井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

森林総研の春2

2014年05月18日 | 日記


ガマズミの芽吹き。スイカズラ科ガマズミ属。
ミヤマガマズミが寒地系であるのに対してガマズミは暖地系。北海道も太平洋側には分布するが、日本海側では自生種は見られない。
ミヤマガマズミの若枝は無毛だが、ガマズミの若枝には毛が多い。
同じガマズミ属のオオカメノキの花序には装飾花がつくが、ガマズミ、ミヤマガマズミには装飾花はつかない。



ミズキの芽吹き。ミズキ科ミズキ属。
展開したばかりの葉は淡緑色で白い毛が密生する。
若枝が紅紫色を帯びていてミズキの特徴となっている。



ユリノキの芽吹き。モクレン科ユリノキ属。
芽鱗が割れて特徴のある葉が姿を見せる。その葉の形が「半纏(はんてん)」に似ているというので「ハンテンボク」の別名がある。
昨年の果穂がまだ残っている。果穂の内側についていた翼果は飛んでしまって、外側の翼果だけが残ってコップ状になっている。
コメント
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