きらきら輝く冬の陽

2014-12-24 06:20:53 | 日記
12月23日
夜中、また雪になっていました。

目が覚めるままに読みかけの本を開き、「赤毛のアン」の残りを読み終わりました。

今、3冊の本を平行して読み進めているのですが、
TV「花子とアン」以来ずっと「もう一度読もう」と思っていたのがこの「赤毛のアン」です。

昔~アンシリーズを読破した時代があったのですが
その時、「モンゴメリーの作品ってこんなのだったのか・・!」と目からうろこの感がありました。
読んだつもりの子供向けの「赤毛のアン」にも・・・!? 
本当はどんなの と疑問をもち
そして、
子供版じゃないのを知らないから読んでみようと思って買った本です。
そのとき読んで以来です。実に36年ぶりでしょうか?

前回はきっと細かい筋の運びを追いかけていたのでしょうが、
今回は 細やかな描写に注意を払ってアヴォンリーの自然や風景を想像し・・
そして この近くの風景と重ねて読み進めていました。

少女時代の心理も 昔の自分や教え子と重ね合わせて・・
1ヶ月かけて 382頁をゆっくり楽しみました。






マシュウが亡くなる前後記述が あらためて深く心に響いてきます。

p.374
・・この世の銀のような平和な美しさ・・・悲しみがおとずれる前の最後の夜
その悲しみの冷たい、神聖な手にさわられると人生は二度と、もととおなじにはならない・・


P.380
「・・曲がり角を曲がったさきになにがあるのか・・・わからない・・
・・・でもきっといちばんよいものが・・・
・・・光と影があるのか・・・どんな景色が・・・・・丘や谷が・・・
・・・それはわからないの」






未明かなり降っていた雪も 明け方止んできました。
・・また20cmぐらい積もったようです。









そして久しぶりに晴れた冬の午後、
部屋の奥深く陽射しが入り込んで 隅々まで明るく照らしています。