウ属。
日本のエンレイソウ属、エンレイソウ、ミヤマエンレイソウとこのオオバナノエンレイソウとが基本3種とされる。
通常の植物は染色体2組をもつ2倍体だが、エンレイソウの仲間で2倍体なのはこのオオバナノエンレイソウだけで、エンレイソウ、ミヤマエンレイソウは4倍体、種間雑種には3倍体や6倍体もある。
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ミヤマエンレイソウ。ユリ科エンレイソウ属。
ミヤマエンレイソウは日本全土に分布する。
ミヤマエンレイソウの学名には明治の植物収集家・須川長之助の名がつけられている。ミヤマエンレイソウ以外ではミネカエデ、イヌシデ、ミヤマイボタ、ウサギギクなどがある。和名では「チョウノスケソウ」がある。
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シラオイエンレイソウ。ユリ科エンレイソウ属。
「オオバナ」と「ミヤマ」の白花同士の種間雑種がシラオイエンレイソウである。4倍体のミヤマと2倍体のオオバナとから3倍体と6倍体のシラオイが生まれる。3倍体のシラオイは両親より大型になるが種子は作れない。6倍体のシラオイは大型にならないが種子は作れる。ここのシラオイエンレイソウは6倍体の方。
シラオイには花弁の縁が波打つのと雌しべが雄しべより長くなるという特徴がでる。