井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

森林総研の春4

2014年05月20日 | 日記


ミヤマエンレイソウ。ユリ科エンレイソウ属。
白い内花被3個と緑色の外花被3個の大きさの差が小さく、首を傾げるように横向き~下向きに咲く。オオバナノエンレイソウと違って全国に分布する。



オオバナノエンレイソウ(4数性)。ユリ科エンレイソウ属。
エンレイソウ属の学名(トリリウウム)は3数性を表す。
内花被も外花被も3個である筈なのだかこの株にはそれぞれ4個ついている。葉も4枚が輪生している。
4数性の株だけでなく、時には2数性のエンレイソウも現れる。こうした異常な株が生じるのはオオバナノエンレイソウに多いように思うが、他のエンレイソウにも出るのかどうか良くわからない。



ナガハシスミレ。スミレ科スミレ属。
地上茎をもち托葉が櫛の歯状に裂けるタイプのスミレで、距が長く斜めに伸びているのが最大の特徴。
その特徴から「天狗スミレ」の別名もある。
コメント
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