胸を打つ 両の瞼は開かずも
心の眼で弾く 盲目のピアニスト
7日(土)
館林市文化ホールでの群馬交響楽団コンサート
オール・ベートーヴェン・プログラムに行ってきた。
主催は館林市のセント・メセナの会 館林市のいろいろな企業が作っている会で
奉仕の精神により、地域社会に貢献することを目標に質の高い文化・芸術を提供するという。 招待券に応募したら、当選として、招待券を送ってくれた。
曲目は
ベートーヴェン/ エグモント 序曲
/ ピアノ協奏曲第一番ハ長調 op.15
/ 交響曲第6番 へ長調 op.68 「田園」
指揮者の方が、オールベートーヴェンというのは、珍しいですよ。と云われたが
これも又良かったと思う。
二番目のピアノ協奏曲はピアノ演奏が 生後直ぐに小児ガンで失明した盲目のピアニスト 梯 剛之(Kakehashi Takeshi)
ベートーヴェンの難解の指ずかいを要求される曲を楽譜なく 指揮者も見ず 他の楽器と協奏する。これは大変なことだと思う。終わって一段と高い拍手を受けたのもうなずける。
心の眼で見るなんて書いたが、心の眼なんてどこにあるのか、どのように使うのか
私には分からない。
我々 健常者は人生を何か怠けている気がするコンサートだった。