井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

日高富川オコタン川畔の春3

2014年05月23日 | 日記


エゾタンポポ。キク科タンポポ属。
北海道でも都市部で見られるタンポポの殆どは帰化種のセイヨウタンポポである。
セイヨウタンポポに対して在来種のタンポポを「日本タンポポ」と呼ぶ人もあるが正式な和名ではない。
在来タンポポには地方型があり、「関東」「関西」「東海」などの地方名がつく。北海道のものは「エゾタンポポ」である。
セイヨウタンポポと在来タンポポの見分け方、総苞片が反り返るのが「セイヨウ」で、反り返らないのが「在来」。エゾタンポポの総苞片も反り返らない。
北海道では「タンポポの花は黄色い」というのが常識だが、西日本には「シロバナタンポポ」がある。



オランダガラシ。アブラナ科オランダガラシ属。
明治の初めに野菜として持ち込まれた帰化種が野生化した。一般名は「クレソン」。
繁殖力が大変強く、切った茎を水に入れておくと容易に発根する。その繁殖力の強さから「要注意外来生物」に指定されている。



クサソテツ。イワデンダ科。
湿地や明るい草地に群生する。
根茎には直立茎と匍匐茎とがあり、匍匐茎を長く伸ばしてところどころで直立茎を出す。
若芽は「コゴミ」の名で親しまれている山菜である。
栄養葉と胞子葉とをだし、胞子葉が雁の足に似るところから「雁足(がんそく)」の別名がある。
コメント
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